Daily Brief:トランプの「電撃訪問」

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What to watch for today

世界で今日起きること

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U.S. President Donald Trump eats dinner with U.S. troops at a Thanksgiving dinner event during a surprise visit at Bagram Air Base in Afghanistan, November 28, 2019. REUTERS/Tom Brenner – RC2JKD9BEQHF
U.S. President Donald Trump eats dinner with U.S. troops at a Thanksgiving dinner event during a surprise visit at Bagram Air Base in Afghanistan, November 28, 2019. REUTERS/Tom Brenner – RC2JKD9BEQHF
  1. 欧州委員会の新委員長が中国政府とウイグル問題で協議。前ドイツ国防相でEU(欧州連合)欧州委員会の次期委員長、フォンデアライエン氏は、新体制が発足する12月1日に中国当局と電話会談を行う予定。最近、China cables(中国電報)と呼ばれる、新疆ウイグル自治区のいわゆる再教育施設に関する流出文書の存在が明らかになったことを受けたものです。
  2. インドは2Qの経済成長率の鈍化を見込む。インドステイト銀行(SBI) の経済部門は、第2四半期の成長率を4.2%と予測しており、前年同期の7%から大幅に低下するとしています。
  3. 香港警察が理工大を一掃する。警察当局は、デモ隊が立てこもっていた香港理工大の捜索で、3800を超える火炎瓶を押収したと発表。11月17日から続いていた大学の包囲は金曜日までに終了し、がれきを撤去した上で大学側に引き渡すだろう、としています。
  4. SEA Games(東南アジア競技大会)がフィリピンで開幕。会場建設の遅れや交通網の混乱など、課題が山積。2017年にバハマの離島で企画され、大々的な宣伝で注目されたものの、ずさんな運営で失敗に終わった音楽イベント「Fyre Festival」とも比較され、多くの人々が不満を感じています。

【今日の夕方は…】

Tinder-India-Sex-Cities
Get a room (if you can).
Image: Reuters/Arko Datta

今日29日の夕方メール「India Explosion(爆発するインディア)」では、まだ階級差別や性差別が残るインドで、テクノロジーがいかに性観念を解放したのか、最新の重要ニュースとともにお届けします。

While you were sleeping

あなたの就寝中に

  1. トランプが予告なしにアフガニスタンを訪問。米国のドナルド・トランプ大統領は、感謝祭(サンクスギビング)の休暇を使って、米国の歴史の中で最も長い戦争が続くアフガニスタンに初めて赴き、アメリカ軍を訪れました。また、大統領は、タリバンとの会談が再開したと発表しました。
  2. トルコが、フランスを「テロリストを支援した」と非難。 トルコのチャブシオール外相は、フランスのマクロン大統領が、「テロのスポンサー」であり、ヨーロッパ全土のリーダーになりたがっている、と主張しています。
  3. イラクで、デモ隊数十人が死亡。 報道によると、イラクの治安部隊が、ナジャフのイラン領事館に対する一晩の放火攻撃を受けて、少なくとも35人を殺害したとのこと。イラクで続くデモの波の中で、最も激しい暴動が起きた日でした。 
  4. イタリアの警察が、新たなナチス計画を発見しました。 警察部隊が、「ナチス賛成派で、嫌外国人主義で、反ユダヤ主義の公然たるムーブメント」を望む過激派が保有する武器の隠し場所を発見した、とのことです。 警察によると、彼らはイギリスやポルトガルの同様のギャングたちとつながっているもようです。
  5. 世界的な美術専門家が、略奪されたカンボジアの骨董品の販売で起訴。 ダグラス・ラッチフォードは、50年にわたり、美術館、ディーラー、オークションハウスに盗まれたアートを違法売買していました
  6. 「ヒルズボロの悲劇」の警察署長が無罪に。 デビッド・ダッケンフィールドは、1989年に英サッカー、プレミアリーグで、リバプールのファン96人がサッカースタジアムで押しつぶされて死亡したとき、サウスヨークシャー警察を担当していました。

【今週の特集】

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Quartz(英語版)の今週の特集は、「The transformation economy(トランスフォーメーション・エコノミー)」です。モノを消費する時代から、「自己変革」を売りにするビジネスへの大変革の様子をお届けします。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. NSAは契約業者に10万ドルをだまし取られた。米連邦政府の起訴状によると、NSA(国家安全保障局)は、インテリジェンスアナリストとして働いていた女性がしなかった仕事に対してお金を支払った、と主張しています。
  2. 英国のテレビ局が、首相の代わりに氷の彫刻を設置。ジョンソン首相が、気候変動に関するテレビ討論への参加を拒否。彼は代わりに、父親と仲間を派遣しましたが、テレビ局は彼らが代わりに出演することを認めず、首相の席には氷の彫刻を設置しました。
  3. 生物の授業で、人工カエルを解剖する時代に。偽物のカエルは、フロリダの高校で初のお目見え。(人間が作った)合成組織で作られています。
  4. 1年で​​100,000回の実験を遂行したロボット。MITの科学者は 、実験を繰り返すためにロボットを作ったところ、さらにロボットはロジックをレビューし、レスポンスを作成することまでできました。
  5. カナダの「アスベスト市」が名前を変える案。地元の役人は、同じ名前の有毒物質の影響を受ける人々に、きちんと配慮しようとしているようです。

(写真:ロイター)