Daily Brief:Google、フランス当局に徹底抗戦

Daily Brief:Google、フランス当局に徹底抗戦

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっている事をまとめてお届けします。

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Image: REUTERS/Dado Ruvic/Illustration/File Photo
  1. モデルナは、日本で汚染されたワクチン160万回分を回収する。米モデルナ(Moderna)のバイアルの中には、ステンレススチールの粒子が含まれていました。一方、フランスはEU域内の大国として初めて、65歳以上の人や基礎疾患のある人を対象に、追加接種を開始しました。
    Moderna is recalling 1.6 million contaminated vaccine doses in Japan. Some of the vials contained stainless steel particles. Meanwhile, France became the first large EU nation to start giving boosters to anyone over 65 and people with underlying conditions.
  2. フランスで科された5億ユーロ(約650億円)の罰金を不服としてグーグルが上訴。フランスの反トラスト法違反監視当局は、米国の大手テック企業が行った、コンテンツへの支払いに関するニュースメディアとの交渉をめぐり、グーグルを非難しました。
    Google is appealing a €500 million ($592 million) French fine. The country’s antitrust watchdog faulted the US tech giant for the way it handled negotiations with news publishers about paying for content.
  3. 香港の活動家7人が、2019年の抗議活動をめぐって判決を受けた。被告は違法集会の罪を認めているため、刑期は11~16カ月となる見込みです。1人を除く全員が、他の事件に関連してすでに収監されています。
    Seven Hong Kong activists were sentenced for their role in a 2019 protest. The defendants had pleaded guilty to illegal assembly charges and will serve 11 to 16 months; all but one are already in jail in connection with other cases.
  4. タリバンは現在も反対勢力の兵士と戦っている。昨日(1日)の衝突は、まだタリバンの支配下にないパンジシール州、そして、シーア派少数民族のハザラ人が多く住むヴァルダク州、ダーイクンディー州で発生しました。
    The Taliban is still fighting opposition militias. Clashes took place yesterday in Panjshir, the one province not yet under the militant group’s control, and Wardak and Daikundi, where there are large groups of Hazaras, a Shiite minority.
  5. OPECプラスは原油の増産を継続することを決定した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスの審議時間は1時間にも満たず、簡単にまとまったようです
    OPEC+ voted to stay the course on oil output increases. It was apparently an easy decision—deliberations lasted less than an hour.
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👂 Daily Briefの英語読み上げを再開しました! 上のボタンから、英語学習などにぜひお役立てください。


What to watch for

プライバシーとの戦い

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フェイスブックは、米イリノイ州のプライバシー規則に違反しているとして起こされていた顔認証システムをめぐる訴訟を退けるよう、サンフランシスコの裁判所に求めています。本日(2日)、フェイスブックの訴えを審理する判事は、今年の初めに同様の訴訟で同社に6億5,000万ドル(約715億円)の和解金の支払いを命じた判事と同じです。

フェイスブックは、最初に訴訟が提起された2018年以降、やり方を変えてきました。現在では、ユーザーが顔認識をオプトアウトできるようになっています。これは、顔や指紋のスキャンについて米国のどの州よりも厳しい制限を定めたイリノイ州の「生体認証情報プライバシー法」(BIPA)のおかげで、訴訟に拍車がかかったこともあります。しかし、イリノイ州のビジネス推進派の議員たちは、この法律を廃止しようとしています


Hurricane Ida’s chain reaction

「アイダ」の連鎖反応

今週、米ルイジアナ州で猛威を振るった大型ハリケーン「アイダ」によって、ミシシッピ川河口を通るすべての船舶の航行が停止し、すでにパンデミック(そして、スエズ運河で立ち往生した巨大な船)のしわ寄せを受けていたサプライチェーンは寸断されました。

現在、ニューオーリンズの港湾閉鎖により、システムが限界に近づいています。ここでは、農業について見てみましょう。

🌾ミシシッピ川は、米国の穀物産業の多くを世界に繋ぐ役割を果たしています。

🌱中国は米国産大豆の最大の輸入国であり、その61%をニューオーリンズ周辺の港で取り扱っています。

🐽 中国では、その大豆のほとんどが、国民の食糧となる豚や鶏などの産業用家畜のえさとして利用されています。

↪️農家は太平洋岸北西部の港にルートを変更するために追加料金を支払うことができますが、農業は利益率が高いとは言えません。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. ドイツで、洪水被害を受けた紙幣5,000万ユーロ(約65.1億円)分を交換。ドイツの中央銀行は、汚れた紙幣を破棄する予定です。
  2. 世界最大のトリケラトプスの骨格標本が競売にかけられることになった。「ビッグ・ジョン」は体長2.62メートル、体重は700キロ以上です。
  3. NFTとして公開された長編映画はアンソニー・ホプキンス主演。「人類の問題を解決するか、地球上の生命を終わらせるか」をテーマにした作品で、これもまたNFTにふさわしい表現なのでしょう。
  4. ナチスのシンパは、刑務所に入る代わりに古典的な英国文学を読まされることになる。ホロコーストについての本や、有色人種の作家の本の方が、より適切な刑罰かもしれません。
  5. 深海のバクテリアは新しい脳腫瘍治療薬の基礎となる。この微生物は、腫瘍細胞を殺すことがわかっています。

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