Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをまとめてチェックしましょう。
- 台湾の建国記念日の前日、中国は「平和的統一」を宣言した。台湾の蔡英文総統は「台湾人は中国の圧力に屈しない」と語りました。
On the eve of Taiwan’s National Day, China vowed “peaceful reunification.” The comment provoked president Tsai Ing-wen who said the Taiwanese will not bow to China’s pressure. - ロシアが、1日当たりのCOVID死者数の記録を更新。ロシアでは10月に入ってから、連日のように記録的な死者数が報告されています。一方、シドニーでは106日ぶりにロックダウンが解除されました。
Russia reported a record daily Covid death toll. The country has recorded near-record deaths daily in October. Meanwhile, Sydney exits its lockdown after 106 days. - ベルリン初のテスラは、11月に出荷されるかもしれない。イーロン・マスクは、ベルリン近郊の工場で十分な人手を確保できないのではないかという懸念を抱えるなか、今回の発表をしました。
Berlin’s first Teslas could roll off the line in November. Elon Musk’s announcement comes amid his own concerns the company won’t be able to hire enough people for the factory. - オーストラリアは、ソーシャル・メディア大手に名誉毀損の投稿に対する責任を負わせたいと考えている。スコット・モリソン首相は、オーストラリアの名誉毀損法をめぐる議論の中で、ソーシャルメディアを「臆病者の宮殿」と呼びました。
Australia wants to make social media giants responsible for defamatory postings. Prime minister Scott Morrison called social media “a coward’s palace” during a debate over the country’s libel and defamation laws. - 英国とアイルランドが、ブレグジットをめぐりツイッターで議論。この口論は、貿易ルールをめぐってEUと英国が重要な議論を行う週の初めに起きました。
Britain and Ireland argued about Brexit on Twitter. The spat kicks off a week of important discussions between the EU and the UK over trade rules. - イラクの人々が新しい議会に向けて投票する。選挙は当初、来年に予定されていましたが、2019年に汚職や失政の終結を求める大規模な抗議活動が行われたため、前倒しされました。
Iraqis vote for a new parliament. The election was originally scheduled for next year, but was brought forward following mass protests in 2019 calling for an end to corruption and mismanagement. - 今日(11日)、ノーベル経済学賞が発表される。金曜日(8日)には、報道の自由のために闘ってきたジャーナリストのマリア・レッサ(Maria Ressa)とドミトリー・ムラトフ(Dmitry Muratov)にノーベル平和賞が授与されました。
The Nobel prize in economics is announced today. On Friday, the peace prize was awarded to journalists Maria Ressa and Dmitry Muratov to honor their work fighting for press freedom.
👂 Daily Briefを英語音声でも! 上のボタンから、英語学習などにぜひお役立てください。
What to watch for
英国への渡航制限緩和
本日(11日)より、ワクチン接種を完了し、英国に到着するインド人は、それが英国で承認されたワクチンであれば、自己隔離をしたり、COVID-19検査を受けたりする必要がなくなります。
承認されたワクチンは、アストラゼネカ(AstraZeneca)、ファイザー/ビオンテック(Pfizer BioNTech)、モデルナ(Moderna)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)などです。いくつかの議論がありましたが、現在、このリストには、インド国内で製造され、同国で最も一般的なワクチンであるアストラゼネカの「Covishield」も含まれています。インドのバーラト・バイオテック(Bharat Biotech)が開発した「Covaxin」は2番目に接種者が多いですが、このワクチンでの英国への渡航は認められていません。
英国は当初、「Covishield」の承認を拒否していましたが、9月にその製剤を承認リストに加えることを決定。しかし、インドを隔離免除リストに入れなかったのです。インド当局はその報復として、ワクチン接種を完了した英国人に、隔離を義務付けています。
11日(月)から、英国の「レッドリスト」対象国はコロンビア、ドミニカ共和国、エクアドル、ハイチ、パナマ、ペルー、ベネズエラの7カ国に絞られます。ワクチン接種を完了していても、これらの国から到着した旅行者は、ホテルに隔離され、COVID-19の検査を2回受けなければなりません。
Grocery Delivery Cost
食料品配送料の理想
食料品の配達は何十年も前から行われていましたが、パンデミックをきっかけに人気が高まり、食料品店は急速に事業を拡大しなければならなくなりました。
店舗や配送業者は、コストをカバーするために必要な金額と、買い物客の気が変わる前に払ってもらえる金額との、微妙なバランスを模索しています。
ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)のデータによると、世界中の買い物客はすでに配送料を高くすべきだと考えています。米国を例にとってみましょう。
食料品の配送が長期的に利益を生むためには、配送料の値上げが必要になるでしょう。業界の専門家は、将来的には1回の注文につき5ドル(約560円)から10ドル(約1,120円)の配送料が一般的になると見ています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 悪名高い贋作画家が、世界で最も価値のある絵画を元にしたNFTを販売している。ウォルフガング・ベルトラッチは、2011年に、14の有名な絵画を偽造した罪で有罪判決を受けましたが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ」(救世主)に由来する4,608点のオリジナル・デジタル作品を制作しました。
- 1,600万年前のクマムシが琥珀の中で保存されているのが見つかった…。この「世紀の発見」により、科学者たちは、water bearとしても知られる、ほぼ不死身のミクロの動物の進化の変遷を探ることができるようになりました。
- …英国では100万年前のカバが発見された。絶滅した種の化石によると、カバはこれまで考えられていたよりも早い時期から英国を歩き回っていたようです。
- ジョンがビートルズを解散させた。少なくとも、ポールはいま、そう言っています。
- ソロモン諸島から来た2人の男性が29日間の漂流の末に海で救助された。彼らは悪天候とGPSのバッテリー切れで漂流を余儀なくされた後、400キロ離れた場所で見つかりました。
- 『シッツ・クリーク』版のモノポリーが登場。あなたはどのトークンを選びますか? デヴィッドのサングラス? カメのテッド? モイラのウィッグ?
🎧 Podcastは新シリーズ「お悩み相談 グローバルだけど」最新話公開。好物のウナギが絶滅危惧種だと知った方からのお悩み。人間が生きるために避けて通れない「食べる」という行為と、自分と違う意見をもった他者との向き合い方について考えます。お悩み・お便りもこちらから。Apple|Spotify
👀 Twitter、Facebookでも最新ニュースをお届け。
👇 のボタンから、このニュースレターをTwitter、Facebookでシェアできます。ニュースレターの転送もご自由に(転送された方へ! 登録はこちらからどうぞ)。