Daily Brief：フェイスブック、勝負の１週間

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをまとめてお届けします。

1. フェイスブックの内部レポートには、インドへの悲惨な影響が詳細に記されていた。フェイスブックの内部告発者によって表面化した最新の文書には、同社が最大の市場であるインドで、誤情報やヘイトスピーチ、暴力を助長する可能性のある投稿への対策を怠っていたことが記されています。
   Facebook’s internal reports detailed its dire impact on India. The latest documents to surface in the Facebook whistleblower leak show how the company failed to combat misinformation, hate speech, and calls for violence in India, its largest market.
2. 中国のデルタ株感染が11地域に拡大。一部の都市ではバスやタクシーの運行を停止しており、10月31日に予定されていた北京マラソンは中止、武漢マラソンは延期となりました。
   China’s delta outbreak has spread to 11 provinces. Some cities are suspending bus and taxi services, while Beijing’s marathon scheduled for Oct. 31 was canceled and Wuhan’s marathon was postponed.
3. 中国で、宿題やオンライン指導を制限する法律が可決された。家庭教育促進法では、地方政府に子どもの学習負担と家庭の教育コストという「2つの重圧」を緩和させる役割を負わせ、親は子どもに休息や運動の時間を与えるよう求めています。
   Beijing passed a law limiting homework and online tutoring. The new law puts local governments in charge of relieving the “twin pressures,” and asks parents to give kids time for rest and exercise.
4. 米国と台湾の当局者は、台湾が国連に「有意義に参加」する方法について話し合った。この会談は、国際社会で台湾を支持する声が高まっていることを示すもう一つの指標でもあります。
   US and Taiwanese officials met to discuss how the island can “meaningfully participate” in the UN. The talks are another indicator of the international community’s increasingly vocal support for Taiwan.
5. コロンビアが、世界で「最も恐れられている」麻薬密売人を逮捕した。オトニエル（Otoniel）として知られるダリロ・アントニオ・ウスガ（Dairo Antonio Usuga）は、国際的なコカイン流通などの容疑で、米国でも指名手配されていました。
   Colombia captured the world’s “most-feared” drug trafficker. Dairo Antonio Úsuga, known as Otoniel, was also wanted in the US for international cocaine distribution and other charges.
6. サウジアラビアが、2060年までにネット・ゼロを達成する計画を発表した。それと同時に、世界最大の石油輸出国であるサウジは、開幕が迫る国連気候変動会議を前に、化石燃料への投資を制限しようとする圧力に抵抗しています。
   Saudi Arabia announced plans to reach net zero emissions by 2060. At the same time, the world’s top oil exporter is resisting pressure to limit its fossil-fuel investment ahead of the upcoming UN conference on climate change.

👂 Daily Briefを英語音声でも。上のボタンから、英語学習などにぜひお役立てください。

What to watch for

イメージアップなるか

フェイスブックは、次から次へと発生する「世間の批判」に対応するため、今週は忙しい日々を送ります。

🇬🇧 内部告発者のフランシス・ホーゲン（Frances Haugen）が、ソーシャルメディアを規制するための法案をまとめている英国議会のオンライン安全法案委員会で、月曜日（25日）に証言します。

📈📉 また、フェイスブックは月曜日の市場の取引終了後に第3四半期の業績を発表します。金曜日（22日）には、スナップ（Snap）が自社の収益が予想を下回った原因をアップルの最近のプライバシー規約変更にあると指摘。この変更は、フェイスブックのモバイル広告事業にも影響を与える可能性があり、フェイスブックの株価は5.1%下落しました。

🤖 CEOのマーク・ザッカーバーグは、木曜日（28日）に開催されるバーチャルイベント「Facebook Connect」で、彼の好きなテーマであるメタバースについて語ります。

❓ 木曜日か、あるいはその前に、フェイスブックはイメージアップのための新名称を発表する予定です。

Amazon unseats FedEx

アマゾン、配送に注力

アマゾンは、フェデックス（FedEx）を抜いて米国で第3位の荷物配送業者になりました。アマゾンが配送事業に参入したのが2014年であることを考えると、この結果は目を見張るものがあります。

これまでのところ、アマゾンロジスティクス（Amazon Logistics）は、米国の荷物配送のライバルに収益面で追いつくことができていません。 しかしそれは、主要顧客である親会社のアマゾンに、市場価格以下の料金でサービスを提供しているから、ということだけが理由かもしれません。アマゾンロジスティクスは、1個の荷物を配達するごとに約4.28ドル（約486円）の収入を得ているのに対し、UPSは12.19ドル（約1,385円）、フェデックスは17.95ドル（約2,039円）を得ています。

SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

1. アルゼンチンの裕福なコミュニティーは、かわいいけれど巨大なカピバラと衝突している。カピバラの生息地である湿地帯に豪華な住宅が建てられたため、交通事故やペットとの喧嘩が発生しています。
2. NASAのトップは地球外生命体がいる可能性が高いと考えている。米NASAの長官であるビル・ネルソンは、宇宙の広大さを前提に、「他の惑星の地球が存在する」と信じている、と話しました。
3. ミイラ化の技術は、私たちが考えていたよりも古かった。最近発見されたミイラによると、古代エジプト人は従来の説より1,000年も前から、高度な技術を使っていたようです。
4. 獅子座の人は他の星座よりもワクチンを接種する確率が高い。米ユタ州ソルトレークシティーの当局者の分析によると、さそり座の人は最もワクチン接種を受ける可能性が低いことも分かりました。
5. 日本で冷凍魚の自動販売機が人気。COVID-19の感染リスクを避けたい消費者は、ボタンを押すだけで魚の切り身を手に入れることができます。

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