Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今朝も世界で起こっていることをまとめてお届けします。
- COP26では11月13日、190以上の国・地域が合意に達した。しかし、温室効果ガスの排出削減を強化することを各国政府に求めたこの合意は、強制力を持たないため、不十分であると批判されています。
More than 190 nations reached a deal at COP26 Nov. 13. But without an enforcement mechanism, critics say the agreement—which calls on governments to strengthen greenhouse gas emission cuts—falls short. - オーストリアでは200万人のワクチン未接種者にロックダウンを命じた。この国は西ヨーロッパで最もワクチン接種率が低く、増え続けるCOVID-19の感染者に悩まされています。
Austria ordered a lockdown for 2 million unvaccinated residents. The country, which has the lowest vaccination rate in western Europe, is struggling with a growing number of covid-19 cases. - エアバスは、ウィズエアーやフロンティア航空などの航空会社と大型契約を結んだ。欧州の航空機メーカー、エアバス（Airbus）は、ナローボディ機255機の300億ドル（約3.4兆円）に上る注文は、航空機需要が戻ってきたことを示している、としています。
Airbus made a mega deal with Wizz, Frontier, and other carriers. The European planemaker said the $30 billion order for 255 narrow-body jets shows that aircraft demand is back. - FBIが、サイバー攻撃の可能性を警告。米連邦捜査局（FBI）は大量の偽装メールが内部サーバから送信された理由を調査しています。一方、米国とイスラエルは、ランサムウエアの脅威にともに立ち向かうための新たな取り組みを打ち出しました。
The FBI warned of a possible cyber attack. The US intelligence agency is investigating why thousands of fake emails were sent from an internal server. Meanwhile, the US and Israel struck a new initiative to jointly fight ransomware threats. - イーロン・マスクは、さらに株を売る可能性を示唆した。バーニー・サンダースとのTwitterでの応酬の中で、テスラのCEOは米上院議員であるサンダースに「遠慮なく言ってください」と告げており、追加で株を売る可能性があります。
Elon Musk suggested he’ll sell more stock. In a Twitter spat with Bernie Sanders, the Tesla CEO told the US senator to “just say the word” and he’d sell off more. - 日本の元プリンセス・小室眞子がニューヨークに到着した。彼女は皇室を離れ、「一般人」の夫と一緒になりました。
Japan’s former princess Mako Komuro arrived in New York. She was joined by her new “commoner” husband after leaving the royal family.
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What to watch for
米中首脳会談開催へ
米国のジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席は、11月15日（月）にオンライン形式で首脳会談を開きます。米当局者は、世界最大の経済大国である米国と中国の間で高まっている緊張を緩和する機会になると考えています。
2人のリーダーは、国内の政治的背景が全く異なる中でこの会議に臨みます。習近平は政治的に大きな勝利を収め、権力を強化して国家主席として3期目に突入する可能性を切り拓きました。一方、バイデンは、党内で高いコストを伴う支出計画の可決に対して難しい調整が続いているため、支持率が過去最低となっています。
ここでは、会談で話題になると予想されるトピックをご紹介します。
- 💱 貿易の緊張関係
- ⚔️ 高まる軍事的緊張
- 🌎 気候変動
- 🇹🇼 台湾
- 🕊️ 人権
COP26 deal: 5 vital lines
COP26のハイライト
この5年間で最大の気候変動サミットである国連気候変動枠組条約第26回締約国会議（COP26）が、11月13日（土）に英・グラスゴーで閉幕しました。「グラスゴー気候合意」と呼ばれる10ページに及ぶ文書は、気候変動に対する世界の戦いの次の段階を示すもので、多くの活動家を失望させましたが、それでも前進したことには変わりありません。
以下は、この合意から分かる5つの最も重要なことです。
- 「非公式」のコミットメントが注目された
- 各国はより強いコミットメントを持って来年に臨む必要がある
- 化石燃料は段階的に廃止される
- 先進国における、気候変動対策資金は不十分だった
- 先進国からの実質的な賠償金である「損失と被害」（loss and damages）については、ほとんど指針がなく、資金もない
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 地球にはもう一つのフォロワーがいる。それは「カモオアレワ」（Kamoʻoalewa）と呼ばれ、衛星に似た機能を持っていますが、月の軌道からは外れているとみられ、「衛星」とは呼びません。
- 米国の悪名高い銀行強盗の身元が52年ぶりに特定された。この泥棒は、スティーブ・マックイーン主演の映画『華麗なる賭け』（The Thomas Crown Affair）を見て、現在の価値で170万ドル（約1.9億円）相当を奪った強盗事件を計画した、と話していたそうです。
- オアシスの「ワンダーウォール」や「シャンペン・スーパーノヴァ」に使用されたタンバリンは、3,600ポンド（約55万円）で落札された。また、バンドのカサビアンやアークティック・モンキーズもこの楽器を手にしています。
- 南極大陸のペンギンがニュージーランドにやってきた。2,000マイル（約3,219キロメートル）もの旅をしたペンギンとしては史上3羽目とみられるこの個体は、到着時に魚のスムージーを飲んだそうです。
- スウェーデンでは、植物性ミルクの売り上げの約4分の3がオートミルク。そして、その売り上げの53％をオートリー（Oatly）が占めています。この代替ミルクの優位性は、「Quartz Obsession」ポッドキャスト（英語）の最新エピソードでもトピックにしています。
🎧 『Off Topic』とのコラボレーションで実施してきたウェビナーシリーズ。いよいよ最終回となる第4弾は、11月25日（木）20:00〜21:30に開催する予定です。参加申込みはこちらからどうぞ！。
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