Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっているニュースをまとめてチェックしましょう。
- アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領がアラブ首長国連邦に姿を現した。週末に突然カブールを脱出して以来、行方不明となっていました。一方、ジャララバードでは、反タリバン派の群衆に向けて発砲があり、デモ参加者2人が死亡、12人が負傷しました。また、カブールでは、逃亡するアフガニスタン人がタリバンの検問所に足止めされ、国外へ避難するための航空機が空席のまま出発する状況が続いています。
Afghan president Ashraf Ghani turned up in the United Arab Emirates. He had been MIA since abruptly fleeing Kabul over the weekend. Meanwhile, two protestors were killed and 12 wounded in Jalalabad when gunmen fired into an anti-Taliban crowd, and in Kabul evacuation flights continue to leave with empty seats as fleeing Afghans encounter Taliban checkpoints. - タリバンはインドとの貿易を停止した。パキスタンを経由した貨物の移動は停止しており、インドがアフガニスタンのインフラプロジェクトに投資した30億ドル（約3,200億円）はどうなるのかという疑問が生じています。
The Taliban stopped trade with India. The movement of cargo through Pakistan has been halted, raising the question of what will happen to the $3 billion India has invested in Afghan infrastructure projects. - フレンチ・リヴィエラの山火事で2人死亡。さらに27人が負傷し、1,100人以上の消防士が現在も消火活動を続けています。
The French Riviera wildfire killed two people. An additional 27 have been injured and more than 1,100 firefighters are still working to contain it. - テンセントの第2四半期の利益は29％増加した。また、中国のゲーム・ソーシャルメディア企業であるテンセント（Tencent、騰訊）は、中国政府による新たな規制（テンセント、アリババ＝Alibaba、阿里巴巴、ディディ・チューシン＝Didi Chuxing、滴滴出行＝の間ですでに緊張関係の火種となっているもの）が市場に影響を与える可能性が高いことを示唆しました。
Tencent saw a 29% profit increase for Q2. The Chinese gaming and social media company also signalled that new regulations coming from the Chinese government—already a source of tension between Tencent, Alibaba, and Didi—are likely to affect the market. - ロビンフッドのIPO後初となる収益を支えたのは、暗号取引だった。投資アプリを運営するロビンフッド（Robinhood）の四半期収益は前年同期比131%増となりましたが、取引アプリは依然として5億200万ドル（約550億円）の純損失を計上しています。
Crypto trading bolstered Robinhood’s first post-IPO earnings. The company’s quarterly revenue jumped 131% year-over-year, but the trading app still reported a net loss of $502 million. - バイデン政権は米国人にもう一回ワクチンを打ってもらいたい。米国では9月20日から、米ファイザー（Pfizer）または米モデルナ（Moderna）のワクチンを接種した18歳以上のすべての成人に、ブースターショットを提供します。
The Biden administration wants Americans to get another jab. Starting on Sept. 20 the US will offer a booster shot for all adults 18 and older who received the Pfizer or Moderna vaccines.
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What to watch for
テスラ「AIデー」開催
テスラ（Tesla）は、「Autonomy Day」（2019年）、「Battery Day」（2020年）に続いて、本日（19日）、「Artificial Intelligence Day」を開催します。今年のイベントの注目すべき点をご紹介します。
💼 「AIデー」は、個人投資家向けというわけではない。テスラは、他のあらゆる主要テクノロジー企業（および自動車メーカー）とのあいだで、人材獲得のために激しい競争を繰り広げています。「AIデー」は、その最も優れた（最も技術的な）仕事を披露する場となります。CEOのイーロン・マスクは、「最高のAI人材をテスラに入社させることが唯一の目標です」と語っています。
🚙見て、レーダーがないよ。テスラによると、モデルYとモデル3には、自動運転のためにカメラとニューラルネットワークのみ使用しているとのことです。他の自動運転企業は皆、余分なレーダーやライダー（LIDAR）などのセンサーが必要だと主張していますが、テスラはそうではありません。
🖥自動運転向けスパコン「Dojo」。テスラは、オートパイロットと完全自動運転のニューラルネットワークのトレーニングに活用するため、大量のスーパーコンピューターを必要としています。自社製のチップと斬新なコンピュータ・アーキテクチャを持つ「Dojo」は、次世代スーパーコンピューターとなるでしょう。
Mapping manufacturing plants
電動スクーター競争
インドの配車サービス大手、オラ（Ola）が、8月15日に電動スクーターを発表したとき、既存の競争力を考えれば、この市場での勝利は十分に可能と思われました。しかし、この20年で世界最大の二輪車メーカーとなったインドのヒーロー・モトコープ（Hero MotoCorp）は、来年初頭までに電動モデルを発売する予定です。
同社は、インド国内に6つの工場を持ち、年間総生産能力は1,160万台に達します。専門家は、ヒーロー・モトコープがコストを抑え、競争力のある価格で製品を販売するためには、この大規模なスケールが有効であると述べています。QuartzのAnanya Bhattacharyaは、オラがはるかに大きなライバルからどういった事態を予測できるかについて、詳しく述べています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- アフガニスタンはニューヨークの金庫に22トンの金を持っている…。米国はアフガニスタンの資産を凍結したので、タリバンは手を出すことができません。
- ...一方、パランティア（Palantir）は最近、5,070万ドル（約55.6億円）の金塊を購入した。データ分析企業である同社は、「予期せぬ出来事」に備えているそうです。
- アスピリンが特定の乳がんの治療に役立つ可能性がある。研究者たちは、この鎮痛剤によって腫瘍が免疫療法薬の影響を受けやすくなるかどうかを調べています。
- 天の川銀河の「腕」の一つから、若い星の集団が分裂している。このような配列を天文学者が見たのは初めてのことです。
- ぜひ、アートに触れてみてください。オランダ・ユトレヒトのセントラルミュージアムの新しい展示では、既存のアートの3Dモデルを、音や匂いも含めて紹介しています。
📺 8月から新しいウェビナーシリーズがスタートします。米テックシーンの最新情報を伝えるメディア「Off Topic」とのコラボレーションでお届けする全4回の新シリーズ、第1回は8月26日（木）に開催。詳細はこちらから。参加申込はこちらから受け付けています。
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