Daily Brief:アップルがジェームス・ボンドと交渉

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。毎朝、次のビジネスリーダーに必須のグローバルなニュースをお届けします。英語版はこちらから。

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  1. 習近平がマカオ返還記念日を承認。中国の習近平国家主席は、マカオが1999年12月20日にポルトガルから返還されて20周年となることを祝う記念式典に出席します。習氏は、3日間の訪問でこの地域を金融ハブとして知らしめようとしており、こうした支援は抗議活動が続く香港への非難だと見なされています。
  2. ウズベキスタンで議会選挙。英誌エコノミストによって2019年で最も改善された国に選ばれたばかりで、中央アジアで最も人口の多い国が投票所に向かっています。しかし、ミルジヨエフ大統領と対立する野党がないため、今回の選挙は政治的変革の機会をほとんどもたらしません。
  3. EU離脱関連法案を英下院に提出。ジョンソン首相は、EU(欧州連合)離脱のための新たな枠組みを導入しており、議会での予備投票はきょう行われる予定です。

【今日の夕方は…】

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今日12月13日のPMメールは、「India Explosion(爆発するインディア)」です。今回のテーマは、「インド発世界のスタートアップ」。グーグルやアンドリーセンホロヴィッツなどで15年勤務した経歴を持つ識者が、アメリカの次はインドがユニコーンの生産地になると語る理由を、チャートを交えて解説します。

While you were sleeping

あなたの就寝中に

  1. 米中貿易協定の進展に市場は続伸。アメリカのスティーブン・ムニューシン財務長官が、米中貿易協定は署名に向けて、すでに文書化されていると述べたことで、ニューヨーク株式市場は最高値を更新しました。また米中は、北朝鮮をめぐる安全保障問題についても、新たな協調を示しています
  2. マレーシアの汚職事件でゴールドマン・サックスは20億ドルの罰金支払いへ。米金融大手ゴールドマン・サックスはマレーシアの政府系ファンド「1MDB」をめぐる汚職問題に関して、罪を認める方向で当局と協議を進めています。米司法省は第三者委員会の設置を求める可能性があります。
  3. 開発途上国の負債は55兆ドルに到達。世界銀行は2018年の開発途上国の負債額が記録的水準に達したと発表しました。この増加は「この50年間で最大かつ最速で最も広範囲」だと見られています。
  4. 米軍がだまされて中国から「アメリカ製」装備を購入。Quartzが入手した刑事告発によると、ある軍事請負業者が米国製と偽って中国製の装備を米国政府に販売したとされています。
  5. Appleが、ストリーミングプラットフォームにジェームズ・ボンドやスポーツを含めることを検討。ウォール・ストリート・ジャーナルは、Appleが、映画「007」シリーズを所有するMGMホールディングスやPac-12(パシフィック12カンファレンス)と動画配信サービス「Apple TV+(アップルTVプラス)」の追加提供について予備交渉を行っていると報じ、ライブスポーツのホスティングに関心があることを示唆しました。また、ストリーミング分野では、TiVo(ティーボ)とエンターテインメント技術企業Xperiが30億ドルの合併を発表しました。

今週の特集

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今週のQuartz(英語版)の特集は「The business of water scarcity(水不足のビジネス)」です。世界中で、新鮮な水が足りなくなる事態が発生しています。企業たちが支配する水ビジネスと、資本主義の問題について、Quartzが論じます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. 口座を開設した方には豚肉プレゼント。ASF(アフリカ豚コレラ)の流行を受けて、豚肉の価格が急騰。中国各地の小規模銀行では、口座を開設した顧客に豚肉を提供しています。
  2. 「世界最強」パスポートはそれほど人気がない。日本のパスポートは、ビザを事前に申請しなくても190の国と地域に渡航することができ、旅行に持っていくのに最も便利ですが、4分の3の人が所持していません
  3. 贈り物がより実用的になったのには理由がある。かつては、無益なギフトを防止するための団体(the Society for the Prevention of Useless Gifts、SPUG)が設立されたこともあります。
  4. 液晶画面が水漏れする。科学者らは、スマートフォンやテレビに使われている液晶デバイスは、結晶粒子の滴によって、有害な化学物質にさらされていると指摘しています。
  5. ワカンダ王国は少しの間だけ米国の自由貿易パートナーだった。米農務省は、ウェブサイトの機能を確認するために、ディズニーの映画「ブラックパンサー」に登場するアフリカの架空の国を利用しました。

(写真:ロイター)