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Daily Brief:上海もロックダウン解除へ

5月31日、世界で今起きていること。北京は封鎖規制を緩和し始めた/アジアで押収された覚醒剤が過去最多に/ケニアが7年ぶりに利上げを実施/中国の貿易国、首位は米国/モナリザ・ケーキ事件

A staff member passes takeaway food to a delivery worker while others wait for their turn. Four people are waiting in the foreground to collect, all wearing white masks. Two are wearing motorcycle helmets. A man in a jean jacket and black baseball cap holds up his phone to show the restaurant staff order details.
REUTERS/Tingshu Wang
This story was published on our Quartz Japan newsletter, A glimpse at the future of the global economy-in Japanese.
  • Sota Toshiyoshi
By Sota Toshiyoshi

Editor in Chief (Quartz Japan)

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Daily Brief

世界で今起きている事

おはようございます。5月最終日の今日、中国・北京ではロックダウンが緩和されつつあるようです。今朝も「世界で今起きている事」をお伝えします。

A staff member passes takeaway food to a delivery worker while others wait for their turn. Four people are waiting in the foreground to collect, all wearing white masks. Two are wearing motorcycle helmets. A man in a jean jacket and black baseball cap holds up his phone to show the restaurant staff order details.
Image copyright: REUTERS/Tingshu Wang
  1. 北京は封鎖規制を緩和し始めた。一部の公共交通機関や場所が再開されましたが、「ゼロコロナ」対策は依然として堅持されており、あるルール違反者1人のために隣人5,000人以上が隔離される事態も起きています。なお、上海では、水曜日(6月1日)に2カ月間におよんだロックダウンが解除される予定です。
    Beijing started to ease lockdown restrictions. Some public transport and venues reopened; however, a zero-covid policy remains firmly in place, with one rule breaker sending over 5,000 of his neighbors into quarantine. Shanghai is set to end a two-month lockdown on Wednesday.
  1. ロシアは、オランダとデンマークへのガス供給を遮断するようだ。両国はロシアの国営ガス会社ガスプロム(Gazprom)へのルーブルでの支払いを拒否しており、同社は両国に対してガス供給を停止すると警告しました。一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、石油の禁輸を含む第6次制裁措置について、EU首脳に早急に行動を起こすよう促しました
    Russia is likely to cut off gas to the Netherlands and Denmark. Both countries refused to pay Russia’s Gazprom in rubles and are expecting the company to stop shipments. Meanwhile, Ukraine’s president Zelenskyy implored EU leaders to act quickly on a sixth sanctions package, including an oil embargo.
  1. アジアで覚醒剤の錠剤10億点が押収された。国連によると、昨年だけで、東アジアと東南アジアで過去最多となる172トンの薬物が押収されています。増加した理由としては、犯罪集団がパンデミックおよび当該地域の不安定さに付け入ったことが挙げられます。
    One billion meth tablets were seized in Asia. A record 172 tons of the drug were confiscated in east and southeast Asia last year, said the UN. The increase came as criminal groups capitalized on the pandemic and regional instability.
  1. EUは気候変動対策の支出目標に届かなかった。監査人は、EUの気候変動対策の支出を追跡するシステムに「抜け穴」があることで、少なくとも776億ドル(約9.9兆円)の支出を過大に計上していることを明らかにしました。
    The EU fell short of its climate spending target. Auditors found the EU overstated its spending by at least $77.6 billion (€72 billion) due to “loopholes” in its tracking system.
  1. WHOは、サル痘がパンデミックになる可能性は「低い」としている。しかし、症例が急増していることから、研究を急ぎ、サル痘に対する資金を増強するかどうかを検討しています。
    Monkeypox is unlikely to become a pandemic, said the WHO. However, the agency is considering whether to accelerate research and boost funding given the surge in cases.
  1. ケニアが7年ぶりに利上げを実施。金融規制当局はインフレ懸念を受け、利上げを決めました。この数週間に利上げを行った南アフリカナイジェリアに加わったかたちです。
    Kenya hiked rates for the first time in seven years. Financial regulators voted to increase interest rates in response to inflation concerns. It joined South Africa and Nigeria, who also raised rates in recent weeks.

What to watch for

億万長者たちの選択

今日31日、テック大手のセールスフォースSalesforce)およびHPが決算を発表する予定です。アナリストによれば、経済が回復へ向かうなか、HPの業績は一気に押し上げられることになりそうです。一方でセールスフォースの今年はと言えば、前四半期に前年同期比26%の増収を達成しています。にもかかわらず、ナスダックの乱高下の中で株価を35%下げています。

両社には、最近になって億万長者による出資を受けているという共通点があります。前者のセールスフォースについたのは、先週開催されたダボス会議で「文明の終焉」を警告したジョージ・ソロス。今年初め、ソロスは自身の率いるファンドが保有するセールスフォース株を68%買い増しています。

George Soros, the billionaire investor and philanthropist, attends the World Economic Forum in Davos in 2013.
Image copyright: Reuters / Pascal Lauener
George Soros: Davos’ prophet of doom.

後者のHPについては、今年4月、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)が約50億ドル(約6,380億円)相当の株を購入し、持ち株比率を11.5%に引き上げました。これにより、同社はHPの筆頭株主となっています。


India’s largest trading partner

中国、首位から転落

いま、インドにとっての「最大の貿易相手」の座についているのは、米国です。米国とインドの二国間貿易は、2022年3月期には1,194億ドル(約15.2兆円)規模に成長し、中国は首位の座から追いやられることになりました。インド商工省のデータによると、前年の米印間の貿易額は805億ドル(約10.3兆円)でした。

米国と中国の熾烈な競争は、なにも今回が初めてではありません。直近では、2020年に中国が米国から貿易額トップの座を奪っています。

インドと米国の二国間貿易は、今後も拡大する見込みです。というのも、インドは、米国が主導して新たに結成されたインド太平洋経済枠組みIPEF)に参加しています。IPEFは「貿易協定」とまではいかないものの、この地域における米国の同盟関係と経済協力の強化を目指しています。そして、14カ国からなるこの経済的枠組みに、中国は含まれていません。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. モナリザにはケーキを…。日曜日のルーブル美術館では、老婆に扮した気候変動アクティビストが、モナリザを守る保護ガラスをクリームまみれにする事件が。幸い、謎めいた微笑みは無傷でした。
  1. …こっちの絵画は偽物かも。FBIは、ジャン=ミシェル・バスキアが描いたとされる25点の美術品の出所を調査しています。
  1. 競争激化、スーパーコンピュータ。米国製の「フロンティア」が日本の「富嶽」を抜き、世界最速のスーパーコンピュータに。メイドインジャパンによる2年間の支配に終止符が打たれました。
  1. バナナは不安を煽る。少なくとも、オスのマウスについては。マギル大学の科学者によれば、バナナに含まれる特定の化学物質が、ストレスホルモンを急増させるようです。

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