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What to watch for this weekend
世界で週末起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。1月10日、世界の「次」を知るためのグローバルニュースはこちらです。英語版も合わせてどうぞ。
- 台湾で、有権者が新しい総統を選出する。今年に入って、現職のツァイ・インウェン（蔡英文）氏と高雄市長で親中派とされるハン・グオユー（韓国瑜）氏の対決構図が広がっています。世論調査によると、蔡氏は土曜日の開票後、2期目の当選が見込まれています。
- バンコクのデモ隊は、反独裁のために走る。数千人のランナーが日曜日の早朝、タイの首都で、政府に対抗する6キロのレースに参加するため、スタートラインに立ちます。一方、政府の支持者たちは「おじさんを応援するために歩く」イベントを計画しています。「おじさん」はタイのプラユット首相を意味します。
- 米国の2019年最後の雇用統計を公表。エコノミストらは、先月の雇用創出は、昨年11月の266,000人から減少したと予想していますが、失業率は3.5%で横ばいになるとの見方が大勢を占めています。
【今日の夕方は…】
1月10日（金）のPMメールは、「India Explosion（爆発するインディア）」です。今日は、「スタートアップのCEOが2019年に読んだ本」をトピックにニュースレターをお届け。成長し続けるインドのスタートアップ企業のCEOは、どのような本を読んでインプットしているのでしょうか？
While You Were Sleeping
あなたの就寝中に
- 米中貿易協定が「第1段階」の合意文書に署名へ。中国政府は劉鶴副首相が来週の署名に向けて、ワシントン入りすると発表。一方でトランプ米大統領は、11月の大統領選後まで、「第2段階」の交渉については保留すると明かしました。
- 英国とカナダは、テヘランでの飛行機事故はイランのミサイルが原因だとみている。両国のトップは、墜落し乗客176人が亡くなったウクライナ国際航空のボーイング737-800が、誤って撃墜された可能性を示唆しました。イラン政府がエンジントラブルだったと発表する中での新情報を受けて、ボーイングの株価は上昇しました。
- Apple株が史上最高値。中国でのiPhoneの売上が予想以上に好調だったことを受けて、アップルの株価は2%上昇。309.63ドルの新記録を達成しました。この上昇でS&P500とダウ平均株価もともに最高値を更新しています。
- ボリス・ジョンソンのブレグジット法案が可決。英下院は、1月末に英国がEU（欧州連合）を離脱する内容を明確にした、離脱法案を330対231で可決しました。
- 2020年の東京オリンピックで、政治的主張は許されない。ＩＯＣ（国際オリンピック委員会）は、競技者が競技や式典で政治的な主張を行えば、処分を課すと決定しました。大会中のメディアやオンラインを通じての政治的なコメントは許可されます。
- ザッカーバーグが「今年の挑戦」の伝統を捨てる。 Facebook創設者のザッカーバーグ氏は、「1年で50州すべてを訪問する」や「1日1マイル走る」などの、毎年恒例となっていた新年の抱負を、今年は、今後10年間の目標に変更しました。
- SoftBankの支援を受けた建設スタートアップが、サウジアラビアで大型の注文を獲得。Katerra（カテラ）はサウジアラビアに8,000戸の住宅を建設する6億5000万米ドルの契約を結びました。今回の取引は、苦境に立たされているSoftBank Vision Fundにとって数少ない朗報です。
【今週の特集】
今週のQuartz（英語版）の特集は「The birth of geriatric cool（クールな高齢化の誕生）」です。日本だけでなく、多くの先進国で高齢化が大きな課題となる中、いかに老年をミレニアルズのような躍動ある産業として捉えるのか、大きな変化の兆しをQuartzがレポートしていきます。
Matters of debate
世界のトリビア
- Taco Bellは今や6桁の仕事です。米国の失業率がずっと低いのは、 Yum! Brands（ヤム・ブランズ）チェーンが、ファーストフードのマネージャーに10万ドルの給料を出しているからです。
- 新種の群れが発見された。研究者たちは、インドネシアのスラウェシ沖で10種類の新種の鳥を発見しました。
- AIで作られた足の時代だ。デジタル・フットフォト・エコノミーは二度と同じようにはならないかもしれません。
- 東京五輪の期間中の選手用ベッドは段ボールで作られる。たくましいアスリートも恐れることはありません。ベッドは200kg(440ポンド)の重さにまで耐えることができます。
- Quibiは次の大きな話題になるかもしれない。“quick bites,”の略で、ローンチ前のストリーミングビデオサービスは、モバイル時代に最初に成功した真のプレミアム体験になるかもしれません。
（写真：ロイター）