Daily Brief
世界で今起きている事
おはようございます。今朝も「世界で今起きている事」をお伝えします。
- ボリス・ジョンソン英首相が新たな閣僚人事を発表した。ジョンソンは昨日（7日）、与党・保守党の党首を辞任する考えを示しましたが、首相については秋に後任が決まるまで職務を全うする意向です。一方、次期党首の座をめぐる競争はすでに始まっています。
Boris Johnson announced new ministerial appointments. He resigned as the UK’s prime minister and Tory party leader yesterday, but intends to carry out his term until the fall. Meanwhile, a contest for the next leader of the party is already underway. - インド当局が中国のビボから5,900万ドル（約80億円）を差し押さえた。脱税の疑いを持たれている中国スマートフォン大手のビボ（vivo）は、「差別的でない調査」を要求しています。
Indian authorities seized $59 million from China’s Vivo. The smartphone maker, which has been accused of tax evasion, has requested the probe be “non-discriminatory.” - ファイザー（Pfizer）は、アフリカ諸国にCOVID-19治療薬を供給することで合意した。パンデミック開始以来25万人以上が死亡しているアフリカ大陸では、ワクチン接種率が低いままです。
Pfizer agreed to supply African countries with its covid-19 treatment. Vaccination rates remain low across the continent, where more than 250,000 people have died since the pandemic began. - インフレは3月以降、7,100万人を貧困に陥れた。国連の報告書によると、ウクライナでの戦争は、発展途上国全体で食糧と燃料の価格を高騰させました。
Inflation has plunged 71 million people into poverty since March. The war in Ukraine exacerbated food and fuel prices across the developing world, according to a UN report. - アジア株は2020年3月以来の最安値となった。景気後退の懸念が迫り、中央銀行がインフレ抑制のために利上げを行うなか、地域市場は苦戦を強いられています。
Asian stocks hit their lowest valuations since March 2020. Regional markets have struggled as recession fears loom and central banks hike rates to tame inflation. - オランダは、在宅勤務を法的な権利にしようとしている。この法案が上院で承認され、成立すれば、オランダはリモートワークを法制化した最初の国のひとつになるかもしれません。
The Netherlands is on track to make work from home a legal right. It may become one of the first countries to enshrine remote work into law, if it passes a Senate vote. - 米バスケットボール界のスター、ブリトニー・グリナーがロシアで薬物所持の罪を認めた。2月から身柄を拘束されているグリナーは、法律を破るつもりはなかったと述べました。
US basketball star Brittney Griner pleaded guilty to drug charges in Russia. The athlete, who has been imprisoned since February, said she did not intend to break the law.
What to watch for
スピリット争奪戦の行方
本日（8日）、米格安航空会社（LCC）のスピリット航空（Spirit Airlines）の株主は、同じ米国の格安航空会社であるフロンティア航空（Frontier）と合併するか、ライバルのジェットブルー航空（JetBlue）を選んで買収案を拒否するかを投票することになっています。
スピリットとフロンティアは今年2月に合併することで合意しましたが、ジェットブルーが独自の「サプライズオファー」で乗り込んできました。それ以来、ジェットブルーはスピリットの株主に対して、フロンティアとの合併を拒否し、代わりに自分たちの提案を飲むよう働きかけてきました。スピリットは、米規制当局の承認を得るためのハードルがより低いとみられるフロンティアのオファーに対する株主の支持を取り付けるために水面下で動いており、株主総会での採決はすでに2回も延期されています。
スピリットを買収すれば、ジェットブルーやフロンティアは米国第5位の航空会社になり、航空機の保有数やパイロットの数を一気に増やし、主要空港での存在感を高めることができます。両社とも、米国の4大航空会社（アメリカン、サウスウエスト、デルタ、ユナイテッド）に対抗するために規模を拡大し、価格引き下げを迫りたい、と考えています。さらに、フロンティアもジェットブルーも、ライバルがスピリットと合併してさらに大きな競争相手となることを望んでいません。
The cost of living your best life
最高の人生を送るため
理想の生活を送るには、どれくらいのお金が必要でしょうか？
- 10万ドル（約1,360万円）
- 1,000万ドル（約13.6億円）
- 10億ドル（約1,360億円）
- 1,000億ドル（約13.6兆円）
最近の研究では、33カ国で約8,000人を対象に、この質問に対する回答を調査し、1万ドルから1,000億ドルまでの選択肢を提示しました。その結果、人びとは想定されているほど贅沢な富を望んでおらず、ほとんどの人が選択肢の中からあまり多くない金額（100万ドルまたは1,000万ドル）を選んだことが判明しました。
この研究結果は、「無限の欲求」という経済学の基本原理、すなわち、人は常にもっと消費したいと思うものであるという、しばしば人間の本質的な特性として混同される考え方に疑問を投げかけるものです。この研究結果は、そうではないことを示唆しており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにとって朗報となるかもしれません。
SURPRISING DISCOVERIES
世界のトリビア
- 日本の水族館にいるペンギンは高級志向だ。ペンギンは、好物のアジの代わりに安価でインフレに強いサバを与えられても満足しないようです。
- あるイタリア人男性が30年かけて集めたペプシ缶は1万2,402個。彼のコレクションは、世界一に認定されました。
- ティーンエイジャーは30分でストレスとの付き合い方を学ぶことができる。30分のオンライントレーニングは、彼らのメンタルヘルスに持続的で強力な効果をもたらすことが判明しました。
- ナガスクジラが先祖代々の故郷に帰ってきた。50年近く続いた捕獲禁止措置が、南極大陸でようやく実を結びつつあります。
- 「米国のストーンヘンジ」と呼ばれたジョージア州のモニュメントは、もはや存在しない。ジョージア・ガイドストーンは、謎の爆発で破損した後、取り壊されました。
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