Daily Brief
世界で今起きている事
おはようございます。今朝も「世界で今起きている事」をお伝えします。
- フィンランドとスウェーデンがNATO加盟に近づいた。フィンランドは昨日(15日)、北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けて議会の承認を求めると発表し、スウェーデンの与党は73年間維持してきた加盟反対の立場を転換しました。トルコはどちらの加盟にも難色を示しています。
Finland and Sweden inched closer to NATO. Finland said yesterday it’d seek parliamentary approval to enter the military alliance, while Sweden’s ruling party dropped its 73-year resistance to joining. Turkey doesn’t like either prospect. - 10代の白人至上主義者がニューヨーク州バッファローのスーパーマーケットで10人を殺害した。当局が「人種差別を動機とするヘイトクライム」と表現した事件で銃撃された13人のうち、11人が黒人でした。
A teenage white supremacist killed 10 people in a Buffalo, New York, supermarket. Of the 13 people shot in what authorities described as a “racially motivated hate crime,” 11 were Black. - インドは、インフレの上昇と収穫量低下を理由に、ほとんどの小麦の輸出を禁止した。ウクライナでの戦争により、世界の小麦供給はすでに逼迫しています。
India banned most wheat exports, citing rising inflation and lower crop yields. The global wheat supply is already tighter than usual because of the war in Ukraine. - 北朝鮮では、さらに15人が新型コロナで死亡した。医療インフラが貧弱であり、ワクチンが明らかに不足していることから、北朝鮮での感染者の急増は特に危険な状況を招く可能性があります。
North Korea reported 15 more covid deaths. The surge could be particularly dangerous given the country’s poor healthcare infrastructure and apparent lack of vaccines. - ユーロビジョン・ソング・コンテストでウクライナ代表が圧勝した。ウクライナの「カルシ・オーケストラ」(Kalush Orchestra)の楽曲「ステファニア」(Stefania)は、グループのリーダーの母親とバンドの母国への思いが込められた曲です。
Ukraine won the Eurovision Song Contest in a landslide. The song “Stefania,” by Ukraine’s Kalush Orchestra, is a tribute both to the frontman’s mother and to the band’s motherland.
What to watch for
生理休暇の善し悪し
スペイン政府は火曜日(17日)、月経困難症の人に月に数日の休暇を与えるという提案について議論する予定です。
この法案が成立すれば、スペインは西側諸国で初めてこうした政策を導入することになります。日本や韓国などでも生理休暇を設けているほか、インドのフードデリバリーサービス、ゾマト(Zomato)など一部企業も生理休暇制度を導入しています。
ダイバーシティとインクルージョンの専門家は、政府や企業が繰り返し起こる痛みに対処する人びとを受け入れようとすることは称賛に値すると述べています。しかし、このような政策は性差別的な固定観念を強めることになりかねないとも警告しています。では、より良い解決策は? すべての人に病気休暇を与えることです。
Saving green by going green
米国で断然お得なEV
気候政策シンクタンク、エネルギー・イノベーション(Energy Innovation)の分析によると、米国の48州では、ガソリン車よりも電気自動車(EV)を所有する方がコストが安いことが判明しました。
しかし、ニュージャージー州ほどお得なところはないでしょう。ニュージャージー州では、EVを購入またはリースする人に5,000ドル(約65万円)のキャッシュバックをするなど、環境保護を目指すドライバーに寛大なインセンティブを提供しています。また、通常6.625%の消費税が免除されるほか、米連邦政府が提供するEV購入のための7,500ドル(約97万円)の税額控除もあります。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 人為的な気候変動の犠牲となった最初の植物は、媚薬として重宝されていた。古代ギリシャやローマでは、都市の拡大により、ハーブのシルフィウムが絶滅してしまいました。
- 古代人は、「おしっこサイクル」を試すべきだったかもしれない? 人の尿を肥料に使えば、温室効果ガスの排出を抑え、植物の生育を助けることができます。
- マーガレット・サッチャーの新しい銅像は、お披露目から2時間足らずで卵を投げつけられた。サッチャーの故郷であるイングランド・リンカンシャー州のグランサムに建てられたこの像は、計画当初から物議を醸してきました。
- 孫が欲しいインドの夫婦が、息子夫婦を訴えている。1年以内に孫を作るか、5,000万ルピー(約8,340万円)を支払うよう求めています。
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