Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日から7月がスタート。今日も世界で起こっていることをお届けします。
- ミャンマーは拘束していた2,000人以上を解放した。批評家は、欧米諸国からの圧力を受けて行われたこの動きは、政権による継続的な取り締まりから目をそらす効果があるとしています。
Myanmar freed more than 2,000 detainees. Critics say that the move, which was made under pressure from Western countries, serves to distract from the ruling regime’s continued crackdowns. - 金正恩は北朝鮮におけるCOVID-19危機をほのめかした。北朝鮮の指導者は、「重大な事件」が何を指すのかを正確には語りませんでしたが、健康関連の対策を怠ったとして当局者を非難しました。
Kim Jong-un hinted at a Covid-19 crisis in North Korea. The country’s leader didn’t say exactly what the “crucial case” was, but blamed officials for not implementing health-related measures. - 中国がマラリアを撲滅。世界保健機関(WHO)からの認定は、中国政府が地域の感染症根絶を約束してからわずか10年余りで得られたものです。
China has eliminated malaria. Certification from the World Health Organization comes just over a decade after the Chinese government committed to eradicating local infections. - ロビンフッドが規制当局と和解した。この投資アプリは、消費者に誤解を与える情報を伝えたとする問題で、米金融取引業規制機構(FINRA)に制裁金7,000万ドル(約77億7,000万円)を支払うことで合意しました。
Robinhood settled with regulators. The retail trading app will pay $70 million to settle an investigation claiming it misled consumers. - トランプ・オーガニゼーションは税金をめぐる刑事訴追に直面している。トランプ・オーガニゼーション(Trump Organization)は、米元大統領の名を冠した複合企業であり、元大統領自身は過去にも捜査を受けたことがありますが、企業として捜査対象となるのは今回が初めてです。
The Trump Organization faces criminal tax charges. While the company’s namesake—you may remember him as a former US president—has been investigated in the past, this is a first for the organization. - ディディ・チューシンのIPOは期待されたほどのスピードには達しなかった。中国のライドシェアリング大手、ディディ・チューシン(Didi Chuxing、滴滴出行)のデビューは勢いを失ったかもしれませんが、それでも最近の米国でのIPOの中では最大規模です。
Didi Chuxing’s IPO didn’t reach expected speeds. The Chinese ride-hailing giant’s debut may have lost steam, but it’s still one of the largest US IPOs in recent history. - ドナルド・ラムズフェルドが死去。この米国の政治家は、2人の米大統領政権下で国防長官を務め、9.11同時多発テロの後、イラクとアフガニスタンへの攻撃を主導しました。
Donald Rumsfeld died. The American politician was defense secretary for two US presidents and was the driving force behind the country’s attacks on Iraq and Afghanistan after the events of 9/11.
What to watch for
接種証明書の落とし穴
EUの新しいワクチンパスポート制度が、本日(7月1日)より始まります。「EUデジタルCOVID証明書」は、旅行者がCOVID-19のワクチンを接種したこと、検査結果が陰性であったこと、または病気から回復したことを証明するものです。
しかし、旅行者が使用できるのは、承認された4つのワクチンのうち1つだけです。
- ビオンテック/ファイザー(Comirnaty)
- モデルナ(Spikevax)
- アストラゼネカ(Vaxzevria)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(Janssen Covid-19 vaccine)
「Covishield」は、生物学的な観点から見て「Vaxzevria」と同じです。しかし、インドで製造され、同地およびアフリカで広く流通しているため、EUでの市場認可を受けていません。つまり、欧州人と同じワクチンを接種した何百万人ものアフリカ人やインド人が、ルールが変わらない限り、EUから締め出されたままになる可能性があるのです。6月30日(水)、インドは、バーラト・バイオテック(Bharat Biotech)が製造した国産ワクチンである「Covishield」と「Covaxin」の接種者も証明書の対象とするよう、EUに正式に要請しました。
Mapping high-speed rail potential
高速鉄道の可能性
米国は、先進国の中でも高速鉄道(あるいは一般的な鉄道)の建設が遅れています。しかし先週、テキサス州の開発業者が160億ドル(約1.77兆円)の契約を結び、ダラスとヒューストンをわずか90分で結ぶ鉄道の建設に着手しました。
Quartzのカミーユ・スクワイヤーズ(Camille Squires)は、総人口1,000万人から1,400万人の都市で、150マイル(約241.4キロ)から500マイル(約804.6キロ)離れた場所に位置する類似の都市圏を調べ、他のルートの可能性を探りました。このテキサス州の計画が成功すれば、の話ですが…。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- ミスUSA出場者に初のトランスジェンダー。カタルナ・エンリケス(Kataluna Enriquez)は、新しいネバダ州代表に選ばれました。
- 落雷にあった飛行機への悪魔祓いがトーゴの駐機場で行われた。南トーゴの現地語であるミナ語で「雷の神」と呼ばれるヒエビエソの怒りを鎮めるために、飛行機に水をかけたり、酒を注いだりする儀式が行われたといいます。
- 新しい研究によると、恐竜は小惑星の衝突の前にすでに絶滅の道をたどっていた。小惑星の衝突によって恐竜はその役目を終えました。
- グーグルとマイクロソフトの休戦が終わった。再び互いに訴訟を起こす準備が整いました。
- M&M’Sの「積み上げ」の世界記録が更新された。たった5個ですが…。
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