Daily Brief:蘇るビットコイン

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。また新たな1週間が始まりますね。本日も、世界の「次」を知るためのニュースをどうぞ。英語版はこちら

Representations of Bitcoin and pound banknotes are seen in this illustration taken January 6, 2020. REUTERS/Dado Ruvic/Illustration – RC26VE9CER95
Representations of Bitcoin and pound banknotes are seen in this illustration taken January 6, 2020. REUTERS/Dado Ruvic/Illustration – RC26VE9CER95
  1. 中国の製造業者が仕事に復帰……するかもしれない。新型コロナウイルスのアウトブレイクによって延長された旧正月の休暇は、多くの人にとって終わりましたが、「世界の工場」がいつ正常な状態に戻るかは不明です。そのため、世界中の企業がサプライチェーンを心配しています。
  2. ホワイトハウスが予算案を発表。米ドナルド・トランプ政権は、メキシコ国境の壁建設のための20億ドルの新たな資金調達を求める一方、ソーシャルセーフティネットプログラムと海外援助の削減を模索するとみられています。民主党の下院議員は協力しないでしょう。
  3. 世界はオスカーにチャンネルを合わせる。作品賞は、第一次世界大戦を舞台にした『1917 命をかけた伝令』と韓国のスリラー映画『パラサイト 半地下の家族』 の2作品の競争になりつつあります。あなたがどこにいても授賞式を視聴できる方法は、こちらです。
  4. アラガンが第4四半期の収益を報告。この大手製薬会社は、12月にFDA(米食品医薬品局)が承認した急性片頭痛治療薬、Ubrelvy(ウブレルヴィ) の商品化について協議するとみられており、多くのアナリストは大ヒット商品になるとみています。

【今日の夕方は…】

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Image: REUTERS/NAVESH CHITRAKAR

今日、2月10日(月)のPMメールは、「Next Startups(次なるスタートアップ)です。今やテック業界で次々と進む、リモートワーク。そのムーブメントに新たなソリューションを提供する異次元企業を紹介します。

Over the weekend

週末に起きたこと

  1. 武漢ウイルスの犠牲者数が2003年のSARSを上回った。中国での死者は800人を超え、WHO(世界保健機関)のチームが北京に向けて出発しました。一方、米当局者は、中国人以外で初めてとなる死亡者―武漢で先週死亡した米国人女性―が確認されたことを認めました。
  2. アイルランドの選挙は政治的行き詰まりを示した。出口調査と早期開票の結果は、左翼民族主義者のシン・フェイン党にとって突破口を示唆しています。シン・フェイン党は、以前から優勢だった与党の統一アイルランド党や共和党を上回ってはいないものの、対等な存在に見えました。連立協議はつかみどころがないものになるかもしれません。
  3. タイは最悪の銃乱射事件に見舞われた。金銭トラブルに怒ったと報道されている兵士は、少なくとも29人を殺害し、数十人を負傷させました。警察は、ショッピングモールで長時間にらみ合った後、兵士を射殺しました。
  4. イラン、ミサイルを公開も衛星は届かず。 米国が武器開発に不安を抱く中、イランは長距離対応の新しいミサイルを披露しましたが、ロケットの速度が不十分なため通信衛星を軌道に乗せることができませんでした。
  5. ビットコインが1万ドルを突破。このところ上昇傾向が続いていましが、この暗号資産(仮想通貨)は昨日、10月以来初めて心理的に重要な水準を超えました。2017年12月のピーク時には2万ドル近くに達しましたが、その後、急落しました。

今週の特集

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今日10日の日本時間夕方から配信開始の、今週のQuartz(英語版)の特集は「Retail versus Amazon(Amazon VS 小売り)」です。圧倒的なスケールで小売業界を変えてきたアマゾンは、次にどこを目指していくのか。その野望のすべてをQuartzがレポートしていきます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. アラスカはより高い出生率を買った。米アラスカ州がすべての男女と子どもに年間配当金を支払うようになると、出生率は13%上昇しました。
  2. 宇宙の何かが定期的に地球に高速電波バーストを送っている。科学者たちは、16日間の安定した周期で電波信号を発生させているものについて、現在も議論を続けています。
  3. Netflixは米国の4万世帯分の電力を消費している。ストリーミングの巨人のエネルギー消費量は昨年、84%急増しましたが、同社幹部はそれに匹敵するカーボン・オフセットがあると約束しています。
  4. 何十億も使うのは大変な仕事だ。AmazonのCEO(最高経営責任者)であるジェフ・ベゾスは年間10億ドルを宇宙旅行につぎ込みましたが、稼いだお金をすべて手放すのに苦労しています
  5. 風力タービンのブレードはそれほど環境に優しいものではない。この巨大なファイバーグラスはリサイクルできないため、毎年、何千ものゴミが埋立地に積み上げられています

(写真:ロイター)

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