Daily Brief:EUは全デバイスをUSB-Cにしたい

Daily Brief:EUは全デバイスをUSB-Cにしたい

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。金曜日のグローバルニュースをお届けします。

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  1. 欧州委員会は、すべてのデバイスで同じ充電器を使えるようにしたいと考えている。提案されている法律では、スマートフォンなどの電子機器にはUSB-C充電ポートの搭載が義務付けられています──iPhoneのLightningコネクタには申し訳ないけれど(そうでもない)。
    The European Commission wants all devices to use the same charger. A proposed law would make it mandatory for smartphones and other electronics to have a USB-C charging port—sorry (not sorry), iPhone Lightning connector.
  2. 中国当局は、中国恒大集団に関して最悪の事態に備えるよう政府職員に指示。中国の不動産開発会社、エバーグランデグループ(Evergrande Group、中国恒大集団)が破綻した場合に起こりうる経済的な影響を想定するよう、地方政府に対して指示があったと報じられています。一方で、23日木曜日に社債利払いの期日を迎えましたが、同社は一部の債券保有者に詳細を知らせていないままだとロイターは報じています。
    China wants officials to prepare for the worst with Evergrande. Local governments have reportedly been told to anticipate possible economic ripples and unrest should the property developer go under. Meanwhile, Evergrande has left some bondholders in the dark about interest payments due Thursday, Reuters reports.
  3. エアビーアンドビーはさらに2万人のアフガン難民に住まいの提供を計画。これは、米民泊仲介大手のエアビーアンドビー(Airbnb)が当初約束していた2倍の規模です。
    Airbnb plans to house an additional 20,000 Afghan refugees. That’s double its initial pledge.
  4. 米国のハイチ特使が辞任。7月に就任したダニエル・フットは、辞表の中で、数千人のハイチ移民の強制送還を「非人道的」だと述べています。
    The US special envoy for Haiti quit. Daniel Foote, who was named to the post in July, called the deportation of thousands of Haitian migrants “inhumane” in his resignation letter.
  5. ニューヨークのデリバリー配達員は、より多くの権利を得ようとしている。昨日23日(現地時間)にニューヨーク市議会で可決された一連の法案は、労働者たちの最低賃金を設定し、他にも給料をアプリで受け取る際に手数料を請求することを禁止し、レストランに対してはトイレを使えるようにするよう義務付けています。
    New York delivery workers are about to get more rights. A slate of bills passed by the City Council yesterday will set a minimum pay, prohibit apps from charging workers fees to receive their pay, and mandate restaurants to provide access to bathrooms.
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👂 Daily Briefの英語読み上げを再開しました! 上のボタンから、英語学習などにぜひお役立てください。


What to watch for

ドイツ総選挙

The black zero.
The black zero.
Image: Reuters/Markus Schreiber

日曜日(26日)、ドイツ国民は新たな首相を選ぶために投票所に向かいます。ドイツ初の女性首相アンゲラ・メルケルの16年間にわたる在任期間中、国民は2008年の金融危機や2015年のギリシャ救済など数々の金融危機を経験してきました。

メルケル首相の任期中で最も印象的な瞬間のひとつが、2015年、戦争や紛争から逃れてきた100万人の難民を受け入れることを約束したときでした。

彼女は「Wir schaffen das」(わたしたちなら成し遂げられる)と声を上げ、国際世論は称賛しましたが、国内では大きな政治的な反発を招きました。2017年、ドイツの有権者は極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に、第二次世界大戦後初めて議席を与えることになりました。

メルケル首相の後任が誰であれ(現副首相のオラフ・ショルツの可能性が高い)、ドイツの海外でのポジティブなイメージを維持するために、大きな重責を担うことになるでしょう。9月22日に行われたピュー・リサーチの世論調査によれば、ほぼすべての国民が、世界情勢の中で正しい行動をとることができるとメルケル首相に信頼を寄せていることがわかっているのです。


Who funds the United Nations?

国連の集金方法

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2019年の国連の収入は合計569億ドル(約6兆2,590億円)でした。この金額はデータが存在する最新の年のものですが、2020年のウルグアイのGDPとほぼ同じ金額です。これだけの金額が動いているのですから、国連にお金が集まる基本的な仕組みを理解しておくことは有益です。

193の国連加盟国からの拠出金や、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団など超国家組織からの寄付などからなる国連の資金。どのように資金を集めているのか、またこの金額の内訳がなぜ議論を呼ぶのかについて、QuartzのAmanda Shendrukが解説しています。


SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

  1. Uberを使うと、自分でクルマを運転するより環境に悪影響。そればかりか、交通渋滞や治安の観点からみても、あまり好ましくはありません
  2. アメリカ大陸には、これまで考えられていたよりもずっと昔から人類がいた。新たに発見された足跡は、従来の発見よりも1万年も古いものでした。
  3. 日本で新たに結成されたプロeスポーツチームは高齢者だけで構成されている。メンバーの年齢は、61〜73歳と実に幅広いのが特徴です。
  4. アメリカ宇宙軍制服のデザイナーは(おそらく)SF好きこのジャケット、2003年のリブート版「バトルスター・ギャラクティカ」のファンからすると不気味なほど見慣れたデザインです。
  5. ​​60歳の副大統領、サッカー北中米カリブ海連盟(CONCACAF)リーグの試合に出場。南米スリナムのロニー・ブランズウィックは自身が所有するインテル・モエンゴタポエの先発メンバーとして出場しましたが、チームは6対0で敗れました。

🌍米テックシーンの最新情報を伝えるメディア「Off Topic」とのコラボレーションでお届けする全4回の新シリーズ、第2回は9月28日(火)に開催。詳細はこちらから。参加申込はこちらから受け付けています。

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