Daily Brief:アマゾンが挑む、史上最大の「サイバーマンデー」

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What to watch for today

世界で今日起きること

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A banner of the 2019 U.N. Climate Change conference (COP25) is seen hanging at Gran Via street during Black Friday in Madrid, Spain, November 29, 2019. REUTERS/Susana Vera – RC22LD95IXBD
A banner of the 2019 U.N. Climate Change conference (COP25) is seen hanging at Gran Via street during Black Friday in Madrid, Spain, November 29, 2019. REUTERS/Susana Vera – RC22LD95IXBD
  1. マドリードでCOP25。国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議がスペインのマドリードで始まります。各国の代表は、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」の内容をどのように正確に実施するかについて、1週間の交渉を開始します。中でも、他国が削減した排出量を自国の削減目標達成に活用できる仕組み「市場メカニズム」について審議される見通し。これらは、皆さんが思っている以上に論争の的となっています。
  2. ISM製造業景況感指数を発表。米サプライマネジメント協会(ISM)は、製造業に対する調査結果を発表します。多くのエコノミストたちは、米中貿易摩擦が一時停止していることを受けて、やや回復すると見込んでいます。
  3. サイバーマンデーが記録に挑む。多くのアメリカ人が列に並ばずにオンラインショッピングを選んだブラックフライデーに続き、アマゾンを始めとする、アメリカのEC(電子商取引)にとって史上最大の日になるかもしれない。

【今日の夕方は…】

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今日12月1日のPMメール「Next Startups(次なるスタートアップ)」では、アメリカの若者たちにとって必須のトピック「IPA」と、それを活用した最新のプログラミングスクールの今を、重要ニュースとともにお届けします。

While you were sleeping

あなたの就寝中に

  1. 中国でスマホ所有者の顔スキャンが必須に。プライバシーと監視への関心が高まる中、新規にモバイル通信契約をした顧客に顔認証を義務付ける規則が今月からスタート。中国政府は、オンライン上での匿名性に制限を設けようとしています。
  2. 日本で、次世代車技術のベンチャー企業を設立。日曜日に共同通信が報じたこの新会社によって、日産、ルノー、三菱自動車によるアライアンスはより強固なものになります。3社は運営規模などの詳細については、1月末に明かすとしています。
  3. EUが反トラスト法違反でGoogleを調査。ロイター通信によると、EUの欧州委員会は、Googleの親会社アルファベットがどのように、また何のために情報を収集しているのか、調査を進めていると認めました。EUはこの2年で、Googleに80億ユーロ(約9660億円)以上の罰金を課しています。
  4. 北朝鮮が武力で威嚇。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は土曜日、日本の安倍晋三首相が先週の兵器実験について誤認していると指摘。「本当の弾道ミサイルを見る日は、そう遠くないだろう」と警告しました
  5. マルタの首相が辞任を表明。ジョゼフ・ムスカット首相は、政府の腐敗を指摘していた女性ジャーナリストのダフネ・カルアナガリチア氏が殺害された2017年の事件の渦中で、この発表を行いました。政府高官の関与を示唆した実業家は、事件の共犯として土曜日に起訴されています。

【今週の特集】

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日本時間の2日夕方に配信されるQuartz(英語版)の今週の特集は、「Disrupting Dimentia(認知症をディスラプトせよ)」です。長寿化が進む、高齢人口が増えていくなかで、痴呆症をいかにマネジしていくのかは、世界共通の課題。Quartz Japanの購読者は、英語のオリジナル特集もお読みいただけます。

 

Matters of debate

世界のトリビア

  1. 日本は生理バッジで紛糾。大阪市の百貨店「大丸梅田店」が、女性従業員が生理中であることをバッジで意思表示する取り組みを始めましたが、多くの反発の声も寄せられ、実施方法を再検討することになりました。
  2. アウシュビッツのクリスマスオーナメント?ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ博物館は、クリスマスオーナメントや栓抜きを販売するサイトにアウシュビッツの写真が掲載されているのは不適切だとして、Amazonにリストの削除を求めました。
  3. ブラジル大統領がレオナルド・ディカプリオを非難。アマゾン地域の森林火災をめぐり、南米・ブラジルのボルソナロ大統領は、環境保護団体がディカプリオ氏などの富裕層から寄付を集めるために、意図的に火を放ったと非難しています。
  4. 再利用できる買い物袋が問題を悪化させている。厚手の袋を作るためにより多くのプラスチックを必要とし、依然として温室効果ガスを発生させています。スーパーマーケットチェーンでは、これらの再利用可能な買い物袋の売り上げが急増しています。
  5. AI企業は子供たちに耳を傾けるべきだ。彼ら以前のデジタルネイティブ世代のように、「AIネイティブ世代」は、予期せぬ方法でテクノロジーを使い、関連づけています。

(写真:ロイター)