HERE’S WHAT YOU NEED TO KNOW
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今週から2020年も後半戦。新たな月がスタートします。今日も、最新のグローバルニュースをぜひチェックして下さい(英語版はこちら)。
- ロシアはタリバンとつながりのある武装勢力に、米兵を殺害するための報奨金を提供した。これが米情報当局の結論であり、西側を動揺させるためのロシア政府の広範な計画の一部であるとしています。ドナルド・トランプ米大統領は、この件について説明を受けていないと主張しています。
💰
Russia offered Taliban-linked militants bounties to kill American troops. That’s the conclusion of US intelligence officials, who call it part of the Kremlin’s broader plan to destabilize the West. US president Donald Trump claims he was not briefed on the matter. - 衛星画像は、中国とインドの国境で軍事配備が拡大していることを示している。両国は、緊張が高まるなか、紛争の火種となっているヒマラヤの国境の両側で施設を増設しています。
🛰
Satellite images show an expanded military presence on the China-India border. Both countries have increased construction on their respective sides of the disputed border in the Himalayan mountains, amid escalating tensions. - 中国、韓国、ドイツ、イタリアでCOVID‐19の新たなクラスター。ウイルスを制御していると考えられていた4カ国が、新たなクラスター(集団感染)の発生を報告しました。世界的な患者数は現在1,000万人を超え、このうち約50万人がこの病気で死亡しています。
😷
New Covid-19 clusters were found in China, South Korea, Germany, and Italy. Four countries that thought they had the virus under control are reporting new outbreaks. Global cases have now passed 10 million, while half a million people have died from the disease. - 『TENET』がまた上映延期。米国のいくつかの州で、COVID-19の感染者数増加が報告されたことから、ワーナー・ブラザーズは、大ヒットが期待されるクリストファー・ノーラン監督のサスペンス映画『TENET テネット』の劇場公開を再び延期せざるを得なくなりました。前評判の高いこの作品は8月12日に公開される予定です(今のところ)。
😭
Tenet was delayed—again. Warner Bros. was forced to push back the theatrical release of director Christopher Nolan’s blockbuster thriller for the second time as several US states report increased rates of Covid-19. The highly-anticipated film will come out Aug. 12 (for now). - インドは世界最大級のコロナウイルス病院を開設した。この病院には1万床あり、デリーの患者に医療サービスを提供する予定です。インドの保健当局が6月28日に同国の1日当たりの新規感染者数が最大を記録したと発表した後、開業されました。
🏥
India opened one of the world’s biggest coronavirus hospitals. The hospital has 10,000 beds, which will serve patients in Delhi. The opening comes after India’s health ministry said the country experienced its biggest single-day increase in new infections on June 28.
what to watch for this week
世界の「今週の動き」
- 月曜日:台湾が海外からの渡航制限を一部緩和▽タイが入国規制緩和を承認▽英国はHuawei(ファーウェイ、華為技術)を5Gネットワークから締め出すことができるようになる▽ボーイング737MAXのテスト飛行が可能に▽Luckin Coffee(ラッキンコーヒー、瑞幸珈琲)がナスダック上場廃止。
- 火曜日:全国人民代表大会(全人代)で香港国家安全維持法案が可決される見通し▽シンガポールの総選挙が告示▽日本初の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験スタート▽Conagra(コナグラ)、FedEx(フェデックス)の決算。
- 水曜日:EUが例外を除いて域外からの入域制限を緩和▽NAFTA(北米自由貿易協定)に代わるUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)が発効▽中国は新たな自動車排出ガス基準を導入▽東京ディズニーリゾートが営業再開▽香港返還記念日▽General Mills(ゼネラル・ミルズ)、Macy’s(メイシーズ)、Constellation Brands(コンステレーション・ブランズ)の決算。
- 木曜日:世界UFOデー▽米雇用統計(6月)▽米貿易統計(5月)。
- 金曜日:映画版『ハミルトン』がDisney+に登場▽米企業で独立記念日の振替休日。
Charting Nikes’s pandemic sales
Nike、コロナ下の底力
Nike(ナイキ)は米国で最も強力な小売業のひとつで、他の多くの企業に比べればパンデミックの影響を受けにくかったといえます。が、COVID-19上陸時の衝撃は、Nikeでさえも耐えられないものでした。
この2カ月間、北米、ヨーロッパ、アジアの大部分(中国を除く)、その他の地域では、実店舗の約90%が閉鎖されました。オンラインでの売上げは増えていましたが、赤字を補うことはできませんでした。5月31日までの通期では、Nikeの売上高は前年同期比で4%減少しています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 史上初、ニンジャ学の学位。日本の大学に通う45歳の学生が2年間かけて、格闘技とサバイバルスキルを完成させました。
- 求む、「宇宙トイレ」のアイデア。NASA(米航空宇宙局)は、月面にトイレをつくるための最善の方法を、公募しています。
- インターネットの守護聖人。2006年に白血病で亡くなった、テック好きな十代のイタリア人少年。バチカンによって認められたのち、聖人として祀られようとしています。
- Amazonは毛深い俳優を募集中。同社のテレビシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』では、「おかしな顔」をした俳優を募集しています。
- クマには執行猶予が必要だ。動物愛護活動家は、イタリアのハイキングコースで親子を襲った熊が安楽死させられる前に、完全な調査を求めています。
【今日の夕方は…】
本日6月29日(月)のPMメール「Next Startups(次なるスタートアップ)」では、「ギグワーカーをエンパワーするスタートアップ」を紹介。企業に属さないギグワーカーたちを搾取する構造が社会問題としてクローズアップされるなか、ギグワーカーを守り個人をエンパワーメントするサービスが注目を集めています。
📩このニュースレターはSNSでシェアできるほか、転送もしていただけます。Quartz JapanのTwitter、Facebookで最新ニュースもどうぞ。
🎧Quartz JapanのPodcastもスタートしました!