Daily Brief
世界で今起きている事
おはようございます。今日も世界で今起きていることをお届けします。米国はいま17日の夕方。キング牧師の日で祝日でした。
- 習近平が世界経済フォーラムで講演した。ビデオリンクを通じて、中国の国家主席は、不安定なサプライチェーンと金融政策の劇的な転換に警告を発しました。
Xi Jinping spoke at the World Economic Forum. Via video link, the Chinese president cautioned against shaky supplies chains and dramatic shifts in monetary policy. - インドは暗号資産での協力を求めている。同じく、「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラム(WEF)年次総会の準備会合で講演したインドのナレンドラ・モディ首相は、暗号通貨への規制は、どの国にとっても単独で対処するには大きすぎる問題だと述べました。
India is seeking crypto collaboration. Also speaking at Davos, prime minister Narendra Modi said cryptocurrency regulation is too big for any country to handle alone. - トンガは復興しようとしている。海底火山の噴火が引き起こした津波が島国に押し寄せてから2日が経過し、住民は大きな被害、インターネットの遮断、巨大な火山灰の雲と格闘しています。
Tonga is digging out. Two days after a volcano-sparked tsunami crashed into the island nation, residents are contending with extensive damage, downed internet, and a giant ash cloud. - 日本がCOVIDの取り締まりを検討している。日本政府は水曜日(19日)までに、東京都を含む11の都県に、緊急事態宣言に準じた措置が可能となる「まん延防止等重点措置」を適用するかどうかを決定する予定です。
Japan is considering covid crackdowns. The country will decide by Wednesday whether to place 11 prefectures, including Tokyo, under a quasi state of emergency. - 北朝鮮はミサイルを発射し続けている。今年4回目となる実験で、北朝鮮は月曜日(17日)、日本海に向けて2発の短距離弾道ミサイルを発射しました。
North Korea keeps launching missiles. In its fourth test this year, the country fired two short-range ballistic missiles towards the East Sea on Monday. - 2022年も世界の雇用は回復しなさそう。国連の国際労働機関(ILO)は、今年の世界全体の総就労時間はパンデミック前よりも減少すると予測。これは、5,200万人のフルタイム労働者が職を失ったのと同等の規模です。
Global employment won’t recover in 2022. The UN’s International Labour Organization projects a shortfall in hours worked this year equivalent to 52 million full-time jobs. - ノバク・ジョコビッチはもっと説明する必要がある。ジョコビッチのスポンサーであるフランスのアパレルブランド、ラコステ(Lacoste)は、ジョコビッチのオーストラリアでの法的紛争にまつわる出来事を「改めて検討」したいと考えています。
Novak Djokovic has more explaining to do. French clothing brand and Djokovic sponsor Lacoste wants to “review the events” surrounding the tennis player’s Australian legal squabble.
👂 Daily Briefは最新ニュースの英語音声での読み上げも。上のボタンからどうぞ!(on Spotify)
What to watch for
5G開始! ただし…
米国ではあと24時間で、ベライゾン(Verizon)とAT&Tが全米46の都市圏で「超広帯域」5Gサービスを開始します。米国の2大モバイル事業者は、スマートフォンユーザーに高速接続を約束する「Cバンド」周波数の権利を獲得するのに約700億ドル(約8兆円)を投資しており、さらに基地局の通信塔を新設するために数十億ドルを費やしています。しかし、航空業界は、この新たなネットワークが航空機の計器に干渉すると警告。サービス開始は2週間延期されていました。
水曜日(現地時間)にCバンドサービスが開始されることになりますが、米国の主要50空港から約1マイル以内の地域は「緩衝地帯」としてサービス対象から除外される予定です。
China’s dearth of births
出生率が問題だ
中国の国家統計局が17日に発表した去年1年間のGDP(国内総生産)をみれば、中国経済が昨年のパンデミックから大幅に回復したことがはっきりとわかります。下半期に減速したとはいえ、GDPの伸び率はプラス8.1%でした(中国政府の目標値である6%を上回っています)。ただし、出生率が急速に低下しており、「華麗なるカムバック」とはいかなそうです。
- 1,000人あたりの出生率は7.52人に低下していますが、これは史上最も低い数字です。出生数1,060万人、死亡者数1,010万人を記録していますが、つまり14億人の人口を抱える中国で、昨年は48万人の純増に留まったことになります。
- 出生数は前年比ではマイナス11.6%となり、多くの若者が定職を見つけること、あるいは働き続けることの困難に直面しています。
- 中国は、いまはなき「一人っ子政策」が引き起こした人口動態の勢いに直面しています。若い世代の人口が減少しているということは、出産適齢期の女性の数も減少していることを意味します。過去15年間で、出産適齢期の女性の数は約4,000万人減少しています。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- レゴにパクリ疑惑。あるアーティストが、レゴの「クィア・アイ」セットのアントニ・ポロウスキが着用しているレザージャケットのデザインは自分のものだと訴えています。
- ある日本人女性が精子提供者を訴えている。この女性は、ドナーが自らの国籍、学歴、婚姻歴を偽っていたとして損害賠償を求めています。
- マーロン・ブンドがこの世を去った。元米副大統領マイク・ペンス一家が飼っていたウサギのマーロン・ブンドは、生前、意図せずゲイ・アイコンになったことも。
- ソーシャルネットワークの元祖? 約5万年前、ダチョウの卵の殻でできたビーズを共有し取引していた人と人とのつながりがあったことが、研究者による調査で明らかになりました。
- チームUSAの必需品、バーナーフォン。米国はアスリートに対して、北京では監視される可能性が高いとして、個人用デバイスの代わりにプリペイド式の使い捨てケータイを持ち込むようアドバイスしています。
📫 Quartz Japanは一日2通のニュースレターを配信しています。
🎧 音声コンテンツもぜひ! 幾何学模様のGo Kurosawaさんとお届けするQuartz JapanオリジナルPodcast(Apple|Spotify)のほか、平日毎朝の「Daily Brief」の英語読み上げや、日本語ニュースのPodcastも配信しています。
👀 Twitter、Facebookでも最新ニュースをお届け。
👇 このニュースレターはTwitter、Facebookでシェアできます。ニュースレターの転送もどうぞご自由に(転送された方へ! 登録はこちらから)。