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What to watch for today
世界で今日起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。世界の「次」を伝えるQuartzでは、コロナウイルス最後の地アフリカの現状を緊急リポート（日本語記事）。そして、本日も乱高下する株価とともに揺れ動く世界をお届けします。（英語版はこちら）。
- 韓国が経済支援に乗り出す。韓国政府は、韓国銀行と協力し、ドル調達コストの増加に向けた対策を発表する予定です。市場のボラティリティや新型コロナウイルスによる経済的影響に対処するため、他の対策も進められています。
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South Korea tries to help the economy. The government, in coordination with the Bank of Korea, will announce measures to assist with the rising costs of raising US dollars. Other actions to address market volatility and the economic fallout from coronavirus are also in the works. - アジアは渡航制限の準備をする。日本はヨーロッパからの入国者全員に14日間の経過観察を求め、ベトナムは米国、ヨーロッパ、アセアン諸国からの入国者に隔離措置を義務付けます。一方、シンガポールでは、マレーシアが2週間にわたる国境閉鎖を行う前に、マレーシア人の日雇い労働者を宿泊施設に緊急収容しようとする動きもあります。香港は木曜日から外国からの入境者全員を強制隔離する予定で、インドネシアは金曜日に入国制限を課す予定です。一方、EU（欧州連合）は、30日間の国境閉鎖を発表しました。
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Asia prepares for travel restrictions. Japan will start asking all incoming European travelers to self-quarantine for 14 days and Vietnam will quarantine visitors from the US, Europe, and ASEAN countries, while Singapore scrambles to house Malaysian day workers before the border closes for two weeks. Hong Kong plans to quarantine all foreign visitors starting Thursday, and Indonesia will impose travel restrictions on Friday. Meanwhile, the European Union said Tuesday it would close its borders for 30 days. - 逆転を模索するTencent。中国の巨大テック企業テンセントは、2019年第4四半期の決算を発表し、最近の業績不振を過去のものにしようとしています。BMWとZaraの親会社であるInditexも投資家向けの最新情報を提供します。
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Tencent looks for a turnaround. The Chinese tech conglomerate reports 2019 fourth-quarter earnings as it seeks to move past recent disappointing results. BMW and Zara parent Inditex also have investor updates.
【今日の夕方は…】
水曜の夕方のニュースレターは「Africa Rising」で「エボラから学ぶ新型コロナ対策」。本格的な感染拡大がまだ始まっていないと思われていたアフリカ大陸にも、徐々に忍び寄るコロナウイルス。人類最大のウイルスの一つであるエボラ出血熱から、アフリカが得た教訓やノウハウが、今日のコロナウイルスに対する対策としていかに機能しているのかに迫ります。
While You Were Sleeping
あなたが寝てる間に…
- 米国と英国は景気刺激策の概要を示した。米国のドナルド・トランプ大統領は、世界中で増え続ける政府の救済策リストに加わり、米国民への小切手支給を含め、総額8,500億ドル（約92兆円）の追加景気刺激策を求めました。FRB（米連邦準備理事会） は、企業が最大1兆ドル（約108兆円）の短期資金を調達できるよう支援する、と発表。一方、英国の財務相は、政府が支援する3,300億ポンド（約43兆円）の融資と保証を発表しました
- 中国は米国のジャーナリストを追放した。中国の外務省は、ニューヨークタイムズ（NYT）、ウォールストリートジャーナル（WSJ）、ワシントンポスト（WP）で働く米国人の記者と編集者に対して取材許可証を返却するよう求めました。これはトランプ政権が米国において中国国営メディアのために働く中国人の数を制限したことに対する報復措置です。
- 東京五輪は引き続き開催路線。火曜日の国際競技団体との電話協議の後、IOC（国際オリンピック委員会）は、予選方式に変更を加えつつも、7月24日から東京で予定通り実施する方針を確認しました。一方、JOC（日本オリンピック委員会）のメンバーが、新型コロナウイルスに感染しました。
- 国連は難民の第三国定住を一時停止。第三国定住は、避難先の国で定住できない難民を別の国が受け入れる制度で、この決定は、新型コロナウイルスの影響で渡航制限と国境の閉鎖が急増していることがきっかけとなりました。
- テスラは新型コロナウイルスでの封鎖中に、中国で大きなチャンスをつかんだ。競合他社の工場は閉鎖されましたが、この米国の自動車メーカーは、1万箱のマスク、高品質の消毒剤など、上海工場の迅速な再開に必要な備品を手に入れました。テスラはまた、カリフォルニアでも許可を取得しており、「自宅待機命令」が出されているにもかかわらず、工場の1つが稼働したままとなります。
【今週の特集】
今週配信されているQuartz（英語版）の特集は「The business of fertality（不妊のビジネス）」。出産年齢が高齢化し、親世代の経済状況がかつてより上がるなか、不妊ビジネスがかつてないほどに成長しています。数千億円規模になった不妊ビジネスの最前線をQuartzがレポートします。
Matters of debate
世界のトリビア
- 韓国人は地元のジャガイモ農家を救おうとしている。オンラインで大量のジャガイモを買うために買い物客が集まりました。
- 閉じ込められたイタリア人はヤケ食いしている。ジャンクフードの売上高は退屈になるにつれて増加しています。
- チャドは牛で1億ドル（約108億円）の借金を返済している。中央アフリカのチャドは、10年間で7万5,000頭の牛をアンゴラに送ります。
- 新型コロナウイルスは科学的共同研究にとって有益だ。新しく作られたCOVID-19 Open Research Datasetでは、2万4,000もの論文を一カ所で入手することができます。
- 木星の大赤斑は死んでいない。巨大な暴風の渦として知られる木星の大赤斑。最新の研究によると、縮小しつつあるという推測に反して、この嵐は安定しているとみられます。
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