HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今週も暑い日が続いていますが、今日もDaily Briefから世界のニュースをピックアップしましょう(英語版はこちら)。
- マイク・ポンペオは中国の外交官と秘密裏に会談。米国の国務長官は水曜日(現地時間)にハワイで中国の外交を担当する共産党政治局員の楊潔篪と会談する予定です。両国間の緊張の高まり、中国とインドの国境問題、北朝鮮の最近の威嚇行為などを背景に、両国は議題について固く口を閉ざしてきました。一方、米国のドナルド・トランプ大統領は、少数派イスラム教徒に対する中国の人権侵害を非難するウイグル人権法案に署名しました。
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Mike Pompeo had a secretive meeting with Chinese diplomats. The US secretary of state is slated to chat with China’s Yang Jiechi in Hawaii on Wednesday (local time). Both sides have been tight-lipped about the agenda, which comes amid rising tensions between the two countries, a China-India border scuffle, and North Korea’s latest saber rattling. Meanwhile, US president Donald Trump signed the Uyghur Human Rights Policy Act condemning China’s human rights abuses against its Muslim minority. - インドと中国の国境紛争と言えば…。水曜日に行われた両国の外相による電話協議は 、報じられたところによると「結論が出ていない」とされましたが、中国の声明は「状況を沈静化させる」ことで合意した、としています。Alibabaや自動車大手のTata Motors(タタ・モーターズ)のように、一方の国で事業を展開し、消費者や原材料を他方の国に依存している企業にとっては、状況が悪化した場合に不安材料となる可能性があります。
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Speaking of the India-China border dispute… Talks Wednesday between major generals from the two countries were reportedly “inconclusive,” but a Chinese statement said they’d agreed to “cool down the situation.” Companies like Alibaba and Tata Motors that operate in one country and rely on the other for consumers or raw materials may have cause for concern if the situation worsens. - EUは、米中企業の影響力を制限する措置を取った。欧州委員会の新たな提案は、政府の補助金を受けている外国企業がEU域内の企業を買収したり、EU域内の企業と特定の契約について競合に参入したりすることを阻止しようとするものです。
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The EU took steps to limit Chinese and American companies’ influence. New European Commission proposals seek to prevent state-subsidized foreign firms from acquiring EU companies or competing with them for certain contracts within the bloc. - 中国が国家安全法の詳細を詰めている。中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は、「国家分裂、転覆、テロ、内政干渉」を禁止し、中国本土への容疑者の身柄引き渡しも可能にすることで香港への支配を強化する法案を、数日中に可決する予定です。国家安全法は月内にも施行される可能性があります。
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China’s sussing out the details of its national security law. The standing committee of the National People’s Congress will finalize the bill over the next few days that will tighten the country’s hold on Hong Kong by prohibiting “separatism, subversion, terrorism and foreign interference” and could also include extradition to the mainland. The law could go into effect within the month. - アプリニュースでは… TikTokは親会社のByteDance(バイトダンス、北京字節跳動科技)の高値更新を押し上げ、ByteDanceは2020年第1四半期に、昨年の同時期よりも130%増の400億元(56.4億ドル=約6,030億円)の収益となりました。北京に拠点を置く別のアプリサービスBlueCity Holdings(ブルーシティ・ホールディングス)は、ナスダックでの5,000万ドル(約53.5億円)のIPOに期待しています。月間ユーザー数が600万人を超える同社のゲイ向け出会い系アプリ「Blued」は、中国で最大の規模を誇ります。
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In app news… TikTok boosted parent company ByteDance to new heights, as the latter pulled in 40 billion yuan ($5.64 billion) over the first quarter of 2020—a 130% increase from the same quarter last year. Another Beijing-based company, BlueCity Holdings, is hoping for a $50 million IPO on Nasdaq. With more than six million monthly users, its gay dating app, Blued, is the largest of its kind in China.
Charting distorted inflation numbers
歪んだインフレ率
COVID-19により、消費者はお金を使う対象が根本的に変わりました。食費がより増え、交通費や被服費がより減っています。これらの急激な変化は、政府のインフレデータが全く異なっていることを意味すると、この問題について世界をリードする研究者の1人であるハーバードビジネススクールのエコノミスト、アルベルト・カヴァロは述べています。
最近発表された研究によると、カヴァロは、人々の購買行動が変化した後、インフレ率を計算しようとしました。彼が調査した17カ国のうち11カ国では、調整後のインフレ率が公式のインフレ率を上回っていました。
Quiz: Are you suited for remote work?
クイズ:あなたはリモートワークに向いていますか?
以下の項目について、あなた自身で採点してみてください。
- 誠実さ
- 構造化
- 思いやり
- 共感力
- 効率
高スコア:これらの特徴を持つ人は、信頼性が高く、関係構築に強く、自己管理に優れているとみなされます。これらはいずれも、分散型の作業環境で成功するための鍵です。
低スコア:これらの性格特性があなた自身の仕事スタイルと合わない場合でも、ストレスを感じないでください。デジタルビジネストランスフォーメーションの研究者であるTomoko YokoiがQuartzで書いているように、あなたの行動を調整して、他の人のあなたに対する認識を向上させる方法があります。他の人たちも一緒に調整しているということを覚えておいてください。あなたの会社でリモートワークのやり方についての規範を見つけるには時間がかかるでしょう。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 使い捨てトイレは夏の必需品。後で捨てることができる化学薬品入りの袋を持って、公衆トイレを避けましょう。
- このメモ帳は食べられます。再生紙を使用しており、コーヒー風味のペンが付いています。
- card shark(トランプ名人)の新しい意味。 MyBookie.comでは、ギャンブラーがサメの移動習慣に賭けることができるようになりました。
- 女王バチは歩き回る準備ができたときに鳴く。また、他の女王バチと死闘を繰り広げます。
- インドにいるなら遠距離のペットを飼おう。月額わずか40ドル(約4,300円)で、ロックダウンブルースに打ち勝って、はるか遠くにいる犬を引き取ることができます。
【今日の夕方は…】
木曜日のPMメールは、「Millennials Now」。今日は、「Gen-Zについて企業が知っておくべきこと」についてお届け。ミレニアル世代のひとつ下、Z世代が今、世界で大きな力を持ちつつある中、彼らと企業はどのように関わっていくべきなのでしょうか? Quartzのジャーナリストがまとめたプレゼンテーションシリーズ「Quartz Presents」から、チャートとともに解説します。
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