Daily Brief:スペインで安楽死合法化

Daily Brief:スペインで安楽死合法化

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今朝も「世界でいま起きていること」をチェックしましょう(英語版はこちら)。

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Image: REUTERS
  1. 欧州医薬品庁がアストラゼネカ製ワクチンを承認した。欧州医薬品庁(EMA)は、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチンは「安全で有効」との見解を示しました。フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペインは、このワクチンの使用を再開する予定です
    The AstraZeneca vaccine was approved by European Medicines Agency. France, Germany, Italy, the Netherlands, Portugal,  and Spain will now resume use.
  2. 米国はメキシコとカナダにワクチンを提供する。1億人へのワクチン接種を、目標よりも6週間早く達成しようとしているジョー・バイデン政権は、移民の流入を抑制するよう、メキシコに圧力をかけ続けています。
    The US will send vaccine doses to Mexico and Canada. Set to reach its 100 million vaccination goal six weeks early, the Joe Biden administration is sharing as it continues to pressure Mexico to curb its stream of migrants.
  3. ウラジーミル・プーチンはバイデンの発言に反応した。米大統領がロシアの大統領が「人殺し」だとの認識を示した後、プーチンは日本への原爆投下と奴隷制という、米国に今も重くのしかかる「痛ましい遺産」に言及しました。
    Vladimir Putin responded to Biden’s remarks. After the US president called his Russian counterpart a killer, the latter recalled the US’s bombing of Japan and its legacy of slavery.
  4. スペインが自殺幇助と安楽死を合法化。終末期の患者に対してこうした選択を認めたのは、欧州で4カ国目です。
    Spain legalized assisted suicide and euthenasia. It’s the fourth European country to make such allowances for the terminally ill.
  5. パリは再びロックダウンへ。フランスは、新型コロナ感染者数の新たな急増と戦っています。
    Paris is set to lock down again. France is fighting a fresh surge of Covid-19 cases.
  6. リフトが復活。ライドシェアサービスのリフト(Lyft)が、パンデミックが始まって以降、1週間当たりの利用者数で最多を記録したと報じられています。
    Lyft is back in action. The rideshare service reported their most riders in a single week since the beginning of the pandemic.

What to watch for

インド訪問の狙いは

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Image: REUTERS

ロイド・オースティン米国防長官は本日19日から21日にかけて、初の外遊先としてインドを訪問する予定です。これはバイデン政権高官としても初めての訪問となります。最大の目的は、世界最大の民主主義国家である米国とインドの防衛関係の強化であり、これは政党政治を超えた二国間の重要なテーマです。

二国間の歴史を振り返ってみましょう。

  • 2005年:防衛装備品の開発・製造をめぐる、10年間の「米印間の防衛関係の新たな枠組み」に署名(2015年にさらに10年間延長した)。
  • 2012年: 二国間が協力し共通のコミットメントを高めるために「防衛技術・貿易イニシアチブ」(DTTI)という取り組みができ、共同生産・共同開発のきっかけが生まれる。
  • 2014年:バラク・オバマ米大統領とインドのマンモハン・シン首相が「米印防衛協力宣言」を承認し、長期的な戦略的パートナーシップを強化。
  • 2018年:米国は、インドを戦略的貿易許可(Strategic Trade Authorization)の第1段階に格上げ。
  • 2020年:インドと米国が「基礎的な交換・協力協定」(BECA)に署名し、インドが米国から、重要な軍事的用途を持つ地理空間データや重要情報を入手できるようになる。また、2020年、米国はインドから34億ドル(約3,700億円)相当の武器を購入しており、これは2019年度の620万ドル(約6億7,500万円)から激増した。

今回の会談では、他にも注目すべき点があります。それはインドがロシアからS-400ミサイルシステムの購入を計画しており、米国がインドに対し制裁の可能性があると警告していることや、問題視されているインド国内での人権問題への取り組みについてなどです。


Charting poverty

コロナで増えた貧困層

COVID-19による経済的打撃を世界で最も受けている南アジア地域。とくにインドは、パンデミックの間、世界で増加した貧困層の60%を占めています。

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インドの所得に関連する変数は、パンデミック前の推計値と比べると、予想以上に悪い結果となっているようです。さらに、ピュー研究所(Pew Research Center)によると、5,900万人と予想されていた貧困層の人数は、現在1億3,400万人に達しており、この10年でインドが進めてきた貧困撲滅の機運を覆すほどの勢いです。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. イケアのカタログが帰ってきた。スウェーデンの家具大手、イケア(IKEA)のカタログは、2020年で発行が終了しましたが、オーディオブックとして復活します
  2. 中国の記者が中古車会社の不正を暴いた。彼は潜入取材で同社の幹部にまで上りつめ、高給を受け取っていたので、上司たちは彼が「本来の仕事」を辞めてしまうのではないかと心配していたそうです
  3. 「Reddit」ユーザーが多くのゴリラを養子にした。この掲示板サイトのチャットルーム「WallStreetBets」は、絶滅の危機に瀕したゴリラを保護する慈善団体に35万ドル(約3,800万円)を超える寄付も行いました。
  4. 黒いサイを空輸したい? ある研究によると、サイの健康にとっては、逆さまに吊るして運ぶ方が良いそうです。
  5. 台湾の人々は名前をサーモンに変えている。ある寿司店で、名前に「鮭」の文字が含まれている人に無料で寿司をサービスしていたところ、寿司目当てで改名する人まで出てきました。

【今日の夕方は…】

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Image: ANDRÉS REISINGER

毎週金曜日夕方は、現代の「クール(カッコよさ)」を追うNew Cool。今、そしてこれから世界で起きるビジネス変革の背景にあるカルチャーを深掘りします。

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