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What to watch for today
世界で今日起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語版はこちらから。
- 市場は米中貿易の進展に反応。「第1段階」の貿易協議で米中が合意したことが発表されてから初めて、終日取引が行われます。投資家は米中双方の関税が引き下げられたことについても反応しそうです。
- 香港の行政長官が北京で習近平と会談。香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、中国の国家主席と政治・経済の状況について話し合う予定です。14日から始まったこの訪問は、先月の香港区議選で惨敗して以来、初となるものです。
- 中国が11月の経済統計を発表。アナリストらは、独身の日の売上高が380億ドルを超えたことを受け、鉱工業生産が改善し、小売売上高が増加に転じると予想しています。
【今日の夕方は…】
今日12月16日のPMメールは、「Next Startups(次なるスタートアップ)」です。今回は、日本では未だに遠い話にも聞こえる気候変動問題に対し、あるユニークな方法でアプローチする企業を紹介。地球温暖化がグローバルな問題として叫ばれる中、一般消費者がより身近に地球環境に貢献できるサービスの内容とは?
Over the weekend
週末に起きたこと
- 中国が報復関税見送り。中国当局は、15日に発動予定だった米国製品の一部に対する報復関税を見送ると発表しました。これは、米国が13日に、中国に新たな関税を課すことはなく、既存の関税をわずかに引き下げると発表したことに続く動きです。
- 失望に終わったCOP25。スペインのマドリードで開かれていたCOP25(国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議)は、会期を2日間も延長したにもかかわらず、温室効果ガス削減に向けた主要国の大胆な約束は実現できませんでした。
- 香港のデモ隊がショッピングモールを行進。クリスマスシーズンを迎えたショッピングモールで、デモ参加者らは「自由のための戦い」などのスローガンを掲げました。地元メディアの報道によると、これに対抗するために警察が催涙ガスや催涙スプレーを使ったケースもあるとのこと。
- 北朝鮮がミサイル発射場でまた実験か。国営メディアは、この作戦を「非常に重要な」と表現しただけで、詳細はほとんど明らかにしていません。専門家は、ICBM(大陸間弾道ミサイル)もしくは宇宙発射体の新しいエンジンが関係していると推測しています。
- タイで2014年の軍事クーデター以来、最大のデモ。約1万人に及ぶ野党・新未来党の支持者がバンコクの街頭に繰り出しました。当局は、3月の総選挙で躍進したこの党を解党させる動きを見せています。
Matters of debate
世界のトリビア
- 債権者たちが、仮想通貨企業のCEOの遺体を掘り起こしてほしがっている。カナダの仮想通貨交換業者「クアドリガCX」では、共同創業者でCEO(最高経営責任者)のジェラルド・コッテン氏が昨年12月に急死したことを受け、仮想通貨にアクセスできない状況が続いています。彼が死を偽装したのではないかと疑っている人もいるようで、遺体を調査するよう求めています。
- ヤドカリは人間のような不平等に直面しています。最高の貝殻の分布は、人間の富の分布と似たパターンを持っています。
- テイラー・スウィフトが「音楽のプライベート・エクイティ化」を揶揄。ポップ音楽の女王は、賞受賞の壇上で、音楽の金融投資家を名指し、「アーティストの作品録をアプリや靴のライン」のように売り買いしていると批判しました。
- リトアニアの空港に「禁制品ツリー」が登場。警備当局はナイフ、ハサミ、ライター、爪切りを押収し、鋭いクリスマスツリーを作り上げました。
(写真:ロイター)