Daily Brief：テスラが止まらない

HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。パンデミックの最中でも、Teslaは圧倒的な強さを見せつけています。今日も、世界のニュースをまとめてチェックしましょう（英語版はこちら）。

1. Teslaがまたもや大暴れ。米EVメーカーのTesla（テスラ）は5四半期連続で利益を計上してウォール街の予想収益を上回り、時間外取引で株価が急上昇しました。同社は3大陸に工場を建設し続けており、最近は上海生産のEVを欧州に出荷し始めています。
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   Tesla tore it up again. The electric vehicle leader recorded its fifth consecutive quarter of profit, beat Wall Street’s revenue estimates, and saw its stock pop in extended trading. The company continues to build factories on three continents and recently began shipping Shanghai made machines to Europe.
2. アジアの成長は鈍化している。インド経済の急激な冷え込みを受けて、IMF（国際通貨基金）はアジア太平洋地域のGDP成長率予測をマイナス2.2%に下方修正しました。UNCTAD（国連貿易開発会議）も世界の貿易額について同様の見通しを示し、今年は前年比で最大9%減少する可能性があるとしています。
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   Growth in Asia is slowing down. A sharp economic contraction in India led the International Monetary Fund to revise its forecast to a 2.2% GDP decline in the region. The United Nations offered a similar outlook for global trade which it says could fall by up to 9% this year.
3. ドナルド・トランプは中国に銀行口座を持っている。NYT（ニューヨーク・タイムズ）によると、ナンシー・ペロシ米下院議長が「国家安全保障上の脅威」と呼んだ口座は、米大統領のホテル事業に関連しており、18万ドル（約1,800万円）以上の税金を支払っています。一方、ホワイトハウスは中国の6つの報道機関を外国政府の「宣伝組織」として追加認定し、新たな規制の対象としました。
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   Donald Trump has a Chinese bank account. The account—which House speaker Nancy Pelosi labeled a national security threat—is reportedly connected to the US president’s hotel operations and has paid over $180,000 in taxes to the Chinese government. Meanwhile, the White House targeted six Chinese media organizations with new restrictions.
4. Reliance Industriesはモバイル製品を強化した。インドの大手財閥、Reliance Industries（リライアンス・インダストリーズ）の通信部門は、新しい 「インド製」 ウェブブラウザであるJioPagesをローンチしました。デジタル事業子会社のJio Platforms（ジオ・プラットフォームズ）はまた、米カリフォルニアに拠点を置く半導体大手、Qualcomm（クアルコム）の子会社と5Gネットワークインフラで提携し、中国からの分離を試みています。
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   Reliance Industries stepped up its mobile offerings. The telcom wing of India’s largest company launched a new “made-in-India” web browser, JioPages. Jio Platforms also announced a partnership with California-based Qualcomm on 5G network infrastructure in a continued separation from China.
5. Huaweiが新しいフラッグシップスマートフォンを披露。Mate 40とMate 40 Proデバイスには、中国の大手テック企業、Huawei（ファーウェイ、華為技術）の最新技術が採用され、価格は1,000ドル（約10万4,000円）を優に上回ります。規制面では、米半導体大手のNvidia（エヌビディア）による、400億ドル（約4兆1,800億円）規模の英半導体設計、Arm Holdings（アーム・ホールディングス）買収を、Huaweiが阻止しようとしていると報じられています。
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   Huawei’s shows off its new flagship phone. The Mate 40 and Mate 40 Pro devices will feature the Chinese company’s latest tech and come equipped with a price tag well in excess of $1,000. On the regulatory front, Huawei is reportedly trying to block chipmaker Nvidia’s $40 billion acquisition of Arm technology.
6. Samsung後継者の裁判がソウルで始まる。李在鎔（イ・ジェヨン）副会長は、不正取引や株価操作などの罪に問われた裁判には、出席しない見通しです。李は、朴槿恵（パク・クネ）前大統領の失脚につながった2017年の贈収賄事件をめぐって、かつて身柄拘束されたことがあります。
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   Samsung heir’s trial begins in Seoul. Lee Jae-yong is not expected to be present during his trial over corporate fraud and market manipulation charges. Lee was previously jailed over a 2017 bribery scheme that led to the ouster of South Korean president Park Geun-hye.

Charting Nestle’s bet on pets

好調なペットフード

Nestle（ネスレ）にとって、愛すべき「動物のお友だち」がいるということは、大きなビジネスになるということです。同社の最新の決算報告書によると、四半期ごとの成長率は4.9％と、過去6年間で最高の伸びになりました。

主力製品である水やキャンディーの一部は、家に引きこもりがちな消費者が衝動買いを控えているため、打撃を受けています。しかし、ペットフードブランドのPurina PetCare（ピュリナ ペットケア）は、世界の各市場で拡大していて、今年の成長率は10.6%となっています。

Podcast laboratory

音と映像の関係

あなたが夢中になっているポッドキャストが映画化、テレビシリーズ化していると思ったことがあるとしたら、それはおそらく「そうなることを想定しているから」でしょう。

ハリウッドでは2000年代初頭から、ストーリーのアイデアを得るためにポッドキャストを利用してきましたが、この2つの業界の関係は今、次のレベルに達しています。映画やテレビの制作会社は、コンテンツを生み出すものとしてポッドキャストを利用するケースが増えてきており、音声ベースのメディアでアイデアを試してみて、それをスクリーンに出すべきかどうかを判断しています。

映画スタジオがどのようにポッドキャストを利用して映画の制作を決定しているかは、ポッドキャストビジネスを特集した〈Field Guides〉の最新版（英語）でご確認ください。

SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

1. いろいろありましたね。映画『ワイルド・スピードシリーズ』は、11作目でついに終わりを迎えようとしています。
2. ビルが上海を歩いた。新しい商業施設を建設するために、200台の機材を使い、18日間かけて小学校を移設しました。
3. プラセボは正体を隠す必要はない。この治療法は、患者がプラセボ（偽薬）だと気づいていたとしても、効果があります。
4. 国連はボルシチをめぐって煮詰まっている。ウクライナの努力がロシアの怒りを呼び起こしました。
5. 一本の糸が一軒家になった。大阪市のNPOによる物々交換プロジェクトで、多くの人々がつながりました。

【今日の夕方は…】

木曜夕方のニュースレター「Deep Dive」では、世界の次のビジネス動向に絶大な影響を与えるミレニアル世代・Z世代の動向をお伝えしていきます。今年4月から10月のあいだに、230億ドル（約2.4兆円）から470億ドル（約4.9兆円）の企業価値になり、飛躍を遂げているSpotify。そのポッドキャスト戦略を追いました。

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