Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。米オレゴン州では大規模な森林火災が発生しました。今日も世界で起こっている事をお届けします。
- 米国史上最大級の山火事がオレゴン州を破壊した。「ブートレッグ・ファイア」と呼ばれる火災は、週末にロサンゼルスに相当する面積を焼失させました。
The largest forest wildfire in US history ravaged Oregon. The so-called “Bootleg Fire” spread to an area the size of Los Angeles over the weekend. - ウィーンにいる米国の外交官たちが、謎の脳疾患を訴えている。20人以上のスタッフが、「ハバナ症候群」に似た症状を報告しています。
US diplomats in Vienna are complaining of a mysterious brain illness. More than 20 staffers have reported symptoms of a “cognitive fog” similar to Havana Syndrome. - ハイチのファーストレディは夫を埋葬するために帰国した。マルティーヌ・モイーズは、ハイチの不安定な政治情勢の中で積極的な役割を果たすだろう、と多くの人が考えています。
Haiti’s first lady returned home to bury her husband. Many are speculating that Martine Moïse will take an active role in the country’s fragile political landscape. - ワシントンDCの野球場外での銃撃戦で3人が負傷。ファンは球場内で待機するよう求められ、最終的に、試合は中断となりました。
Three people were wounded during a shootout outside Washington, DC’s baseball stadium. Fans were asked to shelter in place and the game was eventually suspended. - タイの人々は、プラユット・チャンオチャ首相の辞任を求めている。軍出身の首相は、最近のCOVID-19の感染者増加に対する責任を問われています。
Thais are calling for prime minister Prayuth Chan-ocha’s resignation. The retired army general is being blamed for the recent spike in Covid-19 cases in the country.
What to watch for
解除への喜びと不安
本日19日、イングランドとスコットランドでは、継続していたCOVID-19規制のほとんどが解除されます。当初は6月21日に解除が予定されていましたが、より多くの人がワクチンを接種するまで1カ月延期されたこの日を、「フリーダム・デー」(自由の日)と呼ぶ人もいます。
感染力の強いデルタ株が感染者や入院者を急増させるなかで、公衆衛生上の制限を解除するという考えと同様に、この言葉も議論の的になっています。ウェールズでは7月17日に規制が解除され、北アイルランドも7月26日に解除される予定です。
現在、英国全体ではこのような状況です。
🤒 1日当たり4万8,553人の新規感染者が発生。
☠️ 陽性反応が出てから28日以内に死亡するケースが、1日当たり63件。
🏥 病院への入院は1日582人。
医療専門家グループは、医学誌のThe Lancetのなかで、この決定を「危険で時期尚早」とし、ウイルスを野放しにすることは「ワクチンを接種していない子どもや若者に偏った影響を与える」と述べています。イングランドでは、18歳から24歳の16.4%しかワクチン接種を完了しておらず、18歳以下の子どものほとんどは、ワクチンを接種していません。
Charting the venture deals
爆発的に増加する投資
米国におけるスタートアップ企業への投資は爆発的に増加しており、今年の資金の流れは2,000億ドル(約22兆円)を超えるペースで、昨年の記録を優に超えるとみられます。
EYのベンチャーキャピタル部門を率いるジェフ・グラボー(Jeff Grabow)は、「政府系ファンドやプライベートエクイティが、伝統的なベンチャーキャピタルと一緒に投資しているため、案件の規模もこれまで以上に大きくなっている」と述べています。
この高まりは、パンデミックによって煽られたものだとグラボーは言います。昨年、COVID-19が原因で私たちの仕事や旅行、買い物の方法が変わったように、私たちが新しい世界に適応できるよう、新しい技術を開発する企業が現れました。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- スパイク・リーがカンヌ映画祭でしくじった。審査員長を務めた監督は、セレモニーの冒頭で、フランスの映画監督、ジュリア・デュクルノーの歴史的勝利をフライングで発表してしまいました。
- 有名建築家がデザインしたトイレが東京のあちこちにオープン。インスタ映えする17の公衆トイレは、日本のおもてなしの使者となることを目指しています。
- オリンピックセレモニーの作曲家はひどいいじめっ子だった。「コーネリアス」として知られる音楽家の小山田圭吾は、障害のある同級生を苦しめたことを謝罪しました。
- 歴史上、最も早い時期に名を残した作家は女性だった。古代メソポタミアの詩人であり、高位の巫女だったエンヘドゥアンナは、ニューヨークのモルガン・ライブラリーで近々開催される展覧会のテーマとなっています。
- 黒人のために特別にデザインされたサングラス。デザイナーによると、鼻の低い人や広い人のために作られた「アフロポリタン」サングラスは、東アジア人やダウン症の人にも使えるそうです。
🌍7月21日(水)13:00~に、第9回、シーズン最終回となる「Next Startup Guide」ウェビナーを開催。今回のテーマは「北欧」です。お申し込みはこちらのリンクからどうぞ。
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