HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。世界で香港問題への対応が広がる中、米国では感染者数が最大の増加、またワクチンをめぐるレースにも変化が起こっています。今日もDaily Briefでグローバルニュースをお届けします（英語版はこちら）。
- 米上院は香港問題をめぐる中国への制裁を可決した。この法案はこれから、ドナルド・トランプ大統領が署名の可否を判断することになります。一方、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、自国の既存の難民法は香港住民に適用されると述べ、オーストラリアは香港住民に対する安全な避難所ビザを選択肢として用意することを検討しているとしています。
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The US Senate finalized China sanctions over Hong Kong. The legislation now heads to president Donald Trump to sign. Meanwhile, German chancellor Angela Merkel said her country’s existing asylum laws apply to Hong Kongers, and Australia is considering options for safe haven visas for Hong Kong residents. - 米国では、1日当たりのCOVID-19感染者数の増加が最大に。水曜日（1日）には新たに5万600人以上の感染者が報告され、より多くの州が屋内ビジネスの閉鎖を命じました。しかし、6月の雇用統計が明るい内容だったため、マーケットは活気に包まれました。
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The US had its biggest single day increase in Covid-19 cases. More than 50,600 new cases were reported Wednesday, and more states ordered indoor businesses closed. But a sunny jobs report for June kept markets in the green. - Modernaのワクチンは問題にぶつかった。米バイオ医薬ベンチャーのModerna（モデルナ）は3万人を対象にした第3相治験の開始を延期しました。一方で、中国のCanSino Biologics（カンシノ・バイオロジクス、康希諾生物）が開発するワクチンの、驚きのフロントランナーとしての地位は、中国の製薬業界にとって大きな飛躍を意味しています。
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Moderna’s vaccine hit a snag. The pharmaceutical company has delayed the start of its 30,000-person Phase 3 study. Meanwhile, CanSino’s vaccine’s surprise frontrunner status represents a big leap forward for China’s pharmaceutical industry. - Teslaは良い1週間を過ごしている。四半期ベースの販売台数が予想を大きく上回ったことで、まもなくS&P 500に採用されるとみられている米自動車メーカーのTesla（テスラ）の株価は、時価総額でトヨタを抜いて世界で最も価値のある自動車メーカーとなったわずか1日後に急騰しました。Teslaはまた、ドイツの製薬会社、CureVac（キュアバク）が開発中のCOVID-19ワクチン用のモバイル分子プリンターも製造していると述べました。
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Tesla is having a good week. A big beat on quarterly sales lifted its stock, which is likely to join the S&P 500 soon, just one day after its market cap surpassed Toyota’s—making Tesla the world’s most valuable car maker. Tesla also said it is making mobile molecule printers for a Covid-19 vaccine under development by Germany’s CureVac. - Lemonadeが大成功のIPO。SBG（ソフトバンクグループ）が出資する米オンライン保険会社、Lemonade（レモネード）の株価は、取引初日に2倍以上になりました。
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Lemonade had a gangbusters IPO. The stock price of the SoftBank-backed online insurer more than doubled on its first day of trading. - ミャンマーのヒスイ鉱山が土砂崩れで埋まった。これまでに少なくとも162人の死亡が確認され、この地滑りによる犠牲者は200人におよぶ可能性もあります。
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A mudslide buried a Myanmar jade mine. At least 162 and perhaps as many as 200 miners were killed in the collapse.
Mapping fireworks desserts
アメリカの花火砂漠
米国では何千もの場所で花火を販売しています。米国の独立記念日である7月4日までの数週間は、花火が最も売れるピークシーズンであり、いくつかの地域では、合法的に花火を販売できる1年で唯一の期間になります。今年は、違法な花火についての苦情が、6つの主要都市で増加しています。どうやら、あなたができる最善の方法は、販売者から遠く離れることのようです。
Quartzでは、企業のウエブサイトやYelpから、7,000以上の花火販売店の場所を収集し、米国で合法的に花火を販売する店から最も遠い地域、つまり米国の花火砂漠を割り出しました。
You asked about inflation
今はインフレ？
パンデミック下でのデフレとインフレについて質問です。中央銀行の支出が原因でインフレに向かっているのでしょうか？ それとも需要の減少でデフレに向かっているのでしょうか？ （Borisさんからのご質問）
回答者：良い質問ですね。インフレ率は、CPI（消費者物価指数）として知られる、典型的な商品やサービスを集めた「バスケット」の費用が、時間の経過とともにどの程度変化するかに基づいて計算されます。しかし、COVID-19は、スーパーでの食料品の購入の増加や、交通費の減少など、人々がお金を使うものを根本的に変えてしまったので、インフレ率の測定は通常時よりもさらに難しくなってしまいました。最近の研究では、新型コロナにアジャストした新たなインフレ率の計算に取り組み、政府が報告している以上に高いインフレが起きていることを示唆しています。
しかし、米国政府の公式な数値を見てみると、消費者物価指数は、3カ月連続で低下しており、ドルが4月などよりも5月の方が多く買われていることがわかります。これは、現在、デフレが起こっていることを示しています。まとめると、我々は未知の領域にいるということ、また、パンデミックの間はインフレ率の数字はほとんど意味をなさないということを理解しておく必要があります。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 日本の火山が爆発しそうだ。当局は桜島の噴火の規模が例年よりも大きくなる可能性があると警告しました。
- 『ダ・ヴィンチ・コード』にはさらにどんでん返しがある。著者のダン・ブラウンの前妻は、ベストセラー小説の設定を思いついたのは自分だと主張しています。
- 研究者たちは歯のエナメル質の構造の謎を明らかにした。この発見は、いつの日か、虫歯の予防や治療に役立つかもしれません。
- カナダの鳥が曲調を変えた。ノドジロシトドの鳴き声の変化は比較的早く起こりました。
- 無観客のスタジアムがスポーツの結果に影響を与えている可能性。データによると、ファンがいないことが一種の「負のホームアドバンテージ」を生み出しているようです。
【今日の夕方は…】
今日のPMメール、New Normalは、「加速する小売業界の進化」についてお届け。これまでも小売業界はインターネットととともに変わってきていましたが、COVID-19のパンデミックによって、業界にはさらなる変化が起こっています。新たな生活様式に密接になりつつあるその最新状況を、まとめてレポートします。
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