Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをチェックしましょう。
- 中国当局、カナダ人男性に懲役11年の判決。実業家のマイケル・スパバは、米国への身柄引き渡しを争っている中国通信機器大手、ファーウェイ（Huawei、華為技術）副会長兼CFO（最高財務責任者）の孟晩舟をカナダ当局が2018年に逮捕した直後に、遼寧省丹東市でスパイ容疑で逮捕されました。
Chinese authorities jailed a Canadian man for 11 years. Michael Spavor was arrested on charges of spying in Dandong soon after Canadian police detained Huawei CFO Meng Wanzhou, who is fighting extradition to the US, in 2018. - ポーランド議会は物議を醸しているメディア法を可決した。検閲だと批判されているこの法案は、ポーランドと米国の関係を脅かす可能性があると見られています。
Poland’s parliament voted for a controversial media law. The bill, which has been criticized as censorship, is seen as a possible threat to the country’s relationship with the US. - サムスンは、まだ折りたたみスマホの開発を続けている。サムスン（Samsung）は折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold 3」（防水仕様です！）やグーグルの新OS「Wear」を採用したスマートウォッチを発表。プラスチック排除の目標を掲げました。
Samsung is still iterating on folding phones. The company announced the Galaxy Z Fold 3—it’s waterproof!—a smartwatch using Google’s Wear OS, and plastic-elimination goals. - 米国は妊婦にCOVID-19の予防接種を受けるよう呼びかけた。米疾病対策センター（CDC）は、このワクチンが流産を引き起こすという証拠はないとしています。
The US urged pregnant women to get vaccinated against Covid-19. The US Centers for Disease Control and Prevention said there’s no evidence the shot causes miscarriages. - ジョー・バイデンが企業にワクチンの義務化を働きかける…。米大統領のCOVID-19対策は、現在、大企業、中小企業、大学、医療という4つの民間セクターにかかっているそうです。
Joe Biden will urge businesses to mandate vaccines… The US president’s Covid-19-fighting strategy now hinges on four private sector industries: large corporations, small businesses, universities, and healthcare. - …そして、OPECにペースアップを求めた。石油輸出国機構（OPEC）加盟国とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスの現在の減産縮小ペースは、各国経済が再開し始めるなかで石油価格を適正に保つには、遅すぎると米国は考えています。
…and asked OPEC to step up the pace. The current oil production targets are too slow to keep gas prices reasonable as countries begin to reopen.
What to watch for
インフレは続く…
インド政府は本日（12日）、7月のインフレ率を発表します。インド準備銀行（RBI、中央銀行）は、COVID-19で打撃を受けた経済の成長を回復させることに注力していますが、物価の上昇は懸念材料です。消費者物価指数の上昇率は、RBIの目標である4％を1年間にわたって上回っています。
7月のインフレ率は6月の6.26%に対し5.78%と、食品価格の下落と高いベース効果により若干低下すると予想されますが、世界的な原油価格の上昇により、インフレ圧力は継続すると思われます。また、新たなCOVID-19の波の発生を懸念する声もインフレ懸念に拍車をかけています。4月と5月に発生したCOVID-19の第2波では、多くの州で厳しい封鎖措置がとられ、サプライチェーンが寸断され、物価が上昇しました。
インドの中央銀行でさえ、短期的に目標を達成することにはあまり期待していないようです。先週、RBIは2021-22年のインフレ見通しを5.1％から5.7％に引き上げました。
Charting the US labor shortage
労働力不足の現状
米国の7月の失業率は、前月の5.9％から5.4％に低下しましたが、企業規模別の労働者移動の傾向を詳しく見ると、中小企業と大企業のあいだに格差があることがわかります。
6月に発表されたデータによると、労働者の離職率は歴史的な水準に達していますが、中小企業はより大きな影響を受けています。また、従業員数250人以上の企業では求人数が増加しており、大企業では採用数の増加率が高くなっています。
TOKYO OLYMPIC BY DIGIT
数字で見る東京五輪
56,000：日本全国にあるコンビニの数。感染防止対策で、日本国内の飲食店を利用することができない多くの外国人旅行者の憩いの場となっている。
28：米競泳選手のマイケル・フェルプスが生涯で獲得したオリンピックメダルの数。アスリートで最多。
230万トン：オリンピックでのCO2排出量の推定値。無観客となったことから排出量は想定より減少したが、カーボン・オフセットが必要。
14：1904年に開催された第1回オリンピック・マラソンの完走者数（全参加者の44％）。歴代最低記録。
1995：翌年のアトランタオリンピックの開会式で踊る、インフレータブルマン（空気を注入した人形）が考案された年。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 火星での居住空間が、3Dプリントされている。NASAは、火星での生活を1年間シュミレーションするため、4人の宇宙飛行士を募集。彼らは生活様式を犠牲にすることなく、健康的に生き続けるためにデザインされた空間で生活します。
- オリンピックのボランティアがタクシー代を払った。そのおかげで、ジャマイカのハードル選手、ハンズル・パーチメントは、金メダルを獲得したレースに間に合い、本人も政府も感謝しています。
- Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosisは最も長い英単語。しかし、気持ちの良いものではありません（恥ずかしながら、Quartzも含まれています）。
- ヨーロッパを放浪するセイウチは、ボートライフに夢中。この哺乳類は小さな船を選んで休んでいるので、かわいい写真が撮れたり、船が壊れたりしています。
- 6フィート（約182センチ）のキリンがマサチューセッツ動物園で生まれた。キリンとしても、異常に大きい赤ちゃんです。
🌍 人気のニュースレター連載「Next Startups」のナビゲーター・久保田雅也さんとともに7月まで実施したウェビナーの、新シリーズがスタートします。最新テックをはじめ、ビジネス×カルチャーの最前線を伝えている「Off Topic」（オフトピック：Podcast ／Substack、bytes：Podcast）とのコラボレーションでお届けする新シリーズは、同メディアの宮武徹郎さんをゲストにお招きして8月下旬開始予定です。
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