Daily Brief:テスラ、利益が大台

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Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起きていることをお届けします(英語版はこちら)。

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  1. 米中協議は「厳しい競争」で始まり、「膠着状態」で終わった。中国が貿易上の義務を果たしていないことから、両国のトップ外交官は再び険悪な会合を開きました
    US-China talks started with “stiff competition,” and ended in “stalemate.” Top diplomats from the two countries held another acrimonious meeting as China continued to fall short of its trade obligations.
  2. 規制当局の取り締まり後、香港株は下落した。中国政府はテック・教育関連企業に新たな規制を課し、投資家はこれを快く思っていません
    Hong Kong stocks fell after a regulatory crackdown. China’s government put new restrictions on technology and education companies, and investors aren’t thrilled.
  3. ドイツのビオンテックはマラリアのmRNAワクチンを計画している。米ファイザー(Pfizer)のパートナーとして画期的なCOVID-19ワクチンを開発したビオンテック(BioNTech)は、同様の技術をマラリアや結核にも応用するとしています。
    Germany’s BioNTech is planning a mRNA malaria vaccine. Pfizer’s partner in developing a groundbreaking Covid-19 vaccine says it will apply the same techniques to fighting malaria and tuberculosis.
  4. 米国はCOVID-19の渡航制限を継続している。旅行業界や同盟国からの要請にもかかわらず、ホワイトハウスは英国、EU、中国、インド、ブラジルといった国からの米国市民以外の渡航を制限し続けています
    The US is keeping its Covid-19 travel restrictions. Despite pleas from the travel industry and allies, the White House will continue to block non-US citizens arriving from destinations including the UK, EU, China, India, and Brazil.
  5. 中国企業が英国の原子力プロジェクトから排除される。英国政府は、国有企業である中国広核集団(CGN)を、原子力発電所の新設計画での重要な役割から切り離そうとしています
    A Chinese firm will be edged out of a UK nuclear project. The British government is looking to cut state-owned China General Nuclear from a key role in a new atomic power plant. 
  6. テスラ、四半期最終利益が初の10億ドル(約1,100億円)超え。米EVメーカーのテスラ(Tesla)は、2021年第2四半期の最終利益が過去最高となり、投資家の予想を上回りました。
    Tesla reported first $1 billion quarter. The electric car-maker beat investor expectations with a record net income in the second quarter of 2021.
  7. 規制当局は、世界最大の保険ブローカーの合併を中止した。米保険仲介大手のエーオン(Aon)とウィリス・タワーズ(Willis Towers)は、300億ドル(約3.3兆円)規模の合併を計画していましたが、合併が競争を阻害する恐れがあるとする規制当局の懸念を受け、撤回しました。
    Regulators scotched the world’s largest insurance broker. Aon and Willis Towers canceled a planned $30 billion merger over US concerns that the combination would hurt competition.

What to watch for

国安法の初判決

REUTERS/Tyrone Siu/File Photo
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香港では本日(27日)、裁判所が国家安全維持法に関する初の判決を下します。この判決は新法の下ですでに制限されている政治活動の制限を明確にするものです。さらに、今年中に裁判にかけられる数十人の運命にも幾分かの見通しを提示するものともいえるでしょう。

  • 被告:唐英傑被告(24)は、テロリズムと国家分裂扇動の罪で起訴されています。これらは、いずれも定義があいまいな一方で、終身刑を求刑できる罪名となっています。ちなみに彼は2020年にオートバイに乗っていて警察と衝突しており、この件についての危険運転致傷罪でも起訴されました。すべての罪に対して無罪を主張しています。
  • キークエスチョン:裁判官は、「光復香港、時代革命」(香港を取り戻せ、革命の時だ)というスローガンが本質的に分離主義的なのかどうかの判断を迫られることになります。この言葉は、唐がバイクに掲げていた旗に書かれていたものです。証人と弁護士は何日もかけて、この言葉について議論しています。
  • 予想外の議論:抗議運動の国境を越えた性質を示すものとして、裁判ではマルコムXのレガシーについても議論されました。検察側は、この米国公民権運動の有名な黒人指導者が分離主義者であったと主張しています。

Charting demand for rare earth

レアアースの特需

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中国を除くと、世界最大のレアアース(希土類)企業にあたるオーストラリアのライナス(Lynas)は、過去最高の売上高を計上した直後に、株価が8年ぶりの高値を記録しました。

この好業績は、ネオジム・プラセオジム(早口で5回言えますか…?)などハイテク用途に使用される鉱物の需要が高まっていることが背景にあります。さらには、欧米諸国が中国への依存度の低減を狙うなかで、こうした鉱物を入手するための既存のサプライチェーンに地政学的なストレスがかかっていることも浮き彫りにしています。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. フィリピンがオリンピックで初の金メダルを獲得した。重量挙げ女子のヒディリン・ディアスは、2回のリフティングで224kg(494ポンド)の記録を達成し、母国に金メダルをもたらしました。
  2. 道路があなたの車を充電する。磁化コンクリートを開発しているドイツの会社は、米国政府と協力して、大型トラックに動力を供給するためのテストを実施しています。
  3. NASAは木星の衛星のひとつに水を発見した。ガニメデは、ハッブル宇宙望遠鏡によって水の痕跡が見つかった、最新の太陽系の衛星です。
  4. 水の上を歩く虫。上下逆さまですが。
  5. スターバックスは米国のトイレ。公衆トイレの設置が進まない米国で、結果的にその役割を引き受けることになったスターバックス(Starbucks)。これは、より厄介なトレンドを示しています。

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