Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今朝も、世界で起こっていることをまとめてお届けします。
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- エバーグランデはお金をかき集めている。経営難に陥っている中国の不動産開発会社、エバーグランデグループ(Evergrande Group、中国恒大集団)は、映画制作・メディア会社の株式の一部を売却したことで、猶予期限が今週中に迫っている社債の支払いが可能になるかもしれません。
Evergrande has been scraping some money together. The troubled Chinese real estate developer may be able to make some of its looming bond payments this week after it sold a portion of its stake in a film production and media company. - イーロン・マスクのTwitterフォロワーによる投票後、テスラの株価は下落した。210億ドル(約2.3兆円)相当のテスラ(Tesla)株を売却するかどうかをめぐる彼のTwitter投票の結果──マスクは結果を尊重するとしている──は、米民主党内で構想が浮上している保有資産の含み益への課税案がどのように機能するかを示しています。
Tesla’s stock slid after Elon Musk’s Twitter followers directed his next move. His poll—which he said he’ll honor—about whether to sell $21 billion in Tesla shares illustrated how US Democrats’ unrealized capital gains tax would work. - フェイスブックの内部告発者が欧州議会で講演した。元社員のフランシス・ホーゲン(Frances Haugen)は、英語を話さない人に対する安全対策を、プラットフォームはほとんど行っていないと語りました。
Facebook’s whistleblower spoke to the European Parliament. Former employee Frances Haugen said the platform does little in the way of safety measures for non-English speakers. - ネクストドア(Nextdoor)は、SPACを通じて株式公開した。批判を受けたこともあるこの「ご近所アプリ」は、パンデミックのまっただなかに関心を集めました。
Nextdoor went public through a SPAC. The neighbor-connecting app, which has received its share of criticism, saw a surge of interest at the height of the pandemic. - バラク・オバマは、COP26に参加している若者たちに「怒り続けよう」と呼びかけた。前米大統領は、富裕国が約束を反故にしていると貧困国が非難する2015年のパリ協定以降、十分な成果が得られていないと認めました。
Barack Obama told young people at COP26 to “stay angry.” The former US president admitted not enough has been done since the 2015 Paris Climate Agreement, where rich countries made promises on which poorer countries accuse them of reneging. - ジョー・バイデンは、FRBの席をもうひとつ選ぶことになる。2月に任期が切れる米連邦準備理事会(FRB)議長のジェローム・パウエルの後任に加えて、米大統領は辞任するランダル・クオールズ副議長の後任を探すことになります。
Joe Biden will pick up another Federal Reserve seat. In addition to choosing a new chair when Jerome Powell’s term is up in February, the US president will get to replace resigning Fed governor Randal Quarles.
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What to watch for
ハーツのテスラ問題
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米レンタカー大手のハーツ(Hertz)は、破産と評価額160億ドル(約1兆8000億円)の復活の狭間を漂う中で、今週ナスダックに上場する予定です。
しかし、実は一番注目されているのは、ハーツがテスラ(Tesla)から電気自動車(EV)を10万台購入し、うち半分をウーバー(Uber)に貸し出すというド派手なディールを結んだかどうかです。様々な報道が飛び交う中、2つのホントと1つのウソにまとめてみました。
- ホント:ハーツはテスラに10万台の車を発注し、両社の株価は急上昇した。
- ホント:テスラはハーツに車の納入を開始した。ハーツは11月2日にテスラからの納入をすでに開始したことを明らかにしている。
- ウソ:テスラは、ハーツと、2022年末までに車をすべて納入する契約を結んだ。ハーツの当初の発表には2022年末というスケジュールも含まれていたが、米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、両者はまだ条件を詰めている段階であり、ハーツが特別扱いを受けているわけではないとのこと。
Thanks to teens
ティーンに感謝
企業は今も人手不足に悩まされています。
しかし、レストランや小売業、トラック運送業などさまざまな業界では、思いもよらなかった労働力がその隙間を埋め始めています。10代の若者たちです。
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労働統計局のデータによると、米国では、16〜19歳の若者の就業率が過去数十年で最も高くなっています。7月1日時点で、若年層の失業率は9.6%で、新型コロナのピーク時の32%から大きく低下しました。
ただ、これが長時間労働につながると、学業成績や課外活動への参加、十分な睡眠時間の確保などに悪影響を及ぼす懸念があります。このほか、白人の十代は非白人と比べ就業率が高いため、すべての10代が恩恵を受けられるわけではないという見方も。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- ラクダ8頭とラマ1頭がマドリードで夜を過ごした。計9頭はサーカスから逃走しましたが、サーカスの責任者は、動物愛護活動家のせいだと主張しています。
- 人工グローブが大怪我のピアニストを復帰に導いた。その革新的なデザインは、F1カーの後部サスペンションの機構からヒントを得たとのことです。
- 才能のある犬は頭を傾ける。また、犬には傾ける向きの好みがあります。
- 米南部のリサイクル箱がアイルランドまで流れ着いた。マートルビーチ当局によると、サウスカロライナ州から漂着したこの箱は、おそらく大きな気象上の現象によって大西洋を横断したとのこと。
- 任天堂は2100年までに新しいゲーム機を出し続けると誓った。日本のゲームの雄は、すくなくとも大言壮語をするつもりはない。
🎧 『Off Topic』とのコラボレーションで実施してきたウェビナーシリーズ。いよいよ最終回となる第4弾は、11月25日(木)20:00〜21:30に開催する予定です。参加申込みはこちらからどうぞ!。
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