Daily Brief:チップ不足は2022年まで続く

Daily Brief:チップ不足は2022年まで続く

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。金曜日のグローバルニュースをお届けします。

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Image: REUTERS/ANN WANG/FILE PHOTO
  1. TSMCはチップ不足が2022年まで続くと予想している。しかし、半導体大手のTSMC(台湾積体電路製造)は、自動車メーカーについては今四半期中に多少の改善がみられるだろうと述べ、また、日本に半導体工場を建設する可能性があることを認めました。
    TSMC expects the chip shortage to continue into 2022. However, the semiconductor manufacturer said automakers should see some relief this quarter, and also confirmed it may open a chip plant in Japan.
  2. ヨーロッパの10代の若者たちは、もうすぐワクチン接種を受ける。EUは来週にも、12〜17歳の子供に対する米モデルナ(Moderna)ワクチンの使用を認めるかどうか、決定する見通しです。
    Europe’s teens are about to get jabbed. The EU will likely decide whether to authorize Moderna’s shot for children aged 12-17 next week.
  3. COVID-19研究所流出説はまだ生きている。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、その可能性を排除するのは「時期尚早」と述べ、中国が持つデータへのアクセスを増やしたいとしています。
    The Covid-19 lab leak theory is still alive. World Health Organization chief Tedros Adhanom Ghebreyesus said it was “premature” to rule it out, and he wants more access to China’s data.
  4. EUの裁判所が、従業員のヘッドスカーフ着用禁止を容認する判断。ただし、この禁止は、中立性を示すために宗教的・政治的シンボルを表示しない、という一般的なルールの一部でなければなりません。
    An EU court ruled it’s OK to bar employees from wearing headscarves. The ban must be part of a general rule against displaying religious and political symbols for the appearance of neutrality.
  5. アフガニスタン西部の州で停戦交渉が行われた(かもしれない)。政府関係者によると、タリバンはバギス州の州都への攻撃をやめることに合意しました。一方、タリバンは民間人の犠牲を避けるために都市を離れたとしています。
    A western Afghan province negotiated a ceasefire (maybe). Government officials said the Taliban had agreed to stop attacking the capital of Badghis, while the Taliban said it left the city to avoid civilian casualties.
  6. ビヨンドミートがJDドットコムに登場。米代替肉メーカーのBeyond Meat(ビヨンド・ミート)が、中国での事業拡大を目指して、中国のEコマースサイト、JDドットコム(JD.com、京東)に店舗を開設しました。
    Beyond Meat is now on JD.com. The fake meat company launched a store on the Chinese e-commerce site as it looks to expand in the country.

What to watch for

世界遺産の頂上決戦

ユネスコ(UNESCO)の年次総会が中国の福建省福州市で開催され、世界遺産の登録数1位を競う争いで、中国とイタリアの同数が破られることになりました。21人のメンバーから成る委員会は、福建省東部にある海岸沿いの古都・泉州を、「顕著な普遍的価値」を持つ1,121件のリストに追加する予定です。

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国連の文化機関であるユネスコは、世界遺産リストへの45件の申請と258件の保全状況報告書を処理するため、今年は特に多くの仕事を強いられています。世界遺産に登録されるためには、約1年半にわたる書類作成、ロビー活動、プレゼンテーションなど、数々の試練が待ち受けていますが、登録されれば、観光や保護活動に大きな効果が期待できます。例えば、イタリアの保護活動家たちは、ユネスコからの圧力によって、政府が世界遺産のひとつであるベネチアからクルーズ船や大型商業船の出入りを禁止したことに舞い上がっています。


Charting artists’ income

アーティストの実入り

英国の議員たちによる有力グループは、スポティファイ(Spotify)、アマゾン、アップルなどの巨大企業が得る収益からアーティストがより公正な分配を受けられるよう、音楽ストリーミングのビジネスモデルを「完全にリセット」することを求めています。

英国デジタル・文化・メディア・スポーツ省の委員会は昨年10月以降、100以上のアーティストやレコード会社、音楽プロデューサー、ストリーミングサービスを手掛ける企業などから証言を聴取し、ミュージシャンやソングライターたちの収益は、あったとしても「雀の涙」ほどであることが判明。また、彼らは多くの場合、自分たちがいくら稼いでいるのか、どのようにして稼いでいるのかも理解していないことが分かりました。報告書の中で委員会は、ラジオで放送される音楽や図書館で借りられるDVDに近い、既存のストリーミングサービスとは異なるビジネスモデルを支持しています

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SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. イタリアでコカインの詰まったスーツケースが空から降ってきた。900万ユーロ(約11億6,000万円)相当の貨物は目的の場所を外し、近所の家の屋根に落ちました。
  2. ゴールデン・レトリバーが、サーフサイドの救急隊員を元気づけた。この動物たちは、危機的状況にある人々と交流するよう訓練されています
  3. マコーミックはタコ・リレーションズのディレクターを募集している。調味料大手のマコーミック(McCormick)はこの仕事に10万ドル(約1,090万円)を支払います
  4. 半導体のネット広告にご注意を。詐欺師たちは世界的なチップ不足に便乗しています
  5. 日本のカレンダーの多くは、2つの祝日を間違った日付で掲載している。今年の「海の日」と「スポーツの日」はオリンピックのために日程が移動し、多くのカレンダーはその前に印刷されました。

🌍7月21日(水)13:00~に、第9回、シーズン最終回となる「Next Startup Guide」ウェビナーを開催。今回のテーマは「北欧」です。お申し込みはこちらのリンクからどうぞ。

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