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BACK TO THE FUTURES
タイムマシーンに乗って
Quartz読者のみなさま、こんにちは。本日30日のPMメールは、年末特別号として「2019年の株」をQuartzの専門記者がユーモアを交えて振り返ります。
拝啓
あなたには、投資をする中で、「過去のパフォーマンスが未来の結果を保証しない」という教訓を噛み締めた、黒歴史はありませんか？
夢のような話ですが、我々は、タイムトラベルを習得しました。不確実性が無くなれば、株選びは非常に簡単になります。実際、タイム・ロード・キャピタル合同会社（架空の企業）では成功しています。
我々が「投資戦略が完璧」だという時、それは本気で言っています。なぜなら、我々のアドバイスはすべて以下のポリシーに沿って行われているからです。
「未来の結果は、過去のパフォーマンスによって保証されており、歴史は繰り返す」
The top 10 stocks in the S&P 500
今年のトップ10社
さて、今年のマーケットの振り返りをしましょう。
2010年代が終わる今年は、この10年の振り返りも行いました。いつもの警告をしておきましょう、もし1年以上さかのぼりたい場合は、現在の世界が変わってしまう可能性を念頭に置いておいて下さい。
現在の世界には、様々な選択肢があります。2019年、S&P 500の上位10社の株の中でも、半導体メーカーのAMDは、群を抜くパフォーマンスを見せ、150%の成長を果たしました。
AMDに続くのは、Lam ResearchとKLA。どちらも半導体を手掛ける企業です。過去の自分に、TargetやChipotle、Xeroxを勧めるのも良いでしょう。スウェットやブリトー、プリント用トナーという一見不安定な商材で大儲けしました。
常に、設備投資する企業には慎重になって下さい。
ただ、直接伝えると、上手く行かないことが多いので、古本に挟まれている、不思議なメモのように間接的に伝えましょう。踊り回るのは、（映画Back to the future主人公の）マーティー・マクフライに任せて、うまく立ち回るように。
この世界でも上手く行っている会社はたくさんあります。だから、そんなに貪欲にならないで。優良株は不用意に注目が集まるのを避けたがります。最初期にタイムトラベルをした、血気盛んな投資家たちは未来を見通して大金を使った結果、時空に裂け目が生まれ、異様が現象が起こってしまいました。
毎年この時期、私たちは、時空間を超えて、集荷係の同僚とクリスマスカードを送り合っているのですが、他の時空世界では、TVスターが大統領になっているようです。もちろん、我々の世界もそうですが、別の世界では、クロエ・カーダシアンによる社会共産主義、ライアン・シークレストによる全体主義国家、ル・ポールによる環境に配慮した世界政府が存在する時空世界もあるようです。
言いたいのは、タイムトラベルする際には十分気を付けて欲しいということです。
Magic Internet Money
この10年ベスト株は
2010年の上場以来、4,000％以上成長し、この10年間で最高のパフォーマンスを出したNetflixや、同じ期間で、2,000％近くのリターンを記録した、3倍のレバレッジをかけたテクノロジーETFは、非常に魅力的に映ります。しかし、10年を見据えて投資するならば、我々がお勧めするのはビットコインです。
ビットコインは2010年に取引が開始されてから、9000万パーセント（またはそれ以上）成長しています。
通常、このような派手なリターンに飛びつくことはお勧めしませんが、仮想通貨のアーリーアダプターの多くは、巨額の富を手にすることに成功しています。
だから、もし過去に戻って投資するならば、あまり目立たないようにしてください（加えて、いまだに仮想通貨はお金の流れを追うことが、ほぼ不可能で、我々が未来の世界を覗いてみた限りでも、規制当局も、しばらくは追うことができないようです。）。
未来を見てきた我々のクライアントは、ダークウェブで麻薬を買うためにも使用される魔法のインターネットマネーが、「そんなこと」になろうとは思わなかったと私たちに語ってくれました。
幸せな年末休暇と投資での幸運を祈っています！（そんなこと心配しなくても大丈夫でしょうが）
敬具
―タイム・ロード・キャピタル合同会社