Year-End Brief:ゴーン、レバノンへ脱出

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。2019年最後のDaily Brief。今日も、世界の「次」を知るためのニュースをお届けします。英語版はこちら

FILE PHOTO: Former Nissan Motor Chariman Carlos Ghosn leaves the Tokyo Detention House in Tokyo, Japan April 25, 2019. REUTERS/Issei Kato/File Photo – RC2X5E9YWF2L
FILE PHOTO: Former Nissan Motor Chariman Carlos Ghosn leaves the Tokyo Detention House in Tokyo, Japan April 25, 2019. REUTERS/Issei Kato/File Photo – RC2X5E9YWF2L
Image: REUTERS/Issei Kato/File Photo
  1. 世界が新しい年を迎える。オーストラリアのシドニーでは、大規模な花火大会で世界初の祝賀イベントが行われます。猛威を振るう森林火災の延焼を防ぐために、火気の使用が全面的に禁止される中、地元当局が主催者に例外的に開催を認めました。
  2. 北朝鮮の核交渉の期限が切れる。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、米国の外交官が今日までに核交渉の新たな条件を提示して交渉テーブルに戻らなければ、不吉な「クリスマスプレゼント」を米国に送ると脅しています。前回協議が決裂した後、専門家の推測では、北朝鮮はICBM(大陸間弾道ミサイル)に関する実験を再開したとみられてます。
  3. 記録的な寒さに凍えるデリー。同市ではいくつかの地域で気温が2度まで下がるなど、12月としては119年ぶりの寒さとなりました。濃霧が問題を悪化させ、飛行機と地下鉄の運行を遅らせています。天気は数日間、暖かくも晴れもしないだろうと予想されています。

【今日の夕方は…】

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今日12月31日大晦日のPMメールは、2019年最後の記事として、「新語で振り返る香港デモ」をお届けします。2019年、世界を震撼させた「香港デモ」を、そこで生み出された新たな「言葉」を通して、Quartzが総括します。

While you were sleeping

あなたの寝ている間に

  1. カルロス・ゴーンがレバノンへ脱出。ルノーと日産自動車、三菱自動車の3社連合のトップを務めていたゴーン被告が、母国のレバノンに驚きの帰国を果たしたのとことです。会社法違反(特別背任)などで起訴され、保釈中の日本を去ってのことです。
  2. インドがファーウェイの5Gトライアルを許可。米国の制裁と国際的な圧力によってファーウェイのネットワーキング事業が縮小された1年を経て、このニュースは間違いなく、かの中国の巨大テック企業にとってありがたいものです。トライアルは早ければ来年1月にも始まるとのこと。
  3. 米国の外交官たちは、中国の同盟国にウイグル人問題でロビー活動をすると話した。米国のポンペオ国務長官は、数十万人のイスラム系住民の強制収容を支持する中央アジア諸国の代表とこの問題を提起すると約束した。
  4. イランがマレーシア船を拿捕。国営メディアによると、革命防衛隊は140万リットルの「密輸燃料」を船内から押収し、16人の乗組員を逮捕しました。
  5. 中国の大規模なハッキングは、想像以上にひどいものだった。WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)の報道によると、中国の諜報機関に接続したハッカーによって実行されたとされるサイバー攻撃「クラウドホッパー作戦」は、英豪資源大手のRio Tinto(リオ・ティント)や医療機器大手のPHILIPS(フィリップス)などの大企業の機密情報へのアクセスを得たそうです。
  6. 大麻の投資家にとって悪いニュース。マリファナ業界初の上場投資信託が、史上最安値を更新しました。あるアナリストは、業績不振の原因を「地方の失策」と米国市場へのアクセスの欠如にあるとしています。

今週の特集

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今週のQuartz(英語版)の特集は「Taming time(時間を飼い馴らす)」です。ビジネスが可処分時間の取り合いとなり、誰もが「時間が足りない」と感じる現代における、新たな時間との付き合い方を、Quartzがレポートしていきます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. シャロン・ストーンがブロックされた。何人かのユーザーは、映画「氷の微笑」などで名声を得たスターの、マッチングアプリBumble(バンブル)でのプロフィールがフェイクだと訴えたようです。
  2. グレタ・トゥンベリの父親は、彼女が学校をサボったことを喜んでいなかった。しかし、現在、父のスバンテさんは、娘は環境活動家になってからずっと幸せだと話しています。
  3. 新しいLittle Women(若草物語)の映画は1994年のバージョンほどうまくいっていない。これは、批評家の称賛と数百万人の興行収入にもかかわらずです。
  4. ソーラーパネルは次の家電。米カリフォルニア州では、新築の家はすべて、電力需要を満たすのに十分なパネルを備えなければならない。
  5. 2020年は1兆ドルの宇宙経済の年だ。この楽観論を後押ししているトレンドは、テクノロジー経済を動かしているトレンドと同じです。

*2020年のAMメール「Daily Brief」は、1月6日からお届けの予定です。PMメールは今日の夕方もお届けします。今年は、Daily Briefをお読みいただき、誠にありがとうございました。Happy New Year!

(写真:ロイター)