Daily Brief:アラムコが、アリババ超えへ

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語版はこちらから。

A puppet depicting French President Emmanuel Macron is tossed into the air during a demonstration against French government’s pensions reform plans in Nice as part of a day of national strike and protests in France, December 5, 2019. REUTERS/Eric Gaillard – RC2ZOD9LKESR
A puppet depicting French President Emmanuel Macron is tossed into the air during a demonstration against French government’s pensions reform plans in Nice as part of a day of national strike and protests in France, December 5, 2019. REUTERS/Eric Gaillard – RC2ZOD9LKESR
  1. 香港航空、燃料注入なるか。香港の航空運輸当局は、HKA(香港航空)への運航許可を継続するかどうかを判断します。香港では長引く大規模抗議活動を受けて、航空業界全体が苦戦を強いられており、HKAでは給与の支払いが遅れていましたが、同社は追加資金が確保できる見通しだとしています。
  2. …そして、デモ参加者たちは、選挙後の変化を試す。新しく選出された民主化政府の対応に注目が集まる中、香港警察は、日曜の午後に行われる大規模なデモにゴーサインを出しました。
  3. 米国とカナダで雇用統計発表。11月の米雇用統計は、期待外れだった10月の数字から上昇する可能性がありますが、全般的な改善を示すものではないかもしれません。アナリストらは、カナダの11月の雇用統計にも良いニュースが含まれていると予想しています。

【今日の夕方は…】

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今日12月6日のPMメールは、「India Explosion(爆発するインディア)」です。GAFAをはじめ、世界のテック企業を席巻するインド人エリートですが、彼らの中では今、従来の教科書とは異なる「学び方」が浸透しています。

While you were sleeping

あなたの就寝中に

  1. 仏で数十万人が年金の変更に抗議。マクロン大統領の年金改革に抗議するため、教育・運輸業界の労働者ら約25万人が全国40以上の都市でデモを行い、石油生産、公共交通、学校などに影響を及ぼしました。
  2. サウジアラムコ、歴代最高のIPOへ準備万端。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社は、上場に先立って国有企業の株式、30億株を売却。評価額は時価総額1兆7000億ドル(約185兆円)に上り、アリババの過去の記録を上回る可能性があります。
  3. ユナイテッド航空CEOが辞任を発表。米ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEO(最高経営責任者)が退き、同社のスコット・カービー社長が5月にCEOに就任します。カービー氏は、米国の航空会社のリーダーになるために会社を立て直す役割を果たしたことで知られています。
  4. 米議会がトランプの弾劾調査を強化した。民主党のペロシ下院議長は、トランプ大統領の弾劾訴追状を起草するよう、下院に指示しました。トランプ氏を弾劾するつもりならば「すぐやるべきだ」と述べる一方、司法委員会は、来週、証拠に関するプレゼンテーションを受けるために公聴会を開くと発表しました。
  5. インドの裁判所に向かっていたレイプ被害者が火を付けられた。警察によると、レイプ犯だと申し立てられた男を含む5人組に火を放たれた23歳の女性は、現在、危篤状態。インドが性暴力への対処を迫られる中で発生した事件です。

【今週の特集】

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Quartz(英語版)の今週の特集は、「Disrupting Dimentia(認知症をディスラプトせよ)」です。長寿化が進み、高齢人口が増えていくなかで、痴呆症をいかにマネジしていくのかは、世界共通の課題。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. 「ハイリスク移民」の強制送還に前向きな米航空会社は1社だけ。多くの航空チャーター会社が取引を拒否しているため、コストが高騰し、ICE(移民税関捜査局)が1時間に33,500ドルも支払っているケースもあります。
  2. 地球温暖化で、鳥が小さくなっている。 この驚くべき結果は、北米の渡り鳥52種について、70,716の標本を調べた研究で判明したものです。
  3. 密輸業者が偽の国境検問所を作った。ある男は4人の移民をだまし、彼らがロシアからフィンランドに渡ったと思い込ませました
  4. コーヒーからフォード車。マクドナルドのコーヒー豆廃棄物をバイオプラスチックに変える計画です。
  5. セレブは自分のAIを作る。作家のディーパック・チョップラ氏は、バーチャル版の自分をデザインしました。これは、死後に不老不死になるという未来かもしれません。

(写真:ロイター)