Daily Brief
世界で今起きている事
おはようございます。今朝も「世界で今起きている事」をお伝えします。
- ボリス・ジョンソンがインドに上陸。英国のジョンソン首相は2日間のインド訪問で、一連の輸出・投資取引を発表し、安全保障についても話し合う予定です。
Boris Johnson landed in India. The UK prime minister announced a set of export and investment deals on his two-day trip and will discuss security matters. - ジョー・バイデンは、ウクライナへの13億ドル(約1,600億円)の追加支援を発表した。バイデン米大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領について「われわれが(ウクライナへの)関心をなくすと見込んでいる」と述べました。8億ドルは軍事支援に、5億ドルは財政支援に充てられます。
Joe Biden released $1.3 billion more in assistance to Ukraine. “Putin is banking on us losing interest,” the US president said, with money going toward weapons and economic aid. - 世界銀行は、食料価格の高騰による「人的大災害」を予測した。ロシアのウクライナ侵攻により、食料価格は37%跳ね上がると予想されています。食品大手のネスレ(Nestlé)は、すでにさらなる値上げを計画しています。
The World Bank predicted a “human catastrophe” because of surging food prices. They’re expected to jump 37% due to Russia’s invasion of Ukraine. Food giant Nestlé is already planning more price hikes. - CNNプラスは、もうない。ストリーミングサービスへの3億ドル(385億円)の賭けは、約1カ月しか続きませんでした。
CNN+ is no more. The $300 million bet into streaming services lasted less than a month. - 米フロリダ州議会は、ディズニーの税制優遇措置を終了させる法案を可決した。同州が学校教育でLGBTQに関する話題を取り上げるのを禁じた「Don’t Say Gay」法をめぐる対立は、ディズニーに毎年数千万ドルの損害を与える可能性があります。
Florida lawmakers passed a bill that would end Disney’s tax preferred status. Fall out over the US state’s “Don’t Say Gay” bill could cost the company tens of millions every year. - 上海の再開は「物流の悪夢」。実際に職場に戻ることのできる労働者は30%にも満たない、と在中国EU商工会議所の関係者は述べています。新型コロナウイルスの重症者数も、この24時間で3倍に増えています。
Opening Shanghai is a “logistical nightmare.” Less than 30% of workers are actually eligible to return to work, said one EU business chamber. Severe covid-19 cases have also tripled in the last 24 hours.
What to watch for
決戦は日曜日
フランスでは日曜日(24日)、大統領選の決選投票が行われます。現在、世論調査では、現職のエマニュエル・マクロン大統領は、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首に対し、11%の差をつけています。
決戦投票開始前の最後となる両者の討論会は、両陣営の要請により、室温が19℃に保たれた状態で行われました。「購買力」は有権者にとって重要な論点となっており、フランスのインフレ率は先月4.5%上昇し、1985年12月以来の高水準となっています。
マクロンは、生活必需品への付加価値税を「ゼロにする」というルペンの提案を批判し、ルペンはそうした政策で「フランス人にお金を還元する」という公約を繰り返しました。一方、購買力対策としてマクロンが打ち出した改革には、電気・ガス料金の上限設定や減税の強化なども含まれています。
What would replace the dollar?
ドルに代わるものは?
第二次世界大戦前から、世界の貿易を支配してきた米ドル。ユーロや人民元は、米ドルの「後継者」となり得る存在に成長しました。しかし、ユーロは独立国家の連合体の上に落ち着かない感じに置かれており、一方の人民元は、通貨の自由な取引や独立した管理が許されてない、という欠点がそれぞれあります。
米ドルの並外れた支配力が弱まっていく可能性があることは、ほぼ間違いないでしょう。しかし、Quartzのシニアレポーターであるティム・ファーンホルツ(Tim Fernholz)が会員向けの最新メール「Forecast」(英語)で述べているように、投資家は基軸通貨に安定性、安全性、価値、流動性を期待しています。つまり、他の通貨がこの4つをすべて提供できるようになるまでは、米ドルに取って代わるとは考えにくいのです。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 英国の女王は毎年2回、誕生日を迎える。公式の祝賀行事が行われるのは6月ですが、エリザベス女王が実際に生まれたのは4月21日です。96回目の誕生日に、女王は自身のバービーを手に入れ、ポニー2頭と一緒にポーズをとりました。
- ロボラットがあなたの命を救う日が来るかもしれない。ロボラットは、がれきの中を這い進み、緊急物資を届けることができます。
- 日本では、ニュージーランドの首相をキウイの着ぐるみが歓迎した。来日したジャシンダ・アーダーン首相を、キウイが揺れるパフォーマンスでもてなしました。
- 火星の2つの衛星のうち1つが優雅に太陽を覆った。NASAが火星から記録した「日食」は、最もリラックスできる49秒間になるでしょう。
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