Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。月曜日のDaily Briefをお届けします(英語版はこちら)。
- G7首脳は中国に対し、新疆ウイグル自治区と香港で「人権と基本的自由を尊重」するよう求めた。この批判に先立ち、中国側は「小さなグループ」が世界の運命を決める時代はとっくに終わっていると警告しました。
G-7 leaders called on China to “respect human rights and fundamental freedoms” in Xinjiang and Hong Kong. Before the criticism, China cautioned that the days when “small groups” of countries decided the fate of the world were long gone. - G7は今後1年間に10億回分以上のワクチンを途上国などに提供することを約束した。しかし、WHO(世界保健機関)は、世界人口の少なくとも70%がワクチンを接種するためには110億回分が必要としており、まだ遠く及んでいません。
The G-7 pledged more than an extra billion vaccination doses to poorer countries over the next year. But that falls far short of the 11 billion doses WHO said is needed to vaccinate at least 70% of the world’s population. - ベンヤミン・ネタニヤフが連続12年の首相任期を終えて退陣。右派政党「ヤミナ」党首のナフタリ・ベネットが新しい連立政権を率いることになります。
Benjamin Netanyahu is out as Israel’s prime minister after 12 years in power. Right-wing nationalist Naftali Bennett will lead a new coalition government. - アマゾンは、ドイツでの最低賃金を時給12ユーロ(約1,500円)に引き上げた。アマゾンにとって米国に次ぐ巨大市場であるドイツでは、2013年から労働組合が、低賃金や劣悪な労働環境に抗議してストライキを実施していました。
Amazon raised minimum pay in Germany to 12 euros ($15) per hour. A top labor union in the country, which is Amazon’s second biggest market after the US, has been organizing strikes since 2013 to protest low pay and poor working conditions. - ブルーオリジンは、ジェフ・ベゾスとのロケット旅行を2,800万ドル(約30億6,000万円)で販売。7月20日に予定されているこのロケットへの搭乗は、米宇宙開発ベンチャー、ブルーオリジン(Blue Origin)にとって初めての有人宇宙飛行となります。
Blue Origin auctioned a trip on Jeff Bezos’s rocket for $28 million. Set for July 20, the rocket ride will be the first time the company will carry people into space. - WHOとユニセフがフィリピンでのポリオ終息を宣言した。COVID-19のパンデミックの中でも、政府関係者はポリオ撲滅キャンペーンを拡大することができました。
A polio outbreak in the Philippines has ended, WHO and UNICEF declared. Even in the midst of Covid-19 pandemic, government officials were able to expand the anti-polio campaign.
What to watch for
脱コロナ規制の夏
サッカーの試合が行われ、太陽が(時には)降り注ぎ、ビアガーデンは満員です。今年は、英イングランドにとって良い夏になりそうです。英政府は今日(14日)、新型コロナウイルス対策の規制を1週間後(6月21日)にすべて解除するかどうかの方針を決定します(北アイルランド、スコットランド、ウェールズについては別途決定されます)。しかし、明るい話題には懸念材料がつきものです。
インドで初めて確認された変異株「デルタ」の感染が拡大していることから、政府は慎重な姿勢を崩さず、あと数週間はいくつかの制限を設ける可能性があります。
ただ、あまり心配する必要はないかもしれません。
- 国の半分以上がワクチン接種を完了しており、その中には大多数の社会的弱者も含まれている。
- 感染者数が増加しているのは主に若年層で、彼らは重症化したり死亡したりする可能性が低く、また、現在は25歳以上のすべての人がワクチン接種を受けられるようになっている。
- 死亡率は低い。英国全体では、毎日平均1人が、COVID-19の陽性反応が出てから28日以内に死亡している。
Charting US workers are quitting
高まる離職率の裏側
米国の労働市場では、異例の事態が起こっています。労働者の雇用者に対する影響力が強まっているのです。
米国経済においては現在、過去20年間で最も高い離職率を記録しています。これは、労働者が他の場所でより給料の高い、あるいはより適切な雇用を見つけることができると確信していることの表れです。しかし、そうであるならば、なぜ長期失業者の減少スピードが速まったり、労働力への再参入が増えたりしないのでしょうか?
一番簡単に説明するなら、その状況に移行するまでに「時間がかかる」からだと、Quartzのティム・フェルンホルツ(Tim Fernholz)は述べています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- リベンジ消費のおかげもあって、ランボルギーニは2021年分の車の大部分を売った。イタリアのスーパーカーブランド、ランボルギーニ(Lamborghini)は、生産能力の約10カ月分を販売したそうです。
- セラノス元CEO、エリザベス・ホームズのグッズがネット上で高騰している。米血液検査ベンチャー、セラノス(Theranos)の本物とされる白衣が1万7,000ドル(約186万円)で出品されています。
- パンデミックの最中、マイクロソフトの社員はデータセンターで寝泊まりしていた。これは、Microsoft Teamsといったオンラインサービスのサーバーが設置された場所で働いていた「一部の人」のケースです。
- ロブスター漁のダイバーが、米マサチューセッツ州ケープコッド沖でクジラに飲み込まれそうになった。「なんてこった、俺はクジラの口の中だ」。
- クロアチア北部の小さな町では、16セント(約17円)で家を売っている。ただし、少なくとも15年住むことが条件です。
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