Daily Brief:「空飛ぶUber」が登場

[qz-japan-author usernames=”nriveroqz,showsonqz”]

What to watch for today

世界の今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。1月8日、世界の「次」を知るためのグローバルニュースはこちらです。英語版も合わせてどうぞ。

Lawmakers push one of the entrances of the Venezuela’s National Assembly building in Caracas, Venezuela January 7, 2020. REUTERS/Fausto Torrealba NO RESALES NO ARCHIVE – RC24BE9X2JPG
Lawmakers push one of the entrances of the Venezuela’s National Assembly building in Caracas, Venezuela January 7, 2020. REUTERS/Fausto Torrealba NO RESALES NO ARCHIVE – RC24BE9X2JPG
  1. インドの労働者がストに突入。左派政党所属の労働組合は、労働者に悪影響を及ぼすというモディ首相の政策に抗議して、大規模なストライキを計画しています。国営石炭会社のCoal India(コール・インディア)は、その結果、生産が減速すると予想しています。
  2. カルロス・ゴーン、記者団に語る。逮捕された日本の自宅からレバノンへ最近逃亡したばかりの日産自動車元会長は、会見で文書と氏名を提供するとしています。日本はゴーン氏の妻、キャロルさんの逮捕状を取りましたが、ゴーン氏のスポークスマンは、これは来たるべき会見の邪魔をするための動きだと述べました。
  3. 香港は中国からの肺炎拡大を防ごうとしている。保健省は、現行の疾病管理条例に「新規感染因子に関連する重度の呼吸器疾患」を加える法案を官報に掲載すると述べました。つまり、本土からの旅行者は、到着時に検査を義務付けられることになります。

【今日の夕方は…】

Image for article titled Daily Brief:「空飛ぶUber」が登場

今日、1月8日(月)のPMメールは、「Africa Rising(沸騰するアフリカ)」です。Quartzが早くから注目してきたアフリカにおけるスタートアップの勃興。その2019年の急成長を振り返るとともに、今年にも通じる新たなムーブメントを徹底レポートしていきます。

While You Were Sleeping

あなたの就寝中に

  1. 「空飛ぶタクシー」と「消えるカメラ」。配車アプリ最大手のUber(ウーバー)は、交通渋滞への解決策として空中ライドシェアを提案、Appleは消費者のプライバシーについて語りました。一方、中国のスマートフォンメーカーのOnePlus(ワンプラス)は、必要な時にだけ姿を現すカメラの付いたスマホのデモンストレーションを披露しました。QuartzによるCES2020についてのレポートは、金曜日まで続きます。
  2. プエルトリコでまた地震。この島は広範囲にわたる停電、重大な構造的被害を受けました。過去1週間に発生した一連の小規模な地震を上回るマグニチュード6.4の地震で、少なくとも1人が死亡しています。
  3. ホワイトハウスは人工知能の規制についてガイダンスを提供した。米国のトランプ政権は、連邦政府機関がAI(人工知能 ) に関する法律を作る際の指針となる10の原則を発表し、公正さとセキュリティだけでなく、費用対効果の分析も強調しました。米国は国際的な同盟国に対し、同様の干渉しないアプローチを取るよう促しました。
  4. ベネズエラの野党が議会を襲う。 大統領と国会議長がともに2人となる政治的混迷を迎えている中で、フアン・グアイド国会議長(暫定大統領)が率いる野党議員たちが、暗くなった議会ホールで象徴的な宣誓式を行いました。野党議員たちが、議会に入らせまいとする兵士の列を通り過ぎた後、政府は内部の照明を消しました。
  5. ジョンソン・エンド・ジョンソンに対する訴訟に疑問符。 医薬品・日用品大手の米J&Jは、タルク(滑石)などを原料とするベビーパウダーに含まれるアスベストが、一部の女性に卵巣癌を引き起こしたと主張する何千もの訴訟を提起されていました。しかし、米国政府が支援する研究によると、 両者の間に決定的な関係は見つからなかったとのことです。

今週の特集

Image for article titled Daily Brief:「空飛ぶUber」が登場

今週のQuartz(英語版)の特集は「The birth of geriatric cool(クールな高齢化の誕生)」です。日本だけでなく、多くの先進国で高齢化が大きな課題となる中、いかに老年をミレニアルズのような躍動ある産業として捉えるのか、大きな変化の兆しをQuartzがレポートしていきます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. バスルームについての新しい雑誌。“Facility”は、トイレ文化が十分に浸透していないと考えています。
  2. ナビアプリは屋内に移動している。従業員が迷路のような職場を移動するのを助けることが目的です。
  3. 日本の科学者は魚をヴィーガンにしたいと思っている。養殖魚は近いうちに、小さな魚に似せた植物ベースの模造品を食べるようになるかもしれません。
  4. ヨーロッパの税金詐欺は幻の貿易黒字を生み出す。企業はVAT (付加価値税) を回避するため、他のEU(欧州連合)諸国への輸出を数千億ユーロも過大に報告しています。
  5. アンティークのトラクターは人気商品。農家は1980年以前に製造された製品を好みます。これらは安価で丈夫、そして、修理が難しいコンピューター化された部品が使われていません。

(写真:ロイター)