Daily Brief：スイスで同性婚が合法化

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをまとめてお届けします。

1. ドイツ総選挙は大接戦。社会民主党が僅差でリードしているようで、そうなれば63歳のオラフ・ショルツが政権をとることになります。
   The German election is too close to call. The Social Democrats seem to have a narrow lead, which would put 63-year-old Olaf Scholz in charge.
2. スイスで同性婚が合法化。スイスの有権者の3分の2が国民投票で承認。スイスはヨーロッパで同性婚を合法化した最後の国のひとつとなりました。
   Switzerland legalized same-sex marriage. A two-thirds majority of Swiss voters approved a referendum that makes the country one of the last in Europe to legalize gay marriage.
3. ファーウェイ幹部、孟晩舟がカナダから解放された。米国との間でファーウェイ（華為技術）副会長・孟晩舟の釈放に関する取り決めを行ったのち、中国はカナダ人のマイケル・コブリグとマイケル・スパバを釈放しました。
   Huawei executive Meng Wanzhou was freed from Canada. After hammering a deal for her release with the US, China freed Canadians Michael Kovrig and Michael Spavor.
4. 米国のインフラ法案は今週中にも可決される見通し。ナンシー・ペロシ下院議長は、5,500億ドル（約60兆9,000億円）規模の法案が間もなく可決すると述べましたが、3.5兆ドル（約380兆円）規模の社会保障法案の進ちょくについては明らかにしていません。
   The US infrastructure bill is expected to pass this week. House speaker Nancy Pelosi said the $550 billion package will pass imminently, but did not give a timeline for the $3.5 trillion social bill.
5. 中国は、中国恒大集団のプロジェクトを監視する。中国の不動産開発会社、中国恒大集団（Evergrande Group）が債務危機に陥っているなか、中国の地方政府は住宅プロジェクトの資金が流用されないように保護しようとしています。
   China adds oversight to Evergrande projects. With the real estate company experiencing a debt crisis, local governments in China are trying to protect funds for housing projects from being diverted.
6. 英国はガソリンスタンドに軍隊を配備する。ボリス・ジョンソン首相は、英国内での燃料供給の問題が生じているため、数百人の兵士を使ってスタンドに燃料を届けることを検討しています。
   The UK could deploy the army to gas stations. After a run on petroleum, Boris Johnson is considering using hundreds of soldiers to deliver fuel to stations.

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What to watch for

結果はいかに

グーグルは、9月27日（月）から5日間にわたって行われる欧州司法裁判所での反トラスト法に関する公聴会で、自らを擁護することになります。争点となっているのは、2018年に欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー（Margrethe Vestager）上級副委員長（競争政策担当）が課した、EU史上最高額の罰金51.5億ドル（約5,700億円）です。

欧州の規制当局は、Android OSの圧倒的な市場シェアを利用し、スマートフォンメーカーや通信会社との契約を確保していたことを明らかにしました。その結果、スマホ検索におけるグーグルの優位性が確立され、競合他社の検索エンジンが弱体化したとベステアーは指摘しています。

この公聴会のなりゆきは、米国司法省が同様の理由でグーグルを相手どって反トラスト法違反の訴訟を起こしたときの結果を暗示するものとなるでしょう。 グーグルはデジタル広告に関するEUの調査に直面し和解を申し出ているほか、ショッピングサービスに関する独占禁止法違反で罰金を科せられています。

China’s latest crypto crackdown

暗号資産を全面禁止

中国は少なくとも2013年以降、仮想通貨の台頭を抑制する措置を講じてきました。しかし、2021年にこの市場が活況を呈したことから、より本腰を入れて取り組んでいます。

24日（金）、中国人民銀行は、ビットコインやイーサリアムを含む仮想通貨について、発行することも使用することも「違法」とすると発表。これにより、金融機関だけでなく、マーケティングやITプロバイダーも、仮想通貨に関連するビジネスサポートを打ち切ることになったといいます。言い換えれば、仮想通貨の保有者やマイニング業者は、中国での合法的なビジネス取引から切り離されることになります。

PwCのヘンリ・アルスラニアン（Henri Arslanian）は、「中国は過去に何度も仮想通貨を“禁止”しているので、これは驚くことではないが、今回については少しの曖昧さもない」とツイートしました。「中国では、あらゆる種類の仮想通貨取引とサービスが禁止されている。議論の余地もグレーゾーンもない」

SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

1. 科学者は、ロブスターが年齢を隠しているのにうんざり。ロブスターの年齢は、解剖学的なアプローチでは調べられません。そこで研究者は、DNAの変化を調べることにしました。
2. カーク船長、宇宙へ行く。「スタートレック」シリーズでカーク船長役を演じた俳優、ウィリアム・シャトナー（90）が、ジェフ・ベゾス率いるブルーオリジンのロケットに乗ることになりました。
3. 日本では、亀が亀模様の飛行機の邪魔をした。滑走路に亀が進入、機体に海亀が描かれたエアバスA380型機をはじめ、計5便の離陸が遅れることに。
4. 白いトイレットペーパーには、エコロジーな犠牲がつきもの。白ければ白いほど、柔らかければ柔らかいいほど、その製造にはより多くの水と化学物質が使われていることになります。
5. リンカーンの髪の毛が使われた、鷲のレリーフ。この作品は、リンカーンやその妻、副大統領、内閣のメンバーの髪の毛でつくられています。

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