Daily Brief:ソフトバンク株主の不安

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語バージョンはこちら

A shattered window is seen during a search operation at Hong Kong Polytechnic University, in Hong Kong, China, November 26, 2019. REUTERS/Adnan Abidi REFILE – CORRECTING INFORMATION TPX IMAGES OF THE DAY – RC2SID9MH7UR
A shattered window is seen during a search operation at Hong Kong Polytechnic University, in Hong Kong, China, November 26, 2019. REUTERS/Adnan Abidi REFILE – CORRECTING INFORMATION TPX IMAGES OF THE DAY – RC2SID9MH7UR
  1. 香港が主要トンネルを再開。香港当局は、香港島と九龍地区を結ぶクロス・ハーバー・トンネル(香港海底トンネル)の使用を再開します。このトンネルは、抗議活動でデモ隊と警察が衝突して損傷した後、閉鎖されていました。
  2. 日中韓が貿易交渉。日本、中国、韓国の3カ国による自由貿易協定(FTA)交渉のための会合が、韓国・ソウルで開かれます。交渉は2012年にスタートし、今回が16回目です。
  3. ナミビアで大統領が選ばれる。アフリカのナミビア共和国のガインゴブ大統領は、長引く不況に対して特に若者の間で根強い不満と戦ってきました。かつて与党のSWAPO(南西アフリカ人民機構)幹部だったイトゥラ氏が無所属で出馬しています。

【今日の夕方は…】

Mobile money.
Mobile money.
Image: Reuters/Thomas Mukoya

今日27日の夕方メール「Africa Rising(沸騰するアフリカ)」では、先進国とは全く異なる形で圧倒的な進化を見せるアフリカのフィンテックの全貌を、現地の重要ニュースとともにお伝えします。

While you were sleeping

みなさんの就寝中に

  1. 中国が香港危機管理センターを設立…。中国政府は、出先機関である香港連絡弁公室のトップ、王志民主任の交代を検討する一方、デモ隊を監視するために、広東省の深圳郊外のリゾート施設に設置した危機管理センターで対応策を講じています。
  2. …その横で、トランプが貿易協定が近いと発言。 米大統領は記者団に対し、米国の交渉担当者は中国との貿易協定の合意に向け、「最終的な苦しみ」を経ていると語ったが、香港デモに対する中国政府の対応を条件とする可能性があることを示唆しました。
  3. 国連は、温暖化が1.5°Cを超えると予測。 温暖化における1.5°Cと2°Cの違いとして発生するのは、4インチ(10 cm)の海面上昇、1世紀に1回ではなく「10年に1回」の北極海からの氷河消滅、およびサンゴ礁の絶滅です。 現状では3.2°C上昇のペースで進んでいます
  4. ソフトバンクの株主は不安だらけ。 WeWork、Uber、その他の問題を抱えたスタートアップへの一連の「Bad Bet(悪い賭け)」と、数十億ドルを自社の幹部に貸し出すことで資金を調達する計画を経て、投資家たちは 個人的に経営不振に不満を抱いている
  5. アメリカ人で増える若年死。 最新の研究によると、自殺、薬物の過剰摂取、その他多数の原因により、他の富裕国が平均寿命を延ばしているにもかかわらず、米国の平均寿命が3年連続で低下したことが明らかになりました。

【今週の特集】

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Quartz(英語版)の今週の特集は、「The transformation economy(トランスフォーメーション・エコノミー)」です。モノを消費する時代から、「自己変革」を売りにするビジネスへの大変革の様子をお届けします。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. AIを規制しようとした最初の努力は完全なる失敗に。ニューヨーク市のタスクフォースは、何を「AI」とみなすかについてさえ参加者の意見が一致しなかったため、混乱に陥った。
  2. 石油メジャーが従業員の動向をテクノロジーで監視か? 米石油大手のChevron(シェブロン)や ExxonMobil(エクソンモービル)などの合弁会社Tengizchevroil(TCO、テンギスシェブオイル)の担当者は、AIやGPSデータ、CCTVの映像を使って現場を監視したいと考えていたという。このプロジェクトに関わるMicrosoftの匿名エンジニアが明かしました。
  3. TikTokで中国のウイグル弾圧を批判。17歳のイスラム教徒の少女のTikTokはメイクアップチュートリアルとして始まりましたが、イスラム教徒の少数民族ウイグル族に対する中国の強制収容について投稿し、その後、使用が禁止されました。
  4. 天体物理学者がイーロン・マスクに科学的な”圧勝”。ニール・ドグラース・タイソン氏は、Tesla(テスラ)のピックアップトラック型電気自動車「Cybertruck(サイバートラック)」がフォード・モーターのピックアップトラック「F-150」と綱引きをしている画像に、明らかな欠陥があると指摘しました。
  5. パパ・ジョンズの創業者が予言する「審判の日」。米ピザチェーンのパパ・ジョンズ・インターナショナルのCEO(最高経営責任者)を追放されたジョン・シュナッター氏は、同社幹部らが「会社を盗み、破壊した」と指摘し、過去30日間に40枚以上のピザを食べたものの「同じピザではなかった」と話しました。

(写真:ロイター)