[qz-japan-author usernames=”smollmanqz”]
What to watch for this weekend
世界で週末起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。2月14日(金)バレンタインデーのグローバルニュースをお届けします。Daily Briefの英語版も合わせてどうぞ
- ボリス・ジョンソンの改造内閣が初会合。政治アドバイザー達を解任するよう求められて憤慨したサジド・ジャビド財務相が突然辞任したことを受け、英首相の新チームは波乱含みのスタートを切りました。
- ドイツは景気後退と戯れる。先週発表された2009年以降で最悪の鉱工業生産指数を受けて、今日発表となる第4四半期のGDPが注目されています。最近のデータはユーロ圏経済の暗い見通しを示すものです。
- 中国直行の最終便がサンフランシスコから出発。通常、アメリカの空港の中で中国への出発が最も多いSFO(サンフランシスコ国際空港)からのフライトは、少なくとも3月末までは再開されません。シリコンバレーとベイエリアは新型コロナウイルスの恐怖に取りつかれています。
【今日の夕方は…】
今日2月14日(金)のPMメールは、「India Explosion」です。今日は 、「スマートシティがもたらす崩壊」をお届け。
スマートシティになるはずが、崩壊した町。ヒマラヤの麓に広がる絵画のように美しい景観の町デラドゥンに、かつての面影はありません。2017年にスマートシティプロジェクトに参画しましたが、過去20年の人口急増と建設ブームにより、土地を売って手っ取り早くお金を稼ぐ人が急増。結果、農業や園芸を支えていた自然環境は破壊され、特産のコメの生産が不可能な状況にまで追い込まれました。その真相をレポートします。
WHILE YOU ARE SLEEPING
あなたが寝ている間に
- 米国は新たな刑事訴追でファーウェイを攻撃した。米司法省は、中国の巨大テック企業とその子会社が、米国のライバル企業から企業秘密を盗み出そうと共謀したとして、同社などを起訴しました。また、イランと北朝鮮での違法行為の疑いについても詳しく説明しました。
- IMFが中国経済を重要視。IMF(国際通貨基金)は、中国経済の長期見通しについて全般的に楽観的な見通しを示しましたが、新型コロナウイルスの発生による短期的なリスクを警告し、一時的な「V字形」の景気後退につながる可能性があるとしています。
- 裁判所がMicrosoftと国防総省との100億ドルの契約を一時停止。この動きは、ドナルド・トランプが重要なクラウドコンピューティングネットワークの入札プロセスに不適切に干渉したとするAmazonの主張に続くものです。AmazonのCEO(最高経営責任者)、ジェフ・ベゾスがオーナーを務める米紙『ワシントン・ポスト』は、米国大統領を繰り返し怒らせています。
- 米上院はトランプ大統領のイランに対する軍事行動を制限する議決案を可決。超党派による決議は、議会の承認なしにイランへの攻撃を行うトランプ大統領の権限を抑制します。しかし、今回の決議では、大統領による拒否権の無効化に必要な3分の2以上には達しませんでした。
- ロシアがデータ保存をめぐってFacebookとTwitterに罰金。モスクワの裁判所は、ロシアのユーザーの情報をロシア国内に保存しなかったとして、ソーシャルメディアを運営するそれぞれの企業に400万ルーブル(約690万円)の支払いを求めました。FacebookとTwitterが今年末までに応じなかった場合には、罰金はそれぞれ1800万ルーブル(約3,100万円)に上がります。
【今週の特集】
今週のQuartz(英語版)の特集は「Retail versus Amazon(Amazon VS 小売り)」です。圧倒的なスケールで小売業界を変えてきたアマゾンは、次にどこを目指していくのか。その野望のすべてをQuartzがレポートしていきます。
Matters of debate
世界のトリビア
- ナチの爆弾はビッグベンの塔をこれまで考えられていた以上に破壊していた。また、施設の改修コストは1860万ポンド(2400万ドル)上昇しています。
- 現代の車はネズミ向けのマタタビのようなものだ。彼らはワイヤーやホースをかじるのが大好きで、これは車の所有者にとっては費用がかかり、危険なことです。
- Wikipediaの編集者はAIの助けを借りることができるかもしれない。いつか、アルゴリズムは人間の助けなしに古臭いテキストを編集できるようになるかもしれません。
- 有史以前のカメは角のある甲羅で戦った。南米の動物は車ほどのサイズでした。
- 科学者たちは宇宙人の技術の新しい兆候を探している。彼らは太陽系外の惑星の温度と気候の変化を探しています。
(写真/ロイター)
Quartz Japanのツイッターで最新ニュースもどうぞ。