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What to watch for today
世界で今日起きること
Quartz読者の皆さん、おはようございます。次世代のビジネスリーダーに必須のグローバルニュースをお届けします。英語版はこちらから。
- 習近平が近隣諸国の人々をもてなす。中国の習近平国家主席は、日本の安倍晋三首相やムン・ジェイン(文在寅 ) 大統領と会談します。2人は日中韓首脳会談のために訪中しており、北朝鮮の威嚇行動についても議論に上ると見られます。
- 米国が経済指標を公表。商務省は11月の耐久財受注統計を報告する予定ですが、これは製造業部門の健全性を示す重要な指標であり、1.2%の増加が予想されます。新築住宅の販売データも公表します。
- BHPグループが収益を発表。中国の景気減速を受けて、資源大手BHPグループの収益は1990年代初め以来となる最低水準に落ち込みました。次期CEO(最高経営責任者)のマイク・ヘンリー氏は、来年1月1日に就任予定で、鉱山会社にとって最も重要な市場から多角化するという課題に直面することになります。
【今日の夕方は…】
今日12月16日のPMメールは、「Next Startups(次なるスタートアップ)」です。今回は、今や世界的トピックとなった地球温暖化について、ビル・ゲイツが惚れ込み、出資したスタートアップについて紹介します。CO2削減に関する新たなイノベーションの最前線をお楽しみください。
Over the weekend
週末に起きたこと
- 中国は民間企業の負担を楽に。中国政府は、民間企業の資金調達コストを削減する措置を講じるほか、鉄道から石油およびガスに至るまで、いくつもの産業セクターを開放します。近年、多くの企業が、景気の減速の中で資本へのアクセスに苦労しはじめていたのを受けたものです。
- 北朝鮮が主戦論をさらに加速。 国営メディアが「軍事能力の持続的かつ加速的な発展」に焦点を当てた会議につい報じたほか、衛星画像からは長距離核ミサイルの関連した製造工場の拡大が浮かび上がっています。
- 英テスコが中国からのクリスマスカード供給を停止。この動きは、中国で強制労働させられている外国人収監者によって書かれたと思われる、「助けて」と嘆願するカードを見つけた子供に関する報道が引き金になりました。その舞台となった小売り大手のテスコは、カードを撤去し、問題を調査していると述べています。
- NZの半自動式銃禁止令が発効。この法律はクライストチャーチのモスク(イスラム礼拝所)が襲撃され、50人以上が死亡した銃乱射事件から1カ月もたたないうちに可決されました。そして、住民たちが自発的に数万の銃器を回収に出してから、数カ月が経っています。
- ボーイングの新しい宇宙船は少なくとも着陸に成功した。ボーイングが開発した有人宇宙船CST-100スターライナーは、ニューメキシコ州に無事着陸。ISS(国際宇宙ステーション)とのドッキングが中止され、当初予定より早い地球帰還になるなど、アクシデントに見舞われたミッションも、快調に終了しました。
Matters of debate
世界のトリビア
- 海のインターネット国家が陸上へ。海に浮かぶ自治都市として構想された「Seasteading」。海賊行為にうんざりした投資家たちは、開発途上国に準自治都市を設立することを目指しています。
- 香港のデモがモンゴルの高級品市場を支える。中国人観光客がショッピングの代替地を求めている中、Gucci(グッチ)やVersace(ベルサーチ)などがウランバートルに店を構えました。
- インターネットポルノの80%近くはモバイルで閲覧。これは、ウェブトラフィックにおけるモバイルのシェアが停滞しているというトレンドに反するものです。
- 弾劾が「無関係」論争を再燃させた。米下院でジョージア議員が使った“irregardless”という言葉が、論争を呼んでいます。米辞書出版大手のメリアム・ウェブスターは、これは単語であるとの見解を示しました。
(写真:ロイター)