Daily Brief:9月に来るか、iPhone12

HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。注目のAppleが来週、製品発表イベントを行うことを発表しました。(英語版はこちら)。

REUTERS/Edgar Su
REUTERS/Edgar Su
  1. ドリームライナーはBoeingにとって新たな悪夢だ。航空機大手のBoeing(ボーイング)は「787ドリームライナー」の水平尾翼に関連する新たな問題が発覚したと明らかにしました。先月には、製造上の別の不具合で、8機を運航停止にしたばかりです。
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    The Dreamliner is a new nightmare for Boeing. The aerospace giant disclosed new issues affecting the 787 Dreamliner’s horizontal stabilizer one month after grounding eight over a separate manufacturing issue. Boeing stock fell over 5% after the news was reported.
  2. Uberは2040年までにゼロエミッションを達成することを約束。ライドシェア大手のUberのタイムラインと8億ドル(約840億円)の投資により、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の目標は10年前倒しで達成することになりそうです。GM(ゼネラル・モーターズ)は、UberのドライバーにChevy Bolt(シェビー・ボルト)を大幅に割引するサービスを提供します。
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    Uber committed to zero emissions by 2040. The ride-hailing company’s timeline, and $800 million investment, would achieve Paris Climate Agreement targets a decade ahead of schedule. And General Motors is lending a hand, offering Uber drivers hefty discounts on 2020 Chevy Bolt vehicles.
  3. GMは今日のEV市場をさらに揺さぶった。ビッグスリーに名前を連ねるGMは、電気トラックメーカーのNikola(ニコラ)の株式を20億ドル(約2,120億円)で取得すると発表し、新興企業の株価を約40%引き上げました。火曜日(8日)の米国市場は全体的にマイナスで、テック株がこの流れを作り、Tesla(テスラ)はS&P500種株価指数への採用が見送られた後、20%下落しました。国際原油価格も9%前後下落しました
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    GM further shook up the electric vehicles market today. The Big 3 automaker announced a $2 billion equity stake in electric truck maker Nikola, sending shares of the fledgling nameplate up around 40%. US markets were broadly negative on Tuesday, with tech leading the way and Tesla off 20% after being overlooked for S&P index inclusion. International oil prices also felt the sting, settling down by around 9%.
  4. ミャンマー国軍兵士がロヒンギャ住民の大量殺害を初めて認めた。NYT(ニューヨーク・タイムズ)は、他の残虐行為の中で「約20の村」を全滅させたことを認める自白動画を入手しました。同国の総選挙シーズンが火曜日(8日)に始まり、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党のNLD(国民民主連盟)が難なく勝利する見込みです。
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    Myanmar soldiers confessed to Rohingya mass killings for the first time. The New York Times obtained video confessions admitting to wiping out “about 20 villages” among other atrocities. Myanmar’s election season began on Tuesday with Aung San Suu Kyi’s ruling National League for Democracy party expected to win handily.
  5. Appleは9月の製品発表イベントをアナウンスした。「Time Flies.(時の流れは早い)」とのメッセージが付けられたこの仮想ショーケースでは、iPhoneは10月に別のイベントで発表されると噂されるなか、iPadとApple Watchの新機種が発表される可能性が高そうです。
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    Apple announced a September product-launch event. The virtual showcase, taglined “Time Flies,” will likely feature new iPads and Apple Watches with iPhones rumored to be revealed in a separate event in October.

Charting India’s smartphone market share

インドのスマホ市場

長期にわたり支配をしてきたマーケットリーダー(Apple、Samsung)に肩を並べてから2年が経ちましたが、中国のスマートフォンメーカーであるOnePlusのインドのプレミアムスマートフォンセグメントでのシェアは、主に「メイドインチャイナ」タグの影響を受けて、ここ数カ月で低下しています。

多くのインド人がすでに新型コロナウイルスの発生をめぐって中国を非難していたのに加えて、6月に20人のインド人兵士が、両国の紛争地域であるガルワン渓谷での衝突で死亡したと伝えられ、事態はさらに悪化しました。インドではそれ以来、#BoycottChina への呼びかけが勢いを増しているのです。

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Beyond Silicon Valley

数値で見るインド

Quartzの不定期連載、Obsessions。「Beyond Silicon Valley」ではインドが次のシリコンバレーと目されている現状をお伝えしています。(英語記事)

・4億5,000万人:インドにおけるインターネットユーザーの総数。これは米国と英国の人口を足した数を遥かに上回っています。インド国民へのインターネット浸透率は50%に満たないにも関わらず、インドは中国に次いで、インターネットユーザーが世界で2番目に多いのです(中国でのインターネットの浸透度は60%を超えています)。

・24:インドにおけるユニコーンの数これは、米国、中国、そして英国に次ぐ多さです。

・210億ドル(約2兆2,260億円):インドの大富豪が経営するデジタルサービス事業、Jio Platforms(ジオ・プラットフォームズ)が4月から6月にかけて調達した金額の総額。投資家にはFacebookGoogle、インテルキャピタル、クアルコム・ベンチャーズ、サウジアラビアの公共投資ファンドなどが名を連ねています。

・160億ドル(約1兆6,950億円):2018年にWalmart(ウォルマート)が、インドのECの最大手でユニコーン企業だったFlipkart(フリップカート)の買収に投じた金額。これはWalmartにとっても最大の投資であるだけでなく、当時世界で最も大きなeコマース企業のバイアウトとなりました。

・100億ドル(約1兆590万円):これから7年でGoogleがインドに投資するとされている総額。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. ぼかされているのは…。 「FK popo(popoは警察官の意味)」から 「デモクラシー」 に至るまで、さまざまな単語やフレーズが、Google Mapsのストリートビューで判読できなくなりました
  2. 一味違うUber Black。毎年恒例のお盆シーズンに外出できない人に向けて、日本のタクシー会社が墓参代行にドライバーを派遣します。
  3. 中国の種が勝利した。米国政府は中国から送られてきた謎の種を植えないよう各世帯に警告していましたが、何百人もの人がその忠告を無視しました
  4. コロナウイルスはチェスに適している…。3月から8月にかけて、Amazon傘下の配信プラットフォーム、Twitchでのチェスマッチのライブストリーム視聴が4倍に急増しました。
  5. …でも、歯には悪い。マンハッタンの歯科医によると、ストレス、慣れない在宅ワーク、睡眠不足が、歯の骨折を急増させています

【今日の夕方は…】

DESIGN: QUARTZ/BÁRBARA ABBÊS. PHOTO: UNSPLASH/ EVA BLUE AND MACAU PHOTO AGENCY
DESIGN: QUARTZ/BÁRBARA ABBÊS. PHOTO: UNSPLASH/ EVA BLUE AND MACAU PHOTO AGENCY

水曜日のPMメールは、「Africa Rising」です。本日、9日(水)にお送りするニュースレターのもうひとりの主役は、前日に続き、中国です。もとよりアフリカ全土にその触手を伸ばしてきた中国ですが、両者の関係は経済のみならず、テクノロジーやカルチャーにまで及んでいます。Quartz記者による「アフリカと中国の共生関係」についてのレポートをお届けします。


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