Daily Brief：内部文書が語るアマゾンの「操作」

Daily Brief

世界で今起きている事

Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日も世界で起こっていることをまとめてチェックしましょう。

1. アマゾンはインドで売り上げを上げるために、検索結果を操作したり、商品をコピーしたりしていた。ロイター通信が入手した内部文書によると、アマゾンはデータを利用して、インドの販売者よりも自社の商品を宣伝していたとのことです。アマゾンはこの告発を否定しています。
   Amazon manipulated search results and copied products to boost sales in India. Internal documents reviewed by Reuters show the e-commerce giant used data to promote its own goods over Indian sellers. Amazon denies the accusations.
2. EUは、北アイルランドに向かう英国製品のほとんどの検査を廃止する。この提案では、抜き打ち検査の80％を廃止し、通常の事務処理の半分で済むようになります。
   The EU will end most checks on British goods heading to Northern Ireland. The proposal would scrap 80% of spot checks and require half the usual paperwork.
3. 米国はロサンゼルス港の営業時間を拡大している。ジョー・バイデン政権は、パンデミック後の経済回復の妨げとなっているサプライチェーンの詰まりを解消するために、さらなるシフトを期待しています。
   The US is expanding hours at the Port of Los Angeles. The Biden administration hopes extra shifts will remedy supply chain clogs that are hindering the country’s post-pandemic economic recovery.
4. J&Jのワクチンを接種した人には、モデルナやファイザーのブースターの方が良いかもしれない。この発見は、小規模な研究に基づく予備的なデータから得られたもので、米食品医薬品局（FDA）のパネルは金曜日（15日）にジョンソン・エンド・ジョンソン（Johnson & Johnson）のブースター接種への認可を推奨するかどうかについて協議します。
   Moderna or Pfizer boosters may be better for Johnson & Johnson vaccine recipients. The finding, from preliminary data based on a small study, comes as a US Food and Drug Administration panel votes on whether to recommend authorization for J&J’s booster Friday.
5. ノルウェーの新政府は、石油・ガス分野にコミットしている。リーダーたちは、2030年までに国の二酸化炭素排出量を55％削減したいと考えていますが、石油・ガスを「解体ではなく発展させる」ことで、徐々に削減していく計画です。
   Norway’s new government is committed to the oil and gas sector. While leaders want to cut the country’s carbon emission by 55% by 2030, they plan to do so gradually as oil and gas is “developed, not dismantled.”
6. ロシアでは昨年、記録的な人口減少となった。人口は昨年10月から99万7,000人減少し、平時では最大の減少となりました。これは主に、COVID-19の影響によるものです。
   Russia saw a record drop in population last year. Population fell by 997,000 since last October, the largest decline during peacetime, mostly because of Covid-19.

👂 Daily Briefを英語音声でも。上のボタンから、英語学習などにぜひお役立てください。

What to watch for

中国のインフレ率発表

本日（14日）、中国では9月のインフレ率が発表される予定で、投資家は世界第2位の経済大国の状況を見極めるために注視しています。中国はパンデミックから大きく立ち直りましたが、不動産業界での混乱や電力不足に悩まされ、成長は鈍化しています。

🛍 アナリストは、消費財やサービスの価格変化を示す消費者物価指数（CPI）のインフレ率はかなり抑えられていると予想しています。現在、中国では消費が低迷しているように見えますが、今回の数値が高ければ、実際にはそうではないということになるかもしれません。

🏭 生産者物価指数（PPI）は、生産者の卸し売り価格を指数化したものですが、生産を圧迫している物価の高騰により、高水準になると予想されています。

🔁 13日（水）に発表された中国の9月の貿易統計では、輸出の伸びが予想外に加速した一方で、輸入は予想に反して減少し、複雑な状況となりました。

The UK has more job vacancies

ブレグジットの代償

英国が（現在も）抱えているブレグジットの悩みは、北アイルランドの国境の検閲だけではありません。今年の7月から9月までの間に110万件以上の求人があったように、英国では過去最高の「埋まらない」仕事があり、企業はEUとの面倒な「離婚」のせいにしています。

英国政府は、ブレグジットによる人手不足への影響をごまかそうとしていますが、雇用に悩む企業の4社に1社は、EUからの応募者数の減少が要因であると回答していることが、英国国家統計局の報告で明らかになりました。輸送・倉庫部門では、ほぼ半数（46％）が、それを要因として挙げています。

SURPRISING DISCOVERIES

世界のトリビア

1. 私たちはクモに対して不公平だ。人間は、顔が人間と似ていないなら殺したほうが良いと感じてしまう傾向があります。
2. カナダ人女性は、枕元に隕石が落ちてきて目が覚めた。彼女はしばらくの間、科学者に調査を任せていますが、その後はこの隕石を保管するつもりだといいます。
3. 銀河の中心にある何かが、非常に珍しい電波を発信している。既知の天体の行動とは一致しないので、おそらく100％問題ないと確信しています。
4. 結合したカメが、マサチューセッツ州で発見された。2つの頭で3本の足を操り、一緒に泳いだり息継ぎをしたりしています。
5. 扁形動物は双子が欲しければ、自分の体を真っ二つにする。脳のない部分は、新しい脳と必要なすべてのものを育てます。

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