Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。『Off Topic』とのコラボレーションで実施してきたウェビナーシリーズ。いよいよ最終回となる第4弾は、明日11月25日(木)20:00〜21:30に開催する予定です。これまでのまとめおよび参加申込みはこちらからどうぞ!。今朝も世界で起こっていることをまとめてお届けします。
- 米国は協調的な石油備蓄放出を主導した。米国、中国、英国、日本、韓国、インドが足並みをそろえ、米国は戦略石油備蓄から5,000万バレルを放出します。原油輸出国は通常、価格を低水準で維持することを望んでいますが、今回は同様の対応にはならなそうです。
The US led a coordinated oil release. It will free up 50 million barrels from its Strategic Petroleum Reserve, in conjunction with China, the UK, Japan, South Korea, and India. Though top oil exporting countries typically want prices to remain low, they may not respond in kind. - WHOによると、ヨーロッパのCOVID死者数は3月までに累計200万人を超える可能性がある。ヨーロッパは再びパンデミックの震源地となっており、現在、新型コロナウイルスはこの地域の死因のトップです。
The WHO says Europe’s covid death toll could top 2 million by March. The pandemic, of which Europe is again the epicenter, is now the leading cause of death on the continent. - サムスンはテキサスで半導体を製造する。韓国のエレクトロニクス企業の新工場は、米国のサプライチェーンの独立性を高めることになります。一方、日本政府も半導体の国内生産に向けて取り組んでいます。
Samsung will build semiconductors in Texas. The South Korean electronics company’s new plant will boost US supply chain independence. Meanwhile, the Japanese government is also working to bring home the chips. - アップルはNSOグループを訴えている。この訴訟が成功すれば、スパイウエア「Pegasus」の製造企業は、アップルの製品やサービスの使用を永久に禁じられることになります。
Apple is suing NSO Group. If the suit is successful, the manufacturer of Pegasus spyware will be permanently barred from using any Apple products or services. - 中国は、「特定の人びと」が彭帥を政治的に利用するのをやめてほしいと考えている。中国テニスのスター選手が中国の前副首相による性的暴行を告発した後、公の場から姿を消したことについて、広報担当者は「外交問題ではない」と述べましたが、まだ、彼女の無事を確信していない組織もあります。
Beijing would like “certain people” to stop politicizing Peng Shuai. The Chinese tennis star’s disappearance from public life after sexual misconduct allegations against a high-ranking official is “not a diplomatic matter,” said a spokesperson, though some organizations remain unconvinced of her well-being.
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What to watch for
惑星を動かす!?
イーロン・マスクが率いるスペースXは、本日(24日)、NASAの宇宙船を小惑星に向けて直接打ち上げる予定です。心配せずとも、それはアルマゲドンではありません。これは「Double Asteroid Redirection Test」(二重小惑星方向転換試験、通称:DART)と呼ばれる、惑星防衛ミッションの一環です。DARTを通じ、NASAは小惑星が地球に衝突するという危機に備えて、どのようにして小惑星をその軌道からそらすことができるかを学ぼうとしています。
- 610キログラム:宇宙船の重量
- 10か月:小惑星への旅に費やす期間
- 時速1万5,000マイル:2つの小惑星のうち、「ディディモス」(Didymos)にぶつかる際の速度
- 780メートル:ディディモスの直径
- 546メートル:ニューヨークのワン・ワールド・トレード・センターの高さ
- 3億3,000万ドル(約380億円): NASAのプロジェクトコスト
この実験は、宇宙の未来に多大な影響を与える可能性があります。NASA本部のミッション・プログラム・サイエンティストであるトム・スタトラー(Tom Statler)は、「この実験を通じて、人類が初めて、宇宙で自然な天体の動きを変える」と語っています。
New voting, same Grammys
グラミー賞の変化?
2022年に開催予定の第64回グラミー賞は、歴史的なものとなるでしょう。まず第一に、投票方法が見直されています。以前は、賞の候補者に対する投票は秘密主義であり、少数の匿名の投票者が、どのアーティストを賞の候補にするかを決定していました。しかし、昨今の受賞プロセスに対する世間の批判や汚職疑惑を受け、運営は抜本的なシステムの見直しを行いました。
今回、グラミー賞を運営するレコーディングアカデミー(Recording Academy)は、1万2,000人のメンバー全員に賞の投票を許可しました(これだけでは、グラミー賞批判の中心人物の一人であるザ・ウィークエンドがボイコットするのを止めるには不十分でしたが)。
火曜日(23日)に発表された今年のノミネート作品は、昨年、ノミネーションがゼロだったザ・ウィークエンドほど冷遇された人はおらず、変化によって、より充実した候補者リストになったと思われます。アカデミーの最高責任者は、新しい投票スタイルがストリーミングの時代をよりよく反映していると述べていますが、間違いなくリストの変化に貢献しています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- J.R.R.トールキン財団が暗号資産の「J.R.R.トークン」にストップをかけた。宣伝に映画『ロード・オブ・ザ・リング』の俳優を起用するだけでは、商標法を回避することはできません。
- 米国では組織的な万引きが増加している。商品の需要が増えれば価格も上がり…小売店に「フラッシュモブ強盗」が押し寄せる可能性もあります。
- バーチャル不動産の土地が240万ドル(約2.7億円)で売れた。どんな意味があるのでしょうか?
- 暗号投資家は米国憲法の入札に多額のお金を支払った。彼らは、サザビーズのオークションで負け、憲法の初版を手に入れることはできませんでしたが、暗号資産の取引手数料として何百万ドルも払わなければなりませんでした。
- 長い間失われていた有名な古代ローマのモザイクが、コーヒーテーブルとして使われていた。ローマ皇帝カリグラの船にあしらわれていたモザイクは、湖の底を経て、ナチスの放った火を逃れ、最後はニューヨーク・マンハッタンのアパートにありました。
🎧 『Off Topic』とのコラボレーションで実施してきたウェビナーシリーズ。いよいよ最終回となる第4弾は、11月25日(木)20:00〜21:30に開催する予定です。参加申込みはこちらからどうぞ!。
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