Daily Brief
世界で今起きている事
Quartz読者の皆さん、おはようございます。今日から12月がスタート。本日も世界で今起きていることをまとめてチェックしましょう。
- オミクロン株は少なくとも11日前にはヨーロッパに到達していた。オランダでは、南アフリカがこの変異種を確認するおよそ1週間前に感染者がいたことが確認されました。これとは別に、日本はオミクロン株の初の感染例を発表。一方、ギリシャでは60歳以上を対象にワクチン接種を義務化し、英国では2カ月以内にすべての成人向けにブースターショットの提供を開始します。
Omicron was in Europe at least 11 days ago. The Netherlands confirmed cases from almost a week before South Africa identified the variant. Separately, Japan announced its first omicron case. Meanwhile, Greece is making vaccines mandatory to those 60 and over and the UK will start offering booster shots to all adults within two months. - EUは、3,000億ユーロ(約38.4兆円)規模の国際インフラ計画を展開している。公式には、中国の「一帯一路」構想に対抗するものではありませんが、「グローバル・ゲートウェイ」構想は、EUの影響力を世界に及ぼすことを目的としています。
The EU is rolling out a €300 billion ($341 billion) global infrastructure plan. Though not officially a competitor to China’s Belt and Road initiative, Global Gateway is intended to flex the bloc’s influence around the world. - 英国はメタによるジフィー買収を阻止した。Facebookの親会社であるメタ(Meta)は、GIF共有サイト、ジフィー(Giphy)の売却を命じられました。
The UK blocked Meta’s acquisition of Giphy. Facebook’s parent was ordered to sell the gif-sharing site. - ユーロ圏のインフレ率は記録を更新し続けている。11月のインフレ率は前年比4.9%となり、1997年の記録開始以来、最高となりました。一方、米連邦準備理事会(FRB)議長のジェローム・パウエルは、インフレ率が高止まりした場合、FRBは当初予定していたよりも早くテーパリングを終了する可能性があると述べました。
Euro zone inflation keeps breaking records. The annual rate hit 4.9% in November, the highest since records began in 1997. Meanwhile, Federal Reserve chair Jerome Powell said the Fed could end tapering earlier than planned in 2022 if inflation stays high. - インドの経済は回復しつつある。インドは壊滅的な第2波の影響をはねのけ、第2四半期のGDPは8.4%増となりました。
India’s economy is recovering. GDP grew 8.4% in the second quarter as the country shakes off the effects of its devastating second wave.
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What to watch for
ベージュブック発表
米国では、現在の経済状況をまとめた報告書「地区連銀経済報告」(ベージュブック)の最新版が本日(1日)発表されます。年に8回発表されるこの報告書では、12の連邦準備銀行によって分けられた米国の12の地域におけるビジネスの状況が示されます。
FRBは、毎月の債券購入額を減らす(テーパリング)ことから始まった段階的な金融引き締めの期間に入りますが、ベージュブックは、連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーが、中央銀行がどのくらいの速さでテーパリングを行うべきか、また物価の上昇に対応していつ金利を引き上げるべきかを判断するのに役立ちます。
前回のベージュブックでは、労働力不足、サプライチェーンの混乱、COVID-19の不確実性を取り上げました。次の報告でも、同じようなテーマに触れることになるでしょう。
Three challenges for new CEO
新CEOが直面する課題
Twitterの最高経営責任者(CEO)に就任したパラグ・アグラワル(Parag Agrawal)が、同社の新しいトップとしてどのような人物になるかを予測するのは難しいですが、5,500人以上の従業員と366億ドル(約4.14兆円)の時価総額を誇る世界最大級のソーシャルメディアプラットフォームの責任を担うにあたり、彼が直面するであろう課題は容易に想像できます。
🌊 課題 1:創業者の「あと」を継ぐ。創業者から離れることは、CEO退任を決めたジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が望んだことですが、アグラワルにとっては簡単なことではないでしょう。
🎯 課題 2:Twitterの成長目標を達成する。2023年までにユーザー数を毎年20%増加させること、年間収益を75億ドル(約8,480億円)に倍増させること、機能を強化することなどが目標です。
🔉 課題 3:偽情報への対応。アグラワルはニュアンスのあるアプローチを好み、フェイクニュースの検出を自動化に頼ることには欠陥があると認めています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- モールのサンタが不足している。『hiresanta.com』によると、米国では需要が121%増加したそうですが、今年はサンタの赤いスーツを着ている扮装者が10%減少したそうです。
- 太陽風が地球の水を作った。新しい研究によると、太陽からの水素イオンが小さなダスト粒子に水を形成し、それが後に地球に衝突したと考えられています。
- 自律分散型組織(DAO)がNBAチームを買おうとしている。このグループは、必要となる15億ドル(約1,700億円)以上の資金のうち、これまでに約200万ドル(約2.26億円)相当の暗号通貨を集めています。
- カエルの幹細胞から作られた「生きたロボット」が繁殖する方法を発見。映画『ジュラシック・パーク』シリーズのマルコム博士を呼んでください。
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