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What to watch for today
世界で今日起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語版はこちらから。
- 国連が北朝鮮について議論。国連安全保障理事会は、米国が要請していた公開会合を開き、北朝鮮の核・ミサイル計画に対応するための最も適切な選択肢について話し合います。
- アラムコ株が取引を開始。サウジアラビア政府が株の大半を厳重に管理しているため、国営石油会社サウジアラムコ社が売り出すのは全株式のわずか1.5%。上場企業の中で最も低い割合です。なお、Appleの浮動株比率は88%です。
- Blue Originが再び動き出す。米アマゾン・コムのジェフ・ベゾスCEOが設立した宇宙開発ベンチャー「ブルーオリジン」は、3度目となる準軌道宇宙旅行用ロケット「ニュー・シェパード」の打ち上げをテキサス州で実施します。再利用可能なこのロケットにとっては6回目の飛行で、科学実験や宣伝のための積み荷を載せて、高度66マイルをわずかに超えて飛行する予定です。
【今日の夕方は…】
今日12月11日のPMメールは、「Africa Rising(沸騰するアフリカ)」をお届け。今、スタートアップ・ムーブメントが沸騰しているアフリカに、ツイッターの共同創設者兼CEOのジャック・ドーシーが、1年のうち数カ月も滞在して、新たな仕掛けをしようとしています。
While You Were Sleeping
あなたが寝ている間に
- 米下院民主党が正式にトランプへの弾劾訴追を求めた。トランプ大統領に対する9ページの弾劾条項(弾劾訴追状)が新たに公表されました。この中では、ウクライナ政府が大統領選に干渉するように職権を乱用して圧力をかけたこと、議会による調査を妨害したことなどが指摘されています。
- …そして、NAFTA刷新ではトランプ政権と合意。25年前に結ばれたNAFTA(北米自由貿易協定)に代わる新協定案に合意した後、双方が勝利を宣言しました。労働者や環境保護に関する規定が新たに盛り込まれました。
- 米国がミャンマー軍幹部に制裁。米財務省は、ミン・アウン・フライン司令官を含む、ミャンマー軍幹部4人の資産を凍結。文官トップのアウン・サン・スー・チー国家顧問はミャンマー政府によるイスラム教徒少数民族ロヒンギャへの対応をめぐり、オランダ・ハーグのICJ(国際司法裁判所)で行われる審理での弁明に臨みました。この制裁は他にもコンゴ軍のムサ・バルク氏など14人の他国の高官に対しても行われています。
- エクソンモービルが気候変動訴訟で勝った。気候変動が事業に及ぼすリスクを説明せず、投資家に損害を与えたとしてニューヨーク州が米石油大手のエクソンモービルを訴えていた訴訟で、裁判所は「不適切な対応はなかった」と判断しました。マサチューセッツ州も、同種の訴訟を起こしています。
- アルゼンチンで左派政権が復活。正義党のフェルナンデス氏が中道右派のマクリ前大統領を退け、大統領に就任しました。フェルナンデス氏は高インフレや蔓延する貧困、迫りくるデフォルト(債務不履行)の恐怖など、前任者の不人気だった緊縮政策を終わらせると誓いました。
【今週の特集】
Quartz(英語版)の今週の特集は、「Beyond the Fintech Hype(フィンテック、ブームを超えて)」です。Quartzの金融とテックの取材班が、真の次世代企業へと迫る力作です。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。
Matters of debate
世界のトリビア
- 15年以上にわたって最高のパフォーマンスを発揮している通貨は…。タイのバーツとイスラエルのシェケルは、ドルに対して一貫して強くなっています。
- かつてコルカタは公害防止の先駆者だった。1世紀前、インドの主要都市、コルカタの空気は「ヨーロッパの主要な工業都市よりもクリーン」だとされていました。
- ナマコの密輸は深刻な問題だ。中国産の珍味であるナマコ。米当局は、南部の国境を越えようとしていた男のかばんから、保護対象の46種を発見しました。
- Appleの最高級コンピュータの価格はBMWよりも高い。新しくリリースされたMac Proは、オプションで様々な機能を追加すると、5万ドル以上になる可能性があります。
- 12月は調査報道のプライムタイム。米ピュリツァー賞の締め切りを前に、出版界は大騒ぎになっています。
(写真:Blue Origin)