Daily Brief:習近平は知っていた

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What to watch for today

世界で今日起きること

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日からまた1週間よろしくお願いします。本日も、世界の「次」を知るためのニュースをどうぞ。英語版はこちら

Xi Jinping
Chinese President Xi Jinping inspects the novel coronavirus prevention and control work at Anhuali Community in Beijing, China, February 10, 2020. Xinhua via REUTERS ATTENTION EDITORS – THIS IMAGE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY. CHINA OUT. NO RESALES. NO ARCHIVES. TPX IMAGES OF THE DAY – RC2PXE95AJAD
Image: Xinhua via REUTERS
  1. 日本が2019年10〜12月期のGDPを発表。アナリストは、世界第3位の経済大国である日本が、消費税増税と海外需要の低迷で打撃を受けたと予想しています。中国での新型コロナウイルスの流行は、今四半期がそれほど良くないことを意味するかもしれません。
  2. マーク・ザッカーバーグがEU委員を訪問。中でもFacebookのCEO(最高経営責任者)は、欧州委員会で競争政策を担当するマルグレーテ・べステア上級副委員長と会談する予定で、今週中に単一のヨーロッパのデータ市場を作るための提案を共有し、米国の巨大テック企業の支配に挑戦します。
  3. EU加盟国の外相らがリビアについて議論。彼らは、今週末に国連のステファニー・ウィリアムズ副代表が述べたように、「ジョークになった」武器禁輸を順守させる方法を検討する予定です。トルコとUAE(アラブ首長国連邦)は内戦で同盟国に武器を供給し続けています。

【今日の夕方は…】

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Image: REUTERS/DANIEL MUNOZ

今日、2月17日(月)のPMメールは、「Next Startups(次なるスタートアップ)です。今や、あらゆるビジネスの分野で必須の要素となった「Sustainability(サステナビリティ)」に関して、ある意外なところに目を付け、急速に成長する米ニューヨーク発のスタートアップを紹介します。

Over the weekend

週末に起きたこと

  1. COVID-19の死亡者数はSARSの2倍に増えた。中国本土での武漢コロナウイルスによる死者は1,655人に達し、世界の感染者数は7万人近くになりました。一方、台湾では、アジア以外で初めての犠牲者を出したフランスと同様、初の死者が確認されました。
  2. 習近平は新型コロナウイルスについて早い段階から知っていたようだ。国営メディアは、2月3日に中国の指導者が政府高官に語ったと伝えられるこの病気についての演説を発表しました。演説では、これまでに習近平国家主席が対策を指示したと公に伝えられていた時期よりもずっと前に指示を出していたとしていますが、それは不注意にも、彼を批判にさらすことになりかねません。
  3. ドナルド・トランプが中国へのジェットエンジンの納入停止を検討。中国で開発中のボーイングやエアバスの競争相手は、GEと仏サフランの合弁会社のエンジンに依存しています。GEはそのような制限に反対している、と米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じています。
  4. アルストムが、ボンバルディアの鉄道事業買収へ予備契約。 フランスの鉄道大手アルストムが、カナダ同業大手のボンバルディアの鉄道事業買収のため、70億ドル以上を支払うつもりがあるとWSJが報じました。 アルストムは、世界最大の鉄道サプライヤーである中国の国有CRRC(中国中車)との競争において、スケールの拡大を切望しています。
  5. ウィリアム・バーがひどい週末を過ごした。 司法省の元役人1100人以上が、米国司法長官であるバーの辞任を求めています。理由は、バーが、トランプの盟友であるロジャー・ストーンへの判決を妨害したことが「大統領の個人的な命令に従った」ことを示唆しているためだとしています。

今週の特集

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今日17日の日本時間夕方から配信開始の、今週のQuartz(英語版)の特集は「The purpose of B Corps(Bコーポレーションの目的)」です。日本ではあまり知られていませんが、環境やガバナンスなどの「良い会社」の基準として、世界で何千社もが認証を得ている「B Corp」。その真相をQuartzがレポートしていきます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. サクサクした食べ物は肥満との闘いに役立つかもしれない。食感は満腹感と密接に関係していて、研究によると、ポテトチップスの歯ごたえがある方が食べ飽きてしまうそうです。
  2. 中国はコロナウイルスを抑制するために現金を検疫している。中国政府は銀行に対し、使用済み紙幣を消毒し、それらを再循環させる前に最長14日間保管するよう求めています。
  3. テネシー州のある議員は、女性がタンポンを爆買いするのではないかと心配した。その男性は、州の免税期間の対象に生理用品を含めることに難色を示しました。
  4. 日本人の清掃員がごみの中から1100万円を見つけた。壊れたデッキの残骸の中に、現金入りの封筒10封が詰め込まれていました。
  5. オーストラリアの歯科医が批判的なレビュアーの正体をGoogleに暴かせた。裁判所は、匿名の著者を相手取った歯科医の名誉毀損訴訟に会社が協力するよう命じました

(写真:ロイター)

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