Daily Brief:Uber、許可取り消しの裏側で…

[qz-japan-author usernames=”kurumifukutsu”]

What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語版の登録はこちら

People walk past a board with the logo of Bitcoin in a street in Yerevan, Armenia September 9, 2019. REUTERS/Anton Vaganov – RC18A2DA9640
People walk past a board with the logo of Bitcoin in a street in Yerevan, Armenia September 9, 2019. REUTERS/Anton Vaganov – RC18A2DA9640
  1. 香港理工大に危険物処理チーム。大規模な抗議活動で警察との激しい衝突が起こった香港理工大に、危険物処理などのために警察の専門チームが派遣されます。キャンパスは11月17日以降、警察が包囲。立てこもっていた学生は徐々に減り、26日には捜索隊が女性1人を発見していました。
  2. ビットコイン、不安定な11月。中国が仮想通貨の取り締まり強化の方針を示したことなどを背景に、大幅に下落するなど、不安定な動きを続けたビットコイン。2年前のこの時期には急騰しており、11月はビットコインにとって忘れられない季節となりそうです。
  3. 歴代天皇に即位を報告。即位に伴う一連の儀式を終えたことを報告するため、歴代の天皇陵を訪問されている天皇陛下。28日には、京都市の明治天皇陵を参拝されます。また、即位パレードで天皇、皇后両陛下が乗車されたオープンカーのトヨタ「センチュリー」の一般公開もスタート。

【今日の夕方は…】

The Rent The Runway store, an online subscription service for women to rent designer dress and accessory items, is seen in New York City, New York, U.S., September 12, 2019. Picture taken September 12, 2019. REUTERS/Shannon Stapleton – RC13F774F1C0
The Rent The Runway store, an online subscription service for women to rent designer dress and accessory items, is seen in New York City, New York, U.S., September 12, 2019. Picture taken September 12, 2019. REUTERS/Shannon Stapleton – RC13F774F1C0

今日28日の夕方メール「Millenials Now(ミレニアルズの今)」では、アメリカで進展する「レンタル経済」の最前線を、最新のユニコーン企業の勢いとともにお届けします。

While you were sleeping

あなたの就寝中に

  1. アメリカのGDPが上方修正。2019年7〜9月のアメリカのGDP(国内総生産)の改定値は、速報値から上方修正され、2.1%増でした。在庫蓄積ペースが加速した。また、FRB(連邦準備制度理事会)が公表したベージュブック(地区連銀経済報告)によると、アメリカの経済は「緩やかに拡大」したとのこと。
  2. …中国との進展で、株価は最高値を続伸。ダウ平均が、前日から42ドル高の2万8164ドルをつけ、前日に付けた過去最高値を上回って推移しました。米中の担当者が電話会談するなど、貿易協定の進展が期待されているためです。
  3. 南アフリカ航空が破綻危機に。一時期はアフリカ最大の航空会社だった南アフリカの国営航空は、今月の従業員給料も半分しか払えておらず、資金繰りが数日以内にストップしそうです。11月に900人の解雇を発表、それに反発するストライキも発生していました。
  4. Uber、免許取り消しの裏側で…。25日にロンドン交通局から、営業許可を取り消された配車アプリ最大手のウーバー。当局によると、2018、19年の14000回の配車が、認証されていない運転手が運転しており、その背景には「アカウント共有」という抜け道があったようです。
  5. テンセントとソフトバンクが出資。中国のインターネット大手テンセントと、ソフトバンクグループのファンドが、アルゼンチンのフィンテック企業Ualá に出資しました。ソフトバンクは、南米向けのファンドを通しての投資を加速しています。

【今週の特集】

Image for article titled Daily Brief:Uber、許可取り消しの裏側で…

Quartz(英語版)の今週の特集は、「The transformation economy(トランスフォーメーション・エコノミー)」です。モノを消費する時代から、「自己変革」を売りにするビジネスへの大変革の様子をお届けします。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. ナオミ・キャンベルがついに黒人カメラマンと仕事。33年超のキャリアを持つスーパーモデルは「主流ファッションの黒人写真家と初めて仕事をした」とツイート。今では白人でないモデルもたくさんいますが、ファッション・ディレクターや雑誌編集者、写真家の中ではまだごく少数です。
  2. 「偽大学」で250人を逮捕。米ミシガン州の「ファーミントン大学」に通う外国人学生が次々と逮捕されました。実はここ、国土安全保障省がおとり捜査のために設立した実態のない大学。逮捕された多くはインド人学生で、大部分が強制送還されました。
  3. ブルキナファソがサヘル地域の新たな震源地に。11月初旬、兵士が護衛する金鉱山従業員の車列が襲撃されるなど、西アフリカのブルキナファソの治安が悪化しています。政府はいくつかの地域で活動を停止しており、イスラム過激派などに領土の一部を奪われています。
  4. 「ゴッドファーザー」の豪邸、破産法適用を申請。著名映画に登場し、米ロサンゼルスのビバリーヒルズにある1億2500万ドル(約140億円)の豪邸が、連邦破産法の適用対象となりました。「ビバリーハウス」として知られ、ケネディ元大統領もここでハネムーンを過ごしました。
  5. ロシアで牛にVRヘッドセット。モスクワ州の農業食糧省は、牛乳の品質工場のため、牛にVR(仮装現実)ヘッドセットを装着させる実験が行われたと発表しました。夏の風景などを見せるもので、実験によって「群れの感情を高めた」としています。
  6. 1頭のクジラは1,000本の木に匹敵する。海洋哺乳類は一生の間に最大33トンの二酸化炭素を吸収します。QuartzリポーターのAkshat Rathiが、温室効果ガスをゼロにする世界の可能性についてまとめた最新のニュースレターをお届けします。

(写真:ロイター)