Quartz Japanは、世界のビジネスパーソンが触れている最新ニュースを届けるニュースレター。平日毎朝、「昨晩起きたこと/その日起きること」にキャッチアップできる〈Daily Brief〉と、平日夕方、ワンテーマの深堀りストーリー〈Deep Dive〉をお届けしています。現在、週末には特別版の連載ニュースレター〈A Guide to Guides〉もお楽しみいただけます。
先週のストーリーから
- 9/20配信 Startup:キッズテックは家庭を救う
- 9/21配信 Asia:インド人はハデ婚を諦めない
- 9/22配信 Africa:顔認証にはアフリカが足りない
- 9/23配信 Millennials:エドテックが生む安心と、格差
- 9/24配信 New Normal:さよなら、都市生活
- 9/27配信 Guide #23:ホームオフィスの含意
先週のQuartz Japanの夕方配信ニュースレター「Deep Dive」では、月曜の「Next Startups」と木曜の「Millennials Now」の2回にわたり、コロナ下の教育の新しい潮流をお伝えしました。
子どもたちの学びの場がオンラインに移れば、edtech(エドテック)業界が盛り上がりをみせるのは当然です。競争が激化するなかで、目敏いスタートアップは学習コンテンツに磨きをかけ、他者と差別化を図っています。
一方、ミレニアル世代の親たちはオンライン学習では補えないものを満たすために、我が子のために教師を雇い、最少人数の“私塾”を起ち上げています。「公」から「私」への依存が高まることで、親世代がもつ富と知識とコネクションの小さな差が、その子どもたち同士の習熟度に大きな開きを生んでいるという問題も指摘され始めています。
9月8日にOECDが発表した2020年版の「図表でみる教育(Education at a Glance)」によると、日本の教育機関向け支出の対国内総生産(GDP)比はOECD加盟国の中で最も低いことがわかります。
日本は世界に対し、子どもたちが学校の勉強のためにコンピューターにアクセスできるかどうか、という基本的な部分においても大きく水をあけられています(OECD平均は90%以上なのに対し、日本では約60%)。コロナ禍を経た子どもたちが経済を担う十数年後、いやそれよりもっと早い数年後の未来に、世界と日本との間に生まれうる大きな開きを危惧しないのは、あまりに楽天的な態度と言わざるをえないでしょう。
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では、今週のPMメール「Deep Dive」でお届けする予定の5つのストーリーをお知らせします👇
月:Next Startups🚀
毎週月曜夕方にお届けするNext Startupsでは、ベンチャーキャピタル「WiL」のパートナー、久保田雅也氏のナビゲートで、世界で「次」に来るスタートアップの動向をお届けしています。
プロダクティビティを追求する人たちの間で人気のツールといえば、かつて「Evernote」、最近では「notion」の名がよく上がります。28日にお届けするのは、カルト的人気を誇るメモアプリケーションを生むスタートアップです。9月に発表した資金調達でも異次元の高評価額で世間を驚愕させた“Next Startup”の、メモアプリ以上の実態をお伝えします。
火:Asian Explosion🐉
火曜の夕方にお届けするのは、Asian Explosion。発展めざましい中国、インドに加え、東南アジアや韓国でも胎動しているグローバルビジネスを動かす大きな力を伝えます。加えて、海外から見た日本の姿もお伝えします。
数年後に2020年を振り返ったとき、この年を象徴する出来事としてあがるのは「新型コロナウイルスの大流行」ともう一つ、「中国のデジタル通貨の導入」となるでしょう。29日は、次第に明らかになる「デジタル人民元」の現在地をお伝えします。
水:Africa Rising🌍
水曜の夕方にお送りするAfrica Risingでは、次なる有望市場として、凄まじい勢いで伸びている「アフリカ」の今をお届けしています。
30日にアフリカからお伝えするのは、アフリカで提示された新たなエネルギー研究の詳細です。植物から電気を採取するという未来のテクノロジーが社会に与えうるインパクトと、そのとき問われる倫理についても考察が始まっています。
木:Millennials Now👫
毎週木曜夕方は、Millennials Now。アメリカをはじめ、世界の次のビジネス動向に、絶大な影響を与えるミレニアル世代や、その下のZ世代の動向をお伝えしていきます。
10月1日は、「TikTokが若者に必要な理由」をテーマにお届けします。社会的に、そして政治的にも大きなトピックになっているTikTok。世界で20億回以上もダウンロードされているこのソーシャルメディアに依存する若者は多いですが、なぜそこまで夢中になるのでしょうか? そして、TikTokがもたらしたカルチャーとは?
金:New Normal♻️
従来型の資本主義経済への疑問は、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、もはや喫緊に解決すべき課題へと変わりました。New Normalでは、パンデミックを経た先にある経済のありかたを、今も世界で立ち上がっていることばや人の動き、社会の変化から見据えていきます。
2日は、「テレビ広告の“絶滅”を救うために」をテーマにお届け。ストリーミングサービスの普及により、視聴者がデジタルシフトしている今、テレビ広告は、どのように生き残っていくことができるのでしょうか? 今後のテレビ広告のあり方を考察します。
※内容はニュースの発生などにより、変更される可能性があります。
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