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THAT'S THEIR BAG

コンテナに代わる「スーパーサック」が世界のサプライチェーンを救う

A worker transports 1-tonne super sacks with coffee beans for export at a coffee warehouse in Santos, Brazil.
REUTERS/Paulo Whitaker
Super Sacks stored in stacks
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サプライチェーンの問題を解決するため、コンテナ船に運送を頼ってきた企業の多くが「ばら積み船」(小麦などの貨物を箱詰めせずに船倉に積みこむ船)へと回帰しています。そして、それによって、バルクバッグの需要が急増しています。

一般消費者も、米やコーヒーなどの乾物が出荷される際に使われるバルクバッグには慣れ親しんでいるかもしれません。荷主たちが使用しているのは、それよりもっと大きなバッグもの。「スーパーサック」(Super Sacks)と呼ばれるもので、例えば米を運搬する場合、米の卸売り袋には50ポンド(約22.68キロ)を詰めることができるのに対し、スーパーサックには数千ポンド(1,000ポンド=約453.6キロ)を詰め込むことができます。

productive and cost-effective

コンテナのボトルネックを解消

スーパーサックは、一般的には「フレキシブル・インターミディエイト・バルク・コンテナ(FIBC:日本では「フレコンバッグ」)」と呼ばれていますが、1974年に工業用包装を手掛ける、BAG Corpが「スーパーサック」を商品化し、以後この名前が定着しました。

全米でフレコンバッグを供給しているInterBULKでは、過去6カ月間でフレコンバッグの売上が50%増加。特に食品や食品の関連商品で、売上が増加しています。BAG Corpも、サプライチェーンの危機が始まって以来、スーパーサックの需要が増加。BAG Corpの商品は、国内のトラック輸送と国際輸送の両方に使用されています。

これまで、コンテナに小さな袋を詰めていた企業にとって、コンテナ港のボトルネックを解消するうえで、生産性とコスト効率の高いスーパーサックは魅力的に映るようです。InterBULKの上役であるマーク・モエルマン(Mark Moellman)は「小さい袋からスーパーサックにすれば、より早く荷詰めすることができ、より早く移動できるようになる」と語ります。「1,760個の小さい袋ではなく、44個のスーパーサックを充填する方がはるかに時間を節約できるのは自明です」(モエルマン)

How many FIBCs and Super Sacks fit on trucks and ships

積載量を比較してみると…

コカ・コーラも、オペレーションを維持するため、最近、コンテナ輸送からバルク輸送に切り替えた企業の1つです。ある幹部は、サプライチェーンの問題から、6万トンの資材をコンテナではなくフレコンバッグで移動させるようにしたと語っています。コンテナで陸上輸送しようとすると、ほぼ同じ量のトラックが必要でした。

フレコンバッグの価格は、基本的な6ドル(約660円)のものから、ライナーと追加でステッチが付いた20ドル(2,200円)のものまでさまざまです。また、より大きなサイズのものも販売されており、1個あたり最大4,400ポンド(約1995キロ)の耐荷重があります。

ただし、スーパーサックはフォークリフトのない場所には送ることができないという問題も抱えています。「40ポンド(約18キロ)の袋なら、誰かが肩に担いで移動することができます。しかし、2,000ポンド(約907キロ)の袋は人の手では運ぶことができません。」(モエルマン)

 

原文:Shipping companies are turning to a container alternative: industrial bags


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