Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も、世界の「今」をDaily Briefからチェックしましょう(英語版はこちら)。
- 中国には製造業の変革に向けた新しい計画がある。18日に発表された計画では、5GやIoTで製造業のデジタル化を進めるとしています。
China’s got a new plan to transform manufacturing. It involves 5G and the internet of things. - アマゾン・インディアの責任者はロイター通信の報道に反論した。アミット・アグラワルは従業員へのメールの中で、ロイター通信の主張を「根拠がなく、不完全で事実に反する」と指摘しました。
The head of Amazon India refuted Reuters’ report. In an email to employees, Amit Agarwal called the news service’s claims “unsubstantiated, incomplete and factually incorrect.” - ミャンマー国軍幹部らはさらなる制裁に直面している。最新の動きとしては、英国とカナダが制裁措置を発表しました。
Myanmar’s generals face more sanctions. The UK and Canada are the latest to take action. - 香港の人口が初めて減少した。2020年の人口は747万人で、減少に転じたのは1961年に統計がスタートして以来、初めてのことです。パンデミックや低い出生率、移住などが背景にあるとみられます。
Hong Kong’s population dropped for the first time since records began in 1961. The pandemic, a low birth rate, and emigration were factors in the decline. - 米民主党は移民制度の見直しを望んでいる…。ジョー・バイデン大統領はすでに移民政策の転換を表明していますが、この法案には共和党の激しい反対が予想されます。法案が成立すれば、推定1,100万人の不法移民の多くが、8年以内に市民権を取得することが可能になります。
US Democrats want to overhaul immigration… A new bill, backed by the president but likely to face fierce opposition from Republicans, would provide a path to citizenship for 11 million. - …そして、新疆での人権侵害を取り締まろうとしている。米下院に再提出された法案は、強制労働に依存した製品の輸入を禁止し、中国当局者に対する制裁を強化するものです。
…and crack down on abuses in Xinjiang. A bill reintroduced in the House would ban imports of goods that rely on forced labor and allow more sanctions on Chinese officials. - ジミー・ライ、またも保釈が認められず。香港高等法院(高裁)は、アップル・デイリー(蘋果日報)創業者の身柄拘束を続けるという判断を示しました。終審法院(最高裁)が保釈決定を取り消したため、再び保釈を申請していました。
Jimmy Lai was again denied bail. The Hong Kong High Court upheld a prior court decision to keep the Apple Daily founder in custody.
👂 今週のDaily Briefでは、機械音声を使った英語の読み上げ音声をテスト配信しています。今後の参考のために、読者の皆さんのご意見を簡単なアンケートでぜひお寄せください。
What to watch for
多国間主義を考える
英国のボリス・ジョンソン首相は本日19日、オンライン形式でG7サミットを開催します。将来にわたってパンデミック下で民主主義国が果たすべき役割について7カ国で議論する予定です。(参加予定国:米国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本)
今年のG7議長国を務める英国は、この会議の場を利用して、ブレグジット後の英国のイメージを高めたいと考えています。また、ジョンソンは中国の影響力に対抗すべく、G7に韓国、インド、オーストラリアを加えた民主主義10カ国で作るD10で結束したいと考えていますが、厳しい戦いとなりそうです。
また、ジョンソンと米国のバイデン、フランスのエマニュエル・マクロン、そしてドイツのアンゲラ・メルケルはオンライン形式で開かれる「特別版」のミュンヘン安全保障会議(MSC)にも参加し、「新大西洋アジェンダ」を打ち出す予定です。ドナルド・トランプ政権の4年間で米国とヨーロッパは、気候変動、ロシアと中国の影響力拡大など共通の重要課題に直面しながらも、その関係は悪化していきました。しかし、バイデンは関係修復に期待しています。
Charting US e-commerce
Eコマースと気候変動
米国におけるEコマースの売上高は、2020年の最後の3カ月間で30%近く急騰。この需要は、米議会が年収7万5,000ドル(約790万円)以下の単身者を対象に600ドル(約6万3,000円)を給付する景気刺激策を承認した後、再び上昇しました。
しかし、Quartzのカレン・ホー記者が説明するように、急成長するこのセクターは気候変動による影響との衝突が避けられません。山火事や暴風雨といった気象現象の発生頻繁が高まり、規模もより深刻になるなか、配送サービスや倉庫業務、サプライチェーンに大混乱をもたらしています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- ドージコイン市場には「リーダー」がいる。ジョークから生まれ、米EVメーカー、テスラ(Tesla)CEOのイーロン・マスクが支持していることでも知られる暗号資産(仮想通貨)のドージコイン。その28%を保有する、正体不明の人物がいます。
- 5人の男は4年近く海上に取り残されていた。彼らは座礁したタンカーで暮らしていましたが、ようやく大地を踏みしめ、わが家に帰ることができます。
- 「おならロボット」がこんなにかわいいなんて。パナソニック(Panasonic)が共同開発した「NICOBO」(ニコボ)はおならもします。
- 科学者がブタにテレビゲームのやり方を教えた。彼らは鼻でジョイスティックを操作します。
- 12世紀のイスラム様式の浴場がスペインのタパスバルの壁の後ろに隠れていた。この浴場は、パンデミックを機に改修工事を行っていた際に発見されました。
【今日の夕方は…】
毎週金曜夕方の「Deep Dive」では、今、そしてこれから世界で起きるビジネス変革の背景にあるカルチャーを深掘りします。この数年で大成長を遂げたソーシャルプラットフォームのTikTokは、「ダイバーシティ、インクルージョン、オーセンティシティ」の信念をもっていますが、そこでは、コンテンツに関連する人種差別の問題が浮かび上がっています。
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