Daily Brief:アリババ最大のライバル、JDの行方

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世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語バージョンはこちら

A man wearing a protective mask jogs on a foggy morning in Noida on the outskirts of New Delhi, India, November 14, 2019. REUTERS/Anushree Fadnavis – RC2VAD9BR85X
A man wearing a protective mask jogs on a foggy morning in Noida on the outskirts of New Delhi, India, November 14, 2019. REUTERS/Anushree Fadnavis – RC2VAD9BR85X
  1. デリーの学校がスモッグで2日間休校に。インドの首都周辺の農地で行われている野焼きで、有害スモッグを発生し、大気汚染をさらに悪化させています。学校は、この木曜日と金曜日に閉鎖せざるを得なくなりました。大気汚染は近年でも最悪レベルに。
  2. トランプの弾劾調査は続く。米下院での公聴会2日目では、前駐ウクライナ大使のヨバノビッチ氏が証言する予定。彼女の出頭によって、トランプ大統領がウクライナに調査を行うよう要請したことを、2人目の米大使館員が聞いていたことが新たに発覚したことを受けたもの。
  3. JD.comの収益に注目。中国第2位のEC(電子商取引)企業、JD.com(京東商城)からの決算報告を投資家たちが注視しています。JDの最大のライバルであるアリババ・グループは、香港で2度目のIPO(新規株式公開)を申請した際、中国の検閲活動に対して異例の批判を行っています。
  4. スリランカ大統領選が投票へ。立候補者は、マヒンダ・ラジャパクサ元大統領の弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防長官などを含めた過去最多の35人に上る異例の展開になっています。現職のシリセナ大統領は立候補していません。今年4月のイースター(復活祭)で250人以上が死亡した連続爆発テロ以降の治安への不安や、経済成長の低迷は、特に有権者らの関心を集めています。

While you are sleeping

あなたの就寝中に

  1. 香港デモで2人目の死亡者。デモ隊の投げたレンガが頭に当たり、高齢男性が死亡した。5カ月間にわたるデモで2人目の死者となった。市政府は、デモに対応するため、週末に予定されている毎年恒例のゲイパレードの行進の規模を縮小させることにしました。
  2. 北朝鮮がアメリカとの新たな会談を拒否。 北朝鮮が、非核化に関する新たな議論を「罠」と呼び、アメリカからの要求を断ったと報じられています。北朝鮮メディアは、ジョー・バイデン前副大統領を、引きずり下ろすべき「狂犬」と呼んでいるとのこと(韓国語の記事)
  3. BRICSサミットは、反保護主義のメッセージで閉幕。 世界の5つの主要新興国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の首脳たちが、共通の関税協定や、統一の決済システムに向けて、「前進」を強調する共同声明を出しました。
  4. 中国はアメリカの家禽禁止を解除。 ワシントンとの貿易交渉で、北京の中国政府は 新たな進展 をみせ、5年にわたるアメリカ産の鶏肉の輸入禁止をとりやめました。豚コレラの発生に直面するなかで、タンパク質備蓄への懸念が高まっていることが背景にあります。
  5. サッカーの中国代表監督が「辞める」。 2022年のサッカーワールドカップアジア予選で中国がシリアに2-1で敗れたことを受けて、名将として知られるマルチェロ・リッピは「全責任を負い」、試合直後に辞表を提出しました。

Matters of debate

世界のトリビアを

  1. 宇宙旅行はあなたの血液を逆流させるかもしれない。地球上では、血液は脳から体に向かって流れていますが、宇宙では…?そうではないかもしれません。最近の研究では、宇宙で長時間過ごすと、人体の血液循環に奇妙な影響を与える可能性があることが分かりました。NASA(米航空宇宙局)は火星への有人飛行を目指していますが、重大な問題は残されたままです。
  2. 北欧の父親でさえ、充分な育児休暇を取っていない。スカンジナビアの父親は、子供が生まれた後、割り当てられた時間の10~30%しか休みを取っていません。子供を産み育てるのに最適とされる北欧でも、子供の発達に重要な乳児期に父親がともに過ごす時間は少ないようです。
  3. 迷子の牛が帰ってきた。大型ハリケーンで死亡したと推定される3頭の牛が、明らかに数マイル泳いだ場所で生きているのが発見されました
  4. 急成長する文房具市場。迷惑メールへの不安が個人用文房具の復活を促しており、2025年までに1280億ドル規模の市場になると予測されています。
  5. 靴のリサイクルは難しい。アディダスは100%リサイクルできる靴を作る計画を立てていますが、そもそも難しいのはそもそもリサイクルできるようにすることです。

(写真:ロイター)