Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。ついにTwitterに投げ銭機能「スーパーフォロー」が登場しました。今日も世界の「今」をDaily Briefからチェックしましょう(英語版はこちら)。
- インドはソーシャルメディアとストリーミングの統制を強化した。政府が公表した新規制は即時に効力が生じ、Netflixのようなサービスは違法とみなされたコンテンツを直ちに削除するよう求められ、WhatsAppは暗号化措置を解除するよう求められる可能性があります。
India tightened the reins on social media and streaming. Effective immediately, services like Netflix will be asked to remove content deemed unlawful more quickly, while WhatsApp may be asked to break its encryption. - インドとパキスタンは停戦に合意した。両国が領有権を争うカシミール地方の紛争をめぐり、実効支配線(停戦ライン)で停戦することで合意しました。2003年に公式に停戦を宣言したものの、緊張が高まっていました。
India and Pakistan agreed to a ceasefire. It’s the first in nearly two decades. - 中国でさらに2種類のワクチンが承認された。中国本土で一般向け使用が可能なワクチンとしては、これまでにシノバック(Sinovac、科興控股生物技術)とシノファーム(Sinopharm、中国医薬集団)が開発したものが承認されていました。ここに、カンシノ・バイオロジクス(CanSino Biologics、康希諾生物)と、シノファーム傘下の武漢生物製品研究所(Wuhan Institute of Biological Products)のワクチンが加わることになります。
Two more vaccines were approved in China. Doses from CanSino Biologics and Wuhan Institute of Biological Products will join Sinovac and Sinopharm as the only vaccines available in mainland China. - 世界銀行はミャンマーへの支出を停止した。また、すでに支出済みの資金についても、現時点で不要と判断した場合は払い戻しを求めることがあるとしています。
The World Bank stopped payments to Myanmar. It may also seek refunds on funds it deems unnecessary. - ムケシュ・アンバニ宅の近くに爆発物。インドの大手財閥、リライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries)会長の自宅近くの不審車両の中にあったのは、組み立てられた爆発装置ではありませんでしたが、爆弾処理班が数分以内に現場に到着しました。
Authorities found explosive material near the home of Reliance Industries’ Mukesh Ambani. Though the device was unassembled, a bomb squad was on the scene within minutes. - Twitterが「スーパーフォロー」の導入を発表した。ユーザーは、ニュースレターやその他のツイートのようなプレミアムコンテンツに対して、フォロワーに課金を求めることができるようになります。
Twitter introduced the “Super Follow.” Users will be able to request money from followers for premium content like newsletters and more tweets. - エアビーアンドビーのIPOは高額だった。米民泊仲介大手のエアビーアンドビー(Airbnb)は、株式報酬に28億ドル(約2,970億円)を費やしたため、四半期の損失は39億ドル(約4,140億円)になりました。
Airbnb’s IPO was expensive. The $2.8 billion the company spent on stock compensation brought its quarterly loss to $3.9 billion.
👂 今週のDaily Briefでは、Quartzの米国メンバーによる生の音声での英語での読み上げ音声を配信しています。皆さんの英語学習にも役立てていただけるよう、今後の参考のためにもご意見を簡単なアンケートでぜひお寄せください。
What to watch for
デモ参加者マニュアル
「それはビジネスを経営するようなものです。良い人材を見つけて確保し、より良い人材に育てる必要があります。また多くの場合は資金や車、物資などの資源も見つけなければいけないでしょう。とても退屈な要素だと思いますが、それらはまさにあなたが必要とするものです」
「HK19マニュアル」は、2019年に香港で起きた大規模デモの参加者が、将来のデモ参加者を支援するためにノウハウをまとめ、クラウドソーシングでアーカイブしたものです。Google Docsで公開されたこのマニュアルは、すでに一部がビルマ語に翻訳され、今月1日のクーデターに対してミャンマーで続く大規模デモの参加者の間で広く共有されています。Quartz記者のメアリー・ホイは、マニュアルの作成にかかわった主要メンバーに、マニュアルをまとめた狙いと、社会運動をめぐる教訓について、話を聞きました。
Charting US Treasury yields
米国債とインフレ懸念
20兆ドル(約2,125兆円)規模の発行残高を持つ米国債市場で、投資家たちは、インフレを懸念しはじめると、より高い利回りを求める傾向にあります。そして今、10年債と30年債の利回りが、パンデミック前の水準かそれ以上に高くなっていることに注目が集まっています。
問題は、ワクチンが人々に行き渡り、手を付けていなかった貯蓄を使い始めると、すでに自然に反発している米国経済が、政府の手厚い支援によってオーバーヒートしてしまうのではないかという点。そして、もしそうなった場合に、米連邦準備理事会(FRB)は、インフレを抑制することができるのかどうかという点です。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 遠くからやって来た小さな助け。米ニュージャージー州に住む配管工が、異例の冬の嵐に見舞われているテキサス州の人々が困っていることを聞き、車で向かいました。
- 黄色いペンギンは実在する。羽毛がメラニンを生成しないようにしているため、南極の鳥はこんな色をしています。
- 「巡航ミサイルのようなもの」だった。米ケンタッキー州の上空を飛んでいたパイロットが、目にもとまらぬ速さの飛行物体を目撃しました。
- コロナでも相撲は止まらない。大相撲の巡業が続々と中止になるなか、あるベテラン力士が、動画コンテストを企画しました。
- 囚人たちのささやかな平穏。最近発表された研究論文では、植物には、刑務所内での暴力や自傷行為のレベルを下げる効果があることがわかりました。
【今日の夕方は…】
毎週金曜日夕方は、現代の「クール(カッコよさ)」を追うNew Cool。今、そしてこれから世界で起きるビジネス変革の背景にあるカルチャーを深掘りします。TinderやBumbleなど、現代にはさまざまなマッチングアプリがありますが、「マッチング疲れ」に悩まされている人たちも多いでしょう。その疲れを軽減させるには、どのようにしたらいいのでしょうか?
🎧 月2回配信のPodcast。最新回では、世界で活躍するサイケバンド「幾何学模様」のGo Kurokawaさんが編集部を逆インタビュー!? Apple|Spotify
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